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おとなの(?)読書感想文。 絵本から児童書、時代モノ、how to本、ミステリーetc...。あなたの道標になったら幸いです。
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1年生に向けて読み聞かせ。
3学期もあとわずか、土日ぬかすと彼・彼女ら1年生でいられるのも残りわずかになってしまいました。娘は単純に進級を喜んでいるんだけれども、私としちゃあ複雑な心境です。もっとゆっくりゆっくり大きくなればいいのになぁ、と。さて自分が子どもの頃はと考えるとやっぱり「早く大きくなりたいなあ」とか思ってた気もしますが。6年生や中学生が大きく見えて、高校生はもはや大人に見えてた頃。
とかなんとか感慨深げなこと言っといて、飽きもせず『給食番長』読んじゃったんですが(笑)。

1年生、5年生の読み聞かせとも、ラスト1回です。次は何を読もうかな。息子のクラスは先日読んじゃったのですが、娘のほうは仕組まれたようにラストなので(仕組みましたが)、リクエストにお答えしてあげようかな。

マガジン連載中の新釈・巨人の星『花形』の影響だと思うのですが。
ある日、突然息子が図書館で『巨人の星』を借りてきました。無論、漫画(何でもあるなぁ、図書館)。テレビアニメで何となく見たことあるきりで、原作は読んだことなかったんですが・・・読み始めたら止まらなーーーい。全部で11冊あるところ6冊しか借りてきていなかったので、「何で一度に借りてこないんだ!!」と借りてこさせて(ちょっと自分では恥ずかしいというわがまま)全巻読破。
とうちゃんはいつちゃぶ台をひっくり返すのであろうか・・・とワクワクしてたのですが、ひっくり返さないし、ねえちゃんは花形と結婚しないしと、何か記憶と違うなぁと。おとーさん曰く、新 巨人の星?の方じゃないのとのことでありましたが・・・。
さらに、実は私はラストシーンを知らなかったのですが、あまりにお気の毒な結末に絶句( ̄Д ̄;) 。さすがにプロ野球引退後、解説者になって大活躍!!・・・とか思ってませんでしたけども。目の幅に流れる涙だのギプスだの消える魔球だのと、非現実的ストーリーの中で、最期だけ超現実的ってどういうことだろう。ありゃあ、ないでしょう。「♪行け!行け! 飛雄馬 どんと行け!」って・・・とてもじゃないけどドンと行けねぇっすよ( ̄~ ̄;) 。野球に燃える少年は読まないほうがいいと思う。
・・・しまった、息子野球部じゃん(^-^; ・・・・

巨人の星 (1) (講談社漫画文庫)
梶原 一騎 川崎 のぼる

巨人の星 (1) (講談社漫画文庫)
巨人の星 (2) (講談社漫画文庫) 巨人の星 (3) (講談社漫画文庫) 巨人の星 (4) (講談社漫画文庫) 巨人の星 (5) (講談社漫画文庫) 巨人の星 (6) (講談社漫画文庫)
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・・・さて、先日5日に発売になりましたアジカンのアルバム、『ワールド ワールド ワールド』。Amazonで予約してたんですが、指定日配達だと思ってたら・・・4日に届きました。月曜発売のジャンプも土曜日時点でキオスクや近所のスーパーで売ってますけどもね。そういうもんなんでしょうか。嬉しいけど。
まだ聞き込んでいないので、アレですが・・・第一印象、前作『ファンクラブ』より耳なじみがいいような気がしました。歌詞カードを見るにつけ(聞き取れないことが多い)、プチ世界平和へのメッセージが込められていたり?
Sony Music Onlineでちゅーとはんぱに36時間限定でPVが見れます(いつまでかは知りません)。「或る街の群青」「アフターダーク」もいいですが、「新しい世界」がとても新鮮です。ジャケットを描いてる中村祐介さんのイラストレーションが・・・動きます(つまりアニメーション)。極彩色の世界な上に動きがやったら早いため、ちょっと目が痛くなりますけども。映像作品集も欲しいなぁ。

ワールド ワールド ワールド
ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文

ワールド ワールド ワールド
転がる岩、君に朝が降る 映像作品集4巻 アフターダーク orbital period Philharmonic or die
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「ライブ行きたいなぁ」とぼそりと言ったら、息子に「真面目に働いてるんだしさぁ、ご飯置いてってくれるなら行って来ていいよ」と。
「ご褒美がいただけると言うことでありますか?!」
「いんじゃない」
何気に?はっきり?上から目線ではありましたが、大人になったものだな。オマエ。
でもライブねぇ・・・恥じゅかちくて行かれないよぅ

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またしてもまとめ書き(^_^;)。 

ピンチヒッターで今年度はじめて中学年読み。 
“春から1年生”の子どもらに読み。これはまったく初めての経験。
レギュラーの1年生読み。

 前回、昔話を推奨していたくせに、その舌の根も乾かぬ内に『給食番長』を読む。一応、昔話も用意しておきながらの暴挙。・・・だって読みたかったんだもーん。 

給食番長 (cub label)
よしなが こうたく

給食番長 (cub label)
こびとづかん (cub label) みんなのこびと (cub label) 飼育係長 (cub label わんぱく小学校シリーズ 2) トマトさん (こどものとも傑作集) おならうた
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博多弁訳がついている、表向き『食育本』であります。
中学年に向けては博多弁、新1年の子どもらには標準語、現1年生には博多弁で読んでみました。
わかりやすさを優先と考えると、新1年さんに標準語は正解だったかもしれないけれど・・・これは方言で読んだほうが断然面白い。フツーに読んじゃうと絵にはインパクトがあるのだけど、単なる“食育本”に転落(?)しちゃう。耳だけで聞くとつまらない・・・・・・かも(すみません^^;)。 

・・・以下は私のわがままな意見。
子どもらにはウケるのに、何か読みにくい絵本である。なぜならば方言訳が非常に見づらいこと、各ページで方言訳の設置箇所が右下だったり、左下だったりと一定でない。非常に惜っしい。・・・と、思ったのは私だけじゃないと思う。いっそのこと、本文を博多弁にして、標準語訳をつけたほうがよかったんじゃなかろーか。 
・・・でも、でも、そこかしこにこっそり潜むヘンなキャラクター&動物探しも楽しいし、『給食すごろく』とか『とんとん相撲』(それぞれ表裏表紙を開いたとこにある)とか、「一粒で何度も度おいしい」絵本であります。読んで→キャラ探しなど→給食的トーク(?)といった進め方次第では、この1冊で読み聞かせタイムの15分、十分にもたせられます。

 中学年は本文を読み終わった後、再度ページをめくりながらのヘンキャラ探しに夢中。「ああっ、ぶたが!!」とか「プリンに顔が!!!」とか。 1年生は物語的なこと以上に“絵”を純粋に親しめるようで、読んでる間にも色んな発見をしてました。結構な盛り上がり。
さて、未就学児の皆さんの反応は・・・・・・さぁ^^;。常に先生が何人かいらっしゃるという状態で、しかも私がトップバッター・・・orz。子どもの様子をみてる余裕なんかなかったもんで。

おや、G-tools変わりましたね。よし、もう1冊。

 『ロボットと青い小鳥』
心臓が壊れてしまったロボットと小鳥の友情のおはなし。
たくさん働いて、心臓が壊れてしまったためにゴミとして捨てられたロボット。一体どれほどの時が流れたのか、やがて青い小鳥がロボットの元に現れる。ぽっかり空いた胸に小鳥を入れ、ふたりは太陽の輝く南の国を目指して旅に出ます・・・・・・・。 

ロボットとあおいことり
デイヴィッド・ルーカス なかがわ ちひろ

ロボットとあおいことり
フィアボ―おはなしのすきなまっかなさかな 14ひきのもちつき こやたちのひとりごと 甲子園への遺言―伝説の打撃コーチ高畠導宏の生涯 『求めない』 加島祥造
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娘が借りてきた絵本なんですけれども、適当なんだか、何か自分なりの選択基準があるんだか・・・・・・多分前者だろうけど^^;、娘の選本はハズレたことがなく。「これね とってもいいおはなしなんだよ」と、読ませてもらいました。 ・・・はい、いいおはなしでした(^^)。

金曜、5年生読み聞かせ。

諸事情あって二クラス合同。読書強化月間の今月、テーマを昔話に設定したので・・・・・子どもらの希望により・『ねずみのすもう』を。「知らない」という子もやっぱりいました。そーかぁ・・・。
世の中にある物語のすべてがそうではないけれども、昔話の教訓がモチーフになっていたり、古典のリスペクト作品は実際、数多く存在するわけで。何が役に立つってわけじゃーないけど、“もとのお話”を知っていたら、読書の面白味は増すんじゃないかな、と思います。
今年は渋さと面白さを両立させる私、※シュガー&スパイスな私で行こう・・・とこれはあくまでも希望ですけれども。

3月公開の映画『ライラの冒険』、現在TVで放映中の『鹿男あをによし』の原作本を紹介。『ライラ・・・』については他のクラスで紹介済みでしたけども、合同だったので再度。『鹿男・・・』、22時からのドラマなので、小5で観てる子いるのかなと思ったけれども。結構いました^^;(我が家は録画であります)。「早寝・早起き・朝ごはん」だぜぇ。
『鹿男・・・』は現在進行中のドラマでありますので、あーだこーだ書くのは避けておきます^^;。ただ、ひと言だけいうなら、結構、いい話でした。京都・奈良は修学旅行で訪れたきりですが、また、行きたくなりました。お辞儀をしつつ、しつこく群がってくる鹿達にも会いたくなりました。ラストはちょっとさみしいかな。どんな物語でも最後のページをめくる時にはそう感じてしまうのだけれども。

黄金の羅針盤—ライラの冒険シリーズ〈1〉 黄金の羅針盤—ライラの冒険シリーズ〈1〉
フィリップ・プルマン 大久保 寛 Philip Pullman

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鹿男あをによし 鹿男あをによし
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先日、amazonにて、バイリンガル(?!)な食育絵本『給食番長』(著:よしなが こうた 出版社:長崎出版)とうとう購入。「嫌いなものは残してしまえ!!」という番長の指揮の下、1年2組の給食はお残しばかり。腹に据えかねた給食のオバちゃん達は家出をしてしまいますが・・・。次の読み聞かせではきっと持って行こう。

本日、※マックアドベンチャー帰りに古本屋にて『冷たい校舎の時は止まる』上下(著:辻村深月 出版社:講談社)を購入(マガジンで漫画化されてます)。
「ま、まま・・・これは・・・!!」って、娘が発見。1年生の観察力はすごいなー。タイトルとか覚えてなかったです。ホントは乙一さんとか、浅田次郎さんとか、水木しげるさんとか、『さよなら絶望先生』とか(作者名を覚えてない^^;)、『妖怪のお医者さん』とか(同、作者名を覚えてない^^;)とかとかとかほしい本いっぱいあったのだけど。
でも、よくよく考えてみたら、『冷たい・・・』は娘読めないじゃ~ん^^;。漢字、ルビふってないよ。

※シュガー&スパイス・・・昨日TVでやってた恋愛映画(・・・なんだろうか)。柳●優●くんとか沢●エ●カちゃんファンの方には申し訳ないのですが、い~ら~い~ら~~~しました。「フタマタかよ~(ーー;)」「もたくさすんなぁああ~」とか。シュガー&スパイスというタイトルは気に入った。

※マックアドベンチャー・・・ぷち職業体験。息子、娘が参加。クルーのおねーさん指導のもと、ハッピーセットを子どもが作って試食できるのだ。ビニールエプロンと紙製の被り物・・・ではなかった、サンバイザーがもらえます。ノロウィルスだったかな?の影響で現在は募集停止中。春から受付再開するそうな。

あけましておめでとうございます。

・・・2ヶ月以上、放ったらかしました(^_^;)。

昨年のことから。何だか当たり年(何のだ)だったらしく、忙しかったです。「かーちゃんは頼まれると断れない人だよね・・・(-.-)」と息子が言う様に私の性格もあり。お酒とタバコ代が稼げればいいや~くらいに思っていた仕事も忙しく(=_=)。意外にストイックな私はゲームもネット遊びもしませなんだ(お酒とタバコはその限りではない)。

年末から年始、大晦日(に、やることではないのだが)おとーさんが障子張りの最中に倒れ、初詣にも行かれませんでした。初詣→駄菓子屋(参道にある)でお菓子を買い込むというのがパターンだったので、子どもらぶーぶー。私だって、私だってぇーーー!!! ・・・・・・・来週あたり、行こうかな・・・。初詣(・・・初詣?)
・・・ちなみに障子は張られないまま(スカスカのまま)10日くらい放置されました。ガラス張りの生活。

そんな中、嬉しかったこと。
元旦に友だち、前に住んでいた地区のご近所さん、NINNJYAさんらから年賀状が届きました。ありがとう。
友だちは・・・地元の小学校とか中学校からの長いおつき合いですが、私、もう3年くらい書いてないんじゃないかと思うんだけど(^_^;)、毎年くれる。学生時代には手紙をよくもらいました。返事を書いてると次のがくる(←筆不精という)。ほんといい人達です。
ご近所さん、これまたいい人です。電車で1時間圏内。なのに「その内、遊びに行きます」が叶っていない。すんません。
NINJYAさんは10月?くらいに『元旦に年賀状をお届け!』とかいう企画がありまして。アンケートに答えると抽選で2008人に年賀状がもらえる・・・に当たりました。お年玉抽選には外れましたけども。新年早々、当たりくじ。「今年はもう何もいいことないね、きっと」っておとーさん、あなたからは聞きたくありませんよ(ーー゛)。

お正月は『のだめカンタービレ・スペシャル』があったので、TVを観てるしかなかったおとーさんを言いくるめて、今で出てるとこまでのコミック大人買い(^^)。古本ですけども。値段にばらつきがあったのですが、レジのおにーさん、最低価格でやってくれました。いい人だ~。
小ネタははしょられてるものの、ドラマは漫画にとても忠実であったことが今更に。台詞もほぼ同じ。ほほぅ。画像は出すまでもないんですけども。
のだめカンタービレ(1) のだめカンタービレ(1)
二ノ宮 知子

講談社 2002-01
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さらに『デモナータ』の4幕、BEC(ベック)を読む。相変わらず・・・グロし。残酷なシーンも多々あり、お子様にはオススメできないかも。小学校の図書館には入らないだろうなー^^;。なんか、ホラー映画っぽいです。
今回は魔将ロード・ロスが人間とのチェス勝負にこだわる理由が少しわかります。このお話は著者のダレン氏曰く、「三人の主人公がいる」そう。今作でその三人目が登場しました。
中身それぞれ一冊で完結してるので、『ダレン・シャン』ほど続きは気になりません。
デモナータ 4 BEC(ベック) デモナータ 4 BEC(ベック)
ダレン・シャン 田口 智子 橋本 恵

小学館 2007-01-27
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今年のこと。
新学期は学校で『書初め展』が行われます(廊下に貼り出すだけだけど)。読み聞かせ以外でもしょっちゅう学校をウロついている私ですが、1年生の男の子が
「これなんてよむの?」と、高学年の書いたものを指差しました。

『お正月』

私  「“おしょうがつ”って読むんだよ~」
男の子「フーン・・・いま、おしょうがつだもんね」
私  「???・・・新学期始まっちゃったからさー、もう“おしょうがつ”じゃないんじゃない?」
男の子「?! そうなの?」
私  「そうだよ~」

とは、言ったものの。後日、調べものをしていたら、「お正月」とは本来1月の別名であることが判明。知らなかったぁ~(;-_-;) 。今度から子どもに何か聞かれたら「多分ね」とつけることにしよう・・・。

読み聞かせも今年に入ってから、公開デーふくめ、すでに数回行われましたが、が、忘れちゃったので(^_^;)今日の分から。
今日は1年生の読み聞かせ。『やまなしもぎ』、『まめうしのももいろのはる』を。子どもらはびっくりするほど昔話を知りません。なので、今年は1冊は昔話を入れようかな、と思っておる次第。前回は『ねずみのすもう』(ねずみ年なので)を取り上げましたが、練習してるうちに飽きてきちゃったので。なしの季節じゃー全然ないですが(^_^;)読んじゃいました。

やまなしもぎ (日本傑作絵本シリーズ) やまなしもぎ (日本傑作絵本シリーズ)
平野 直 太田 大八

福音館書店 1977-01
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「病気のお母さんが三人の息子らに“やまなし”が食べたいと言う。まずは長男・太郎が出かけていく。山には老婆がおり、分かれ道に行きあったら笹の声に耳を傾けるよう助言してくれる。さて、分かれ道では「いくなっちゃ がざがさ」「いけっちゃ がさがさ」と笹が太郎に進むべき道を示してくれる。しかし、太郎はすっかり老婆の助言を忘れ、行ってはいけない道に進んでしまう。さらに道々、鳥やふくべ(ひょうたん)が忠告してくれるのだけれどもこれまた耳に入らず、結局、やまなしの木の根元に広がる沼の主に食われてしまう。次男の二郎も同じこと。三男の三郎だけは老婆に親切にしてあげたため、ご褒美に刀をもらい、沼の主を退治する。三郎の活躍により上の兄ふたりも助かり、子どもらが持ってかえったやまなしを食べたおかげで、お母さんの病気はあっという間に治ってしまいましたとさ」
ちゅー、末子成功譚であります。私が子どものころ読んだのは『おばけのはなし』とかいう児童書の中の、怖いおはなしのひとつとして取りあげられていた気がします。確か『やまなし』というタイトルで、もっと簡単に書かれていたと思います。けれどもアホな長男と賢い三男という設定は変わらず。次男は活躍の場がないんだよね・・・。

紹介したい本も色々持ってくので、これがいい、あれがいいと子どもら意見が分かれるのですが、「化け物がでてくるよ~~~、怖いよ~~~」と誘導(^^)。昔話は色々なところから出てますが、今回持っていった絵本の化け物像、かなり不気味でした。太郎が化け物に「げろりっと飲み込まれる」所などはシーン・・・・・・。むふ(^_^)。

まめうしのももいろのはる (わたしのえほん) まめうしのももいろのはる (わたしのえほん)
あきやま ただし

PHP研究所 2007-03-14
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豆粒みたいな牛、『まめうしシリーズ』は相変わらずの人気です。おそらく学校の図書館に入ってないヤツです。5年生にも読んだのだけれども、「おおー、これは読んだことがないぞ」という反応。“う●こ”とか“はな●そ”とか、イイカンジで登場するので、子どもらの心をくすぐるようであります。今回も「春の匂い」を求めて散策中に、お父さん(←当然、牛。普通に大きい)のう●こに遭遇。そのページをめくった途端にどっ、と沸く教室。ははは(^^)。

先生も聞いていらして・・・緊張しましたです。

どういった経緯でか忘れてしまったんですけども。
先月、娘に漫画雑誌を買ってあげたわけです。多分、小学生の女の子が対象の雑誌。付録も何やらたくさんついていて気に入ったご様子でありました。今月もねだられ、同じ雑誌を購入してあげたところ、 
娘「これ、ままがすきそうだよー。よんでみなよー^^」
と、しつこく勧めてくる。気のない返事をしたら、
娘「こわいよー こわい話なんだよー」と。なるほど 。ホラー漫画、でした。わかってるな。娘。
で、ですね。・・・・うむうむうむ・・・・・・・・うむうむうむ・・・・・・結構、面白いかもぉぉぉ。 
長寿の少女向け漫画雑誌なれど、この雑誌、一度も読んだことがありませんでした。ヒジョーに新鮮です。マジ目がデカいです。ひたすら乙女ちっくです。
娘がいなかったら、きっと読むことなかったでしょう。来月も貸してもらおうっと。

 最近まとめ書きしていたので、ちょっとヤル気になってみました。早速、先日の6年生の読み聞かせで読んだ本のことを書いちゃおう(物忘れも激しいし)。
地区の図書館では、毎月なんぞテーマを決めて本をピックアップしてくれているのですが。今月は・・・なんでしょーね? “剣と竜と魔法の世界”といった感じです。王子様、お姫様本がぞろりディスプレイされていました。で、選んだのが・・・『どんでんがえる』。
どんでんがえる どんでんがえる
ルイジ・ダル チン Luigi Dal Cin Francesca Greco

河合楽器製作所・出版事業部 2003-05-01
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その後談とも、パロディとも違った不思議なお話であります。悪い魔女でカエルの姿にさせられた姫君が王子様のキスで開放され・・・といったありがちな話ではなくて、元々、カエル(♀)はカエルだったんですよ。カエル女子の潤んだ(飛び出た?)可愛らしい瞳に王子様が一目惚れ。うっかりキスをしたもんで恋の魔法がカエルを麗しのお姫様に変身させるのです。そんなわけで、池のカエルは一匹、また一匹と去り・・・とうとう池のカエル女子はひとりになってしまいます。私の王子様はいつやってくるのかしら・・・カエル女子はまだ見ぬ王子様を待つのでした。さて、ある日ひとりの王子様が白馬にまたがって現れたのですが、この王子様、たいそう目が悪くていらっしゃったのです。。。。このラストは衝撃(笑)。・・・が、ふたりが幸せそうだったので多分、ハッピーエンドなんでしょう。
予備本に『さとうねずみのケーキ』、『うちのペットはドラゴン』、『はっぴぃさん』、『さようなら ぼくのこりす』を持って行きましたが、長くて短い15分。1冊しか読めませんでした。

 読みが終わって、6年生を担当されている読みのメンバーさん達とお話をしてたら、6年生の社会科では、近代の歴史を学んでいるのだと聞きました。第二次世界大戦のあたりだそうです。その当時の、ある感染症について描かれた絵本を読まれた方がおられ、その絵本の背景であるとか、某医療施設のボランティアの経験などついて伺いました。患者さんに対するむごい仕打ち、そして今なお生き続ける知識のなさからくる差別などなど・・・・・・。
イヤまったく、私はモノを知らないよなぁ、と。また、様々な方とお知り合いになれるのが、この読みボランティアの良さだなぁと改めて。 

夕凪の街桜の国 夕凪の街桜の国
こうの 史代

双葉社 2004-10
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『夕凪の街 桜の国』。同タイトルで映画化されましたね。目立つところにあったので、たまたま図書館から借りてきてたのですが、次回、紹介しようと思います。漫画だからホントに紹介だけなんだけど。映画は観たことないのそちらはわからないのですが、原作(漫画)は3部構成になっています。原爆が落とされてから10年後のヒロシマの街に暮す女性のお話・・・夕凪の街。それから30年後、そして20年後(正確ではありません)。舞台は広島から東京へ。被爆2世といわれる人々のお話・・・桜の国。ドギツイ描写はないのですが、そっと心に染みてくるような作品です。 

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春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫) 春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
米澤 穂信

東京創元社 2004-12-18
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夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫) 夏期限定トロピカルパフェ事件 (創元推理文庫)
米澤 穂信

東京創元社 2006-04-11
売り上げランキング : 12376

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『春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』。
最近、注目している米澤穂信さんのシリーズ本であります。小鳩君と小佐内さんは恋愛関係でもなく、依存関係でもなく互恵関係にある・・・。実はこのふたり、それぞれに他から抜きんでた“能力”を持っています。けれども、ソレをひけらかすことは“自分の首を絞めること”になると経験上知っており、お互いを戒めあっているのです。目指せ! 小市民!! ・・・けれども事件はふたりを放っておいてはくれないのでありました。さらりと読めて、面白い。軽快な探偵小説です。 

↓ややネタバレしてます! 『夏期限定・・・』はミニミニ(小&小)コンビ解消の危機?!的なところで終わってるのですが、ふたりが頑ななまでに“小市民”であろうとする過去が、この2冊では匂わせるだけで明らかになっていないので、恐らく今後『秋期限定・・・』、そして『冬期限定・・・』で明らかになるのでしょう。 

氷菓 (角川スニーカー文庫) 氷菓 (角川スニーカー文庫)
米澤 穂信

角川書店 2001-10
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米澤穂信さんとの出会いは『氷菓』から。上に挙げた作品とは別の、これまたライトな探偵小説です。無駄な動きを嫌い、何ごとにも“省エネ”をよしとする高校生・折木奉太郎君シリーズ。続き物とは知らず、私は図書館の棚に並んでいた順番に・・・『氷菓』→『クドリャフカの順番』→『愚者のエンドロール』という順に読んでしまいました。1冊完結なので特に問題はないのですが、できれば『氷菓』→『愚者のエンドロール』→『クドリャフカの順番』、さらに『遠まわりする雛』の順に読むのが正解です。そして『春期限定・・・』→『夏期限定・・・』でどうぞ^^。
きのうhanananの、トップランナーとかひょっとしたかもー。
それでぐ〜あと勇気も交流すればよかった?
だけど、きょうは、伝承するはずだったの。

*このエントリは、ブログペットの「ギイ」が書きました。

何が?と言いますとコレ。『図書館日記』であります。気がついたら1年経ってました。ひとつの記事の中に絵本も、ミステリーも、児童書も、実用書も・・・何もかも、一緒くたにしちゃったので、カテゴリーがまるで意味を成さず、つまり自分のための覚書としても機能しておらず、その辺かなり後悔してますが(;-_-;) 、今更なので多分このまま。のたりのたりと、時々ちょっとヤル気になって・・・といった具合に、地味ーに続けようと思います(*´▽`*) 。

5年生の読み聞かせ。
『ことりをすきになった山』を読む。内容については前回書いちゃったので省略。体育座りで待つ子どもらには「今日の本は笑いどころはないからね」「長いお話だからね」と前もって告げました。『ことりを~』は淡々と進むお話でございますから。
いつだったか、高学年に向けて、やはりシンミリとした内容の話を読んだとき、読みのお仲間から、「あなたにしては意外な選書ねー」というようなことを言われたことがある。基本、ウケ狙いな私。そのときは確かにちょっと背伸びしすぎの選書だったという自覚があったのでσ( ̄∇ ̄;)、『思いっきり読まれてるなぁ』と。
子どもらも“お笑い”を期待してる?!ような気がして、ちょっとキモチがくじけそうになったが・・・私がいいと思ったからいいのようっ!と読んじゃう。
・・・さて、どんな感想を持ったかな。もともと静かに聞ける子ども達なので、ひょっとしてツマンネーとか思ってるかも。

ところで読み当日は、娘が熱を出し学校お休み(←でも熱ゆえ?やたらハイテンション)。急いで帰宅したら『おはなしの国』を見てました。やってたのは『ごんぎつね』。随分、熱心にテレビにかじりついていましたが、番組が終わって、
「・・・見なければよかったなあ・・・(; _ _ )/」とぽつり。
わかるよー、わかる!! 私も幼き日、母に連れられて『ごんぎつね』の劇を見たことがあり、おんおん泣きながら帰ってきた記憶があります(←しかもそれを母に笑われたのだった)。楽しい話とばかり思って観ていたら・・・・・・あの結末ですよ。子ども心を裏切るまさかの展開。“報いられなかった気持ち”がとても切なく・・・

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秘密屋 赤 秘密屋 赤
清涼院 流水

講談社 2001-04
売り上げランキング : 597185

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薄くて小ぶりな本ながら、ものすごいインパクトがあって・・・借りてみました。都市伝説考(?)本。
「赤」本はその名の通り、表紙・裏表紙、側面、天地、至るところ真っ赤。対となる「白」本というのもあるのですが、こちらは表紙・裏表紙は真っ白、側面、天地が真っ黒なのです。
『口裂け女』『トイレの花子さん』『人面犬』『100キロババア』などなど・・・出所を探ったり、考察があったり。これってお話(フィクション)なんだろうか。それとも著者さんが調べたことなんだろうか。著者さんをこの本で知った私としては、よくワカラナイのでありました。目新しい“都市伝説”の項がなかったのが残念。子どもらビビらせてやったのに~( ̄ー ̄)


Missing〈13〉神降ろしの物語・完結編 (電撃文庫) Missing〈13〉神降ろしの物語・完結編 (電撃文庫)
甲田 学人 翠川 しん

メディアワークス 2005-06
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本は本を呼ぶ。
図書館のHPにYAのオススメ本として以前紹介されていた『Missing』。まるで知りませんでしたが、漫画化されたりと、人気のあるシリーズのようです。ご近所の図書館にはなく、お取り寄せなのでシリーズ中の2作目までですが、読んでみました^^。都市伝説と民俗伝承がミックスされたホラー(オカルトかも?)小説。著者、甲田学人さんのデビュー作、だそうです(・・・残念ながら1巻の画像なし)。
・・・イラストは思い切り可愛らし気だし、登場人物もそれぞれ何やら少女漫画っぽい感じ(その点、ちょっと苦痛(´~`;))。
“神隠し”がテーマの1作目、実は面白いのかツマラナイのかよくわからなかったんですけれども、間に同著者さんの『夜魔』を挟んで(これはオモシロ・・・いや、かなり怖かった)、2冊目は“その世界観”を理解できたためか、何やら面白くなってきました。黒魔術に関しての記述など、どこまでフィクションなのかわからないほど凝ってます。・・・13冊完結。しばらく読む本には困らないや~♪^^

夜魔 夜魔
甲田 学人

メディアワークス 2005-11-10
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ホラーな短編集。『Missing』シリーズの影の仕掛け人(?)&不思議ちゃんのふたりが絡む過去のお話。このお話が刊行されたのはシリーズが完結してからのようですが、もし、これから読もうと思われる方がおられたら、こちらを先に読んだ方が・・・恐らく物語の“そもそも”がわかるのでオススメです(邪道?)。中でもぬいぐるみのクマちゃんにまつわるお話『繕異奇譚 ツクロイキタン』、道路に引っ張られた白線を題材にしたお話『魄線奇譚 ハクセンキタン』が・・・怖いデス。
「子どもと一緒に眠るぬいぐるみは悪夢を食べてくれる、お腹に溜め込んでいる」「大事にされたぬいぐるみほど危ない、綻びは繕わないといけない」(←『繕異奇譚 ツクロイキタン』)って、・・・ひいぃぃいいいー!!! ワタクシ、かれこれ20年以上も手元に置いているぬいぐるみがおりまして。しかもクマだし!! 穴ぽこもあいてるし~~~\\(゜ロ\\)Ξ(//ロ゜)//
さささ早速、綻びを繕わないとイカン!!!と思いました。ゴメンよぅ~~クマちゃん・・・。

・・・未だに怖い夢見て飛び起きる超ビビリ屋のクセに、怖い本がやめられない私でありました。

私は秋と相性がよろしくなーい(秋生まれなのに)。これまでを振り返ってみると、私の人生を揺るがすような事件が起こるのは決まって秋。今年のはトラブルより雑事が多いのだけれども、ひとつひとつが些細なのに多種多様で、身体的にも精神的にもキツい日々。子どもらは子どもらで交互に熱を出し、ゼリーシートがウレまくっている。
土日、レトルトや出来合いで済ませようとすると「手抜き反~~~対ッ!!」を叫ぶオトーサン(=唯一の八つ当たり対象)が、「疲れたの?」と素直にレトルトで済ませてくれたくらい、ヤバイ状態でありました。センチメンタルという秋の乙女病に侵される年では無論ないのだが、涙腺もゆるゆるだし。見て泣き、聞いて泣き、読んで泣く。

ことりをすきになった山 ことりをすきになった山
アリス マクレーラン ゆあさ ふみえ

偕成社 1987-10
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ネットを漂流中に見つけた1冊。とてもとても読みたくなって、図書館を検索したら区内の館、ほぼ全部に入ってるんですが(近隣の図書館にもありました)、どこも貸し出しされておらず、借りられました^^。
どんな話かというとですね・・・荒れ果てた野原にぽつんとそびえる岩山と、旅の途中、たまたまその岩山で羽を休めたことり「ジョイ」の長い長い交流を描いたお話です(絵本だから、ページにしたら短いですけども)。
これまで空や雨、風といった自然しか知らなかった岩山は、未知の生き物であることりの来訪に胸を躍らせ、「ここに いてもらうわけには いかないかね?」と問う。しかし、ことりは生き物ですから、水もなく食べ物もない岩山には住むことはできません。無論、答はNO。けれども、「かならず また きておくれ」と願う岩山に、ことりは「春になって たびにでたら、かならず ここに たちよることにします」と約束をするのです。
ちっぽけな約束は初代のジョイから子どもへ、子どもから孫へ・・・と大事に受け継がれます。誠実なことりと春を待ち焦がれる岩山。図書館で思わず目が潤んじゃって挙動不審。
ラストは読んでる内に、多分、予想できちゃうんだけど・・・でも、「ああ、よかった」と感じるのです。読み応えのある絵本でした。オススメ。

ホームレス中学生 ホームレス中学生
麒麟・田村裕

ワニブックス 2007-08-31
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解説いれるまでもなく・・・麒麟・田村(あえて、敬称は略)の自叙伝。気にはなっていたのだけど、皆がいい!いい!と言うので、逆に触手はのびず(←へそ曲がり)。でも読んじゃったのは、某サイトで中学生の女の子がこの本の感想を書いており、それがとても良かったものだから。
・・・ホント、これはノンフィクションなのかと。壮絶などという言葉で足りるのかどうか。“今どきの中学生は~”と比較するつもりは毛頭なく、“田村三きょうだい”であったからこその物語でありましょう。やわらかな心が周囲からのキモチを動かしたんじゃなかろうかと(しかし、一家解散宣言がされた季節が冬だったら・・・・・・)。
ふと、「ゆずり葉」の詩を思い出しました。多分、小学生のときに習った詩。その詩中の
『世のお父さん、お母さんたちは
 何一つ持ってゆかない。
 みんなお前たちにゆずってゆくために 
 いのちあるもの、よいもの、美しいものを、
 一生懸命に造っています』
という一節。田村きょうだいはそれぞれに、お母さんから“よいもの”を譲られたんだなぁ、と。いくらなんでもお父さん、それはないでしょうよ、とか思ったりもしたのだけど、田村本人と兄姉が赦す(と、いう表現は違うかもしれませんが)のだから、いいのだ、それで。

紗央里ちゃんの家 紗央里ちゃんの家
矢部 嵩

角川書店 2006-11
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書いたと思ってたら書いてなかった?みたいなので。森見登美彦さんのブログ『この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ』で、紹介されていた本です。
夏休み、ぼくとお父さんは毎年の習慣として、従姉妹の紗央里ちゃんの家に遊びに行く。お姉ちゃんは受験生なのでお母さんと留守番。しかし、呼び鈴を押しても誰も出てこない。
やがて出てきたおばさんは血まみれ。家には“オカシナ匂い”が漂っている。紗央里ちゃんは家出したとかで、不在。
やがてぼくは洗濯機の下から干からびた指を見つける。これって誰の指? 風邪をこじらせて死んだ、と聞いてるおばあちゃん? それとも・・・・・・?
冷静にグロい。その冷静さがヒジョーに怖ぁ。

押忍!手芸部―日本一男前な手芸本 押忍!手芸部―日本一男前な手芸本
押忍!手芸部

池田書店 2006-11
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男子のための人生のルール 男子のための人生のルール
玉袋 筋太郎

理論社 2006-12
売り上げランキング : 1240

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その他、『押忍!手芸部』とか『男子のための人生のルール』など、息子のために(・・・と言いつつ自分が楽しむためだったり)借りてきてみたのだが、お役に立てたのかは謎。特に『手芸部』本には勇気をもらえると思うんだが。創作とは何でもアリだな、と(笑)。ま、何はともあれ、男道を極めていただきたいものだと思うは母心(?)。

今日、わかったこと。
近隣の図書館のネット予約数には制限があった。最大20件までだった。そーだったのか。

読み聞かせもまとめ書き。
先日、学校公開デーにて全校・全クラス一斉読み聞かせ。今回も校長先生&副校長先生に読み手としてお出ましいただく。
当日は“聞き手”として校内を徘徊する予定でいた私でありますが、急遽、担当メンバーさんの体調不良にて、ピンチヒッターとして6年生を読むことになりました。6年生は前回、読み聞かせの予定日に悪しくも台風直撃のため中止になっており、心情的には問題ありませんでしたが、高学年に相応しいと思われる本の準備がなくヽ(  ̄д ̄;)ノ。 家の本棚とにらめっこして、『じごくのそうべえ』をチョイス。

じごくのそうべえ―桂米朝・上方落語・地獄八景より (童心社の絵本) じごくのそうべえ―桂米朝・上方落語・地獄八景より (童心社の絵本)
田島 征彦

童心社 1978-01
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・・・しくじりました。

『じごくのそうべえ』シリーズの最新作が学校図書館の新着本で入ったこと、以前、某先生が読み聞かせで採用されてたもんで選んだんですが・・・ムズーーーーーーイ。黙読するにはめちゃ面白いのですが(ちょっとオゲレツ)、声に出して読むと何だかな~~~(先生はお上手でした)。

失敗要素としては・・・
①登場人物が多い。その上、登場人物はほぼ男性であり、さらに閻魔大王、鬼などといった特殊なキャラが出てくること。・・・普通に読んだのでは、誰の台詞だかわからないと思う。
③うおぉ、関西弁。・・・御国ことばというものは聞く分には理解できても(外国語か?!ちゅーくらいのもありますが)、真似するのは容易じゃないです。一文の中にも微妙なイントネーションがぁ。
男性、特に関西ご出身の方に読んでいただいたら面白いんじゃないかなぁ。

6年生ってさ。シラけちゃってる子もいるのだけど(←そういうお年頃)、こちらへの気遣いもあるんでしょう、「お読みください」的な雰囲気が感じられる。
そんな訳でホント、申し訳なく。。。。

オトーサンは娘のクラスで読み聞かせ。


『ともだちや』、『まめうし』の2冊。私は6年生のクラスで冷や汗を流してましたが、オトーサンは「笑い取れたもんねぇ」と天狗っ鼻でした。・・・ニクタラシイ。

ともだちや ともだちや
内田 麟太郎

偕成社 1998-01
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「1時間100円であなたのオトモダチになります」
私の、“初めての読み聞かせ”で読んだ思い深き絵本であります。ホントの“ともだち”ってなんだろう。シリーズになってます^^。


★    ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★  ★
      
昨日、1年生の読み聞かせ。10月なのでハロウィーン本を紹介。

「ハロウィーンって何か知ってる?」という問いかけに、「ヘンソウしておかしもらうのー」と返ってきました。デパートなんかの売り場も年々賑やかになってますし、子ども向けの英語教室なぞでは、盛大にハロウィーン行事をやったりもしますから。世紀末・新世紀に生まれた子ども達とって、クリスマスやバレンタインデー並に当たり前のイベントなのかもしれません。・・・それにしても日本の行事ってなんか地味だ(´~`;)。例えばそーね、七夕の飾りにお菓子をぶら下げてみるとか・・・どうだろうね・・・(゜゜()☆○=(-"-)・・・・・・イヤ、冗談です。

ハロウィンナー ハロウィンナー
デーヴ・ピルキー かねはら みずひと デイブ・ピルキー

アスラン書房 1998-10
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で、前に挙げたかもしれない『ハロウィンナー』。
うんと長い胴と短い足のせいでオスカーは皆の笑われもの。あだ名は“ウィンナー”。ママまで(しかし愛を込めて)“ウィンナー”と呼ぶんです。
今夜はハロウィーン。怖いお化けの格好をして、家々にお菓子をもらいに行きます。さて、オスカーのママが彼のために用意してくれたのは巨大な“ホットドッグ”の衣装。このママの発想、実にナイスでありますが、子ども的には「ひどいよ、かーちゃーん」ってとこ。衣装が邪魔して上手に歩けず、お菓子にありつくことができず、トボトボ歩いておりますと、彼を一躍ヒーローにする出来事が・・・。

2冊目。ハロウィン本じゃないのですが、お化けつながりで『こんばんは おばけです』
こんばんはおばけです こんばんはおばけです
さとう まきこ 岡本 颯子

教育画劇 1986-07
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優くて遊ぶのが大好きなお化けちゃんが出てくるお話。「早く寝ないとおばけよりもっと怖いものがくるわよ」とママの台詞を受けて、魔女や怪獣、妖怪まで現れて・・・。

・・・当日は学校行事があり、子ども達に行動を促す校内放送が入ったため、読み聞かせ、やむなく打ち切り。これからいよいよ面白くなるところだったので、子ども達も名残惜しそう。わざわざ前に来てラストを確かめる子どももいたり。申し訳ないことでした。

帰り際、「せんせーは おはなしをよむ せんせーなの(^―^)?」とフレンドリーに聞いてくる子が。1年生くらいだと大人は全部、先生に見えるようです(*^m^*) 。
オバちゃんはねー先生じゃないよー、そこらのオバちゃんだよー^^

以下、いつ書いたんだかわからないもの( ̄~ ̄;)。多分9月中頃。

暑いんだか涼しいんだかわからーん、というこの季節、毎年必ず風邪を引いている。ウィルスを持ってきたのは多分、娘で鼻をズルズルさせてるなーと思ったら、翌日には咳をし始め、私→息子→オトーサンの順番にバタバタ倒れた。読む本だけはたくさんあったので、退屈はしなかったけれども、面倒くさくて感想を残すまでに至らず。でも、覚えてるうちにまとめ書き。

『レヴォリューションno.3』
レヴォリューションNo.3 レヴォリューションNo.3
金城 一紀

講談社 2001-09-30
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高校生特有の(?)どーしようもない、でも眩しいようなアホっぽさ、思い込みの激しさ、手前勝手、青臭さ、ナルシズムetc・・・。
そして人種差別とか、ゆるやかな友人の死とか。このお話は底抜けに明るくて、哀しくて、なんか非現実的なのにリアルだ。私がぬるま湯なだけかもしれない。
著者の金城一紀さんが在日の韓国人だと知ったのは、この本の終わりの作者紹介ページを見てから。
なるほど『GO』の原作者もこの人だったか。


やっとこ順番がやってきた、『図書館戦争』・『図書館内乱』。
図書館戦争 図書館戦争
有川 浩

メディアワークス 2006-02
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ありとあらゆるメディアを取り締まる権限を持つ“メディア良化委員会”VSあくまでも図書の自由を守ろうとする図書館&防衛組織である“図書隊”。タイトル通り、本をめぐって、互いに反目しあい、長きに渡り抗争を繰り返しております。
軍隊さながらの(・・・といってもこんな感じかな、という程度)図書隊の訓練&戦闘、ひとクセもふたクセもある図書隊の仲間との交流、反発・・・などなど、勢いありまくりの『図書館戦争』。主人公・笠原郁(♀)が図書隊を目指すきっかけとなった事件、過去回想のあたりから、どんどん面白く^^。
両親、上官、ルームメイトなど、郁の身近な人間にスポットが当たるシリーズ2作目『図書館内乱』。脇と思っていた登場人物の話がメインなので、グイグイ引き込まれた前作と比べると落ち着いた感じ。『戦争』→『内乱』の順番で読まないとナンノコッチャ、ということになるかも知れません(順番に届いてよかった・・・)。
どちらもタイトルからはめちゃくちゃ硬派~な印象を受けますが(しかも厚めです)、予想外の軽いノリで一気に読めちゃいました。恋愛小説っぽい(ラブコメっぽい?)匂いも・・・クンクン。次の『図書館危機』も楽しみ^^。

・・・ところで。『図書館シリーズ』では良化委員会=悪役ですけれども、家庭内では、オカーサンはメディア良化委員会でなければなりません。公共図書館で借りてきた本は全て検閲(私も読みたいしー)。また、夜9時台のドラマや映画もまた。一家団らんの席で、何となく観てた映画の主人公とヒロインがいきなり抱擁して、ほにゃらら~とか。非常に気まずいしね・・・。

富士山の大研究―知れば知るほどおもしろい日本一高い山 (PHPノンフィクション) 富士山の大研究―知れば知るほどおもしろい日本一高い山 (PHPノンフィクション)
江藤 初生

PHP研究所 2004-10
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夏休みの家族旅行で山梨に行きまして。樹海ツアーなるものに参加いたしました。ネイチャーガイドさんの案内で樹海の中を歩きます。ほんの小一時間でしたけれども、日本国内にも知らない事・知りたいこと・見るべきところは山ほどあるなーと思いました。大人になってからの方が勉強って面白いなー・・・ってコレ子ども向けの本じゃん!! でも、解りやすくって、カタくなりはじめたオバサンの頭にはよい勉強になります。

『ミミズクと夜の王』
ミミズクと夜の王 (電撃文庫 こ 10-1) ミミズクと夜の王 (電撃文庫 こ 10-1)
紅玉 いづき

メディアワークス 2007-02
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YA(ヤング・アダルト)の棚から。なんなく借りた1冊。
よかったんだなーーーこれが。“大人のためのお伽話”。
物語の出だしは何だかよく解らなかったのが正直なところ。世間の評価が賛否両論なのはこの辺が原因だろうと思われる(←これは後日調べたこと)。
しかし、“ミミズク”の過去が明らかになるところから、お話が見えてくる。だから我慢して読んでいただきたいのだ。

↓以下、粗筋と言うより、かなりネタバレ。

奴隷として家畜以下の扱いを受けていた少女ミミズク。“死”を求めて彷徨いこんだのは、魔物が犇く森。魔物達を統べる魔王の許しを得、やたらと親身になってくれる魔物に擁護されながら人界では得られなかった穏やかな日々を送ります。
しかし、森に迷い込んだ狩人(だったかな?)を助けたことから、「魔物に捕らわれた女の子がいる」との噂が王都に広がり、王の命を受けた聖騎士が魔王討伐に駆り出される。王様は下心(後に親心と知れるのだが)満々、剣を振るうこと=命を奪うことだと解っている心清き聖騎士は迷いながらも王命に従う。
魔王は捕らえられ、ミミズクは魔物の森から“救出”される。魔王の魔力により、過去の一切の記憶の全てを封印されて・・・。騎士夫婦から愛され、人間としての感情を取り戻していくミミズク。でも、何か大切なことを忘れているような気がしてたまらない・・・。
これ以上はナイショ。
赤ん坊は、ホントは皆母親の胎内にいたときの記憶を持っているのだけれども、成長する毎にその記憶を失っていく、忘れてしまうんだって。

このお話、一応ハッピーエンドと言うことになるのでしょうが・・・・・・。
永遠に近い命を持つ魔王と人間。死がふたりを別つことのないようにと、そう願わずにはいられない。


10月追記。
どーでもいい話なんですが。
↑の私の記述、「死がふたりを・・・・」云々、書いたとき、清水玲子さんの漫画が思い浮かんでまして。ヒューマノイドと人間の恋バナ。Wikipediaで検索したら、『メタルと花嫁』(白泉社 LaLa掲載)のようでした。掲載は20年以上前(ビックリ)。ヒューマノイドの男の子(ジャック)が恋人(エル♀)の墓前で祈りを捧げてるってラストシーンだったような。ロボット、しかし人間の心をもったヒューマノイドと人間の叶わぬ恋。人の方が先に死んでしまうのです。・・・その切なさに当時、ぼろぼろ泣いてました。
・・・2007年現在(つーか、ついさっき)、その話が以後“「ジャック&エレナ」というシリーズ”として、発展してましてん(本誌、ずっと読んでたのに気がつかなかった・・・)

ジャック→エル。叶わぬまでも一途な愛を永遠に捧げたのだと思っていたのに。
20年前の乙女は(←私だ)・・・ちょっと・・・すごくがっかりした。。。ばかばかー

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