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おとなの(?)読書感想文。 絵本から児童書、時代モノ、how to本、ミステリーetc...。あなたの道標になったら幸いです。
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 6年生の読み聞かせ。  
冬の本、クリスマスを扱った本はたくさんあれど、“高学年向き”なものと思うと中々選びがたく…。今日は図書館から借りてあった本ではなくて、我が家の本棚から『急行北極号』『てぶくろ買いに』の2冊と、ちょっと思うところあって幼い子向けの『まいごのペンギン』をセレクト。さらに …音読にはまるで向かない『サンタのおばさん』(←このブログのどこぞに前出)も捨てがたく、あらすじだけでも、と思い持参。
結局、いつも重たいマイ・バッグ^^; 。

まいごのペンギン

まいごのペンギン
オリヴァー ジェファーズ Oliver Jeffers 三辺 律子

ソニーマガジンズ 2005-12
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サンタのおばさん サンタのおばさん
東野 圭吾 杉田 比呂美

文藝春秋 2001-11
売り上げランキング : 129124

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 今日は3、4時間目を使ってのマラソン大会であり、さぞ、子どもらも落ちつかぬことだろうと思っていましたが、さすが高学年ともなると平静。…が、何かイベント事が控えているときは何となく集中力にかける、長いものは好まれない気がします。いつものように希望をとると…予想通り『まいごのペンギン』に。 読むところも少なく短いお話です。男の子とペンギンのほのぼの友情ストーリー(ペンギンちゃんが実に可愛らしいのだ)。和やかムードで読むことが出来ました。 
 読みきかせの時間は15分間。当然、時間がかなり余るので、『サンタのおばさん』のあらすじを説明。また、所々をピックアップして読んでみました。 例えばサンタ会議に集まる様々な国々のサンタ達の特徴、「オーストラリアのサンタはアロハシャツにサーフボードでプレゼントを配る」とか、「アフリカのサンタはサンタカラーである赤い色はライオンを刺激するため、緑色の服を着ることが許可されている」等など。
「その本、面白そ~」という声、多数。
…サンタ達が議論する場面など、どこの国のサンタの台詞だか、耳で聞いてると多分わからなくなってしまうので、読み聞かせには向かないっつーか、無理!な本ですが、ヒジョーに惜しい(ウケちゃったし余計にそう思うのであった)。是非、自分で借りてきて読みたまえ、だなあ…。  

 さて、本日は上の3冊のほか、絵本、その他を何冊か。

急行「北極号」 急行「北極号」
クリス・ヴァン・オールズバーグ 村上 春樹

あすなろ書房 2003-11-10
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 一昨年だったかな、映画が公開された『ポーラー・エクスプレス』の原作。クリスマスの不思議。幻想的な挿絵が素晴らしい。クリスマス・イブ、サンタを信じる子どもの元にやってくる、急行列車。列車は子ども達を乗せて北極点、サンタの国を目指します。その年のクリスマスに渡される一番目のプレゼントは、なんとサンタクロースから直々にに受け取ることが出来るのですが・・・。
 この本を手に取る人は、きっといつまでも主人公の“僕”のようでありたいと思うはず^^。

聖なる夜に―A SMALL MIRACLE 聖なる夜に―A SMALL MIRACLE
ピーター コリントン Peter Collington

BL出版 2000-11
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 台詞は一切ありません。なので、これまた読みきかせには向きませんが^^;、『賢者の贈り物』同様、クリスマスの本当の意味と言いますか、クリスマスの精神ついて知ることのできる、清らかな絵本です。
 町に立ち、アコーディオンで歌を歌い、日々の糧を得る貧しいおばあさん。今日はクリスマス・イブですが誰もおばあさんの演奏に足をとめてくれる人はありません。そして・・・おばあさんは愛器を質に入れるのです(この辺、クリスマスがクリスチャンの人々にとって特別な日なのだとうかがい知ることができますね)。
ところが、引ったくりに遭い、その大事なお金を奪われてしまいます。追いかけていくと、その悪者は教会の寄付金(募金?)にまで手をつけようとしているではありませんか! 自らの危険を顧みず、必死で教会のお金を守り抜き、荒らされた教会を丁寧に元通りにするおばあさん・・・。
 善い行いは善い行いがかえってくる・・・おばあさんに素晴らしい奇跡が起こります。

ミトン ミトン
ジャンナ・ジー ヴィッテンゾン Janna Z Vittenzon Leonid Shvartsman

河出書房新社 2003-09
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  アーニャは犬が大好き。お友達の家の犬が仔犬を産み、早速、連れて帰りますが、ママは飼うことを許してくれません・・・。そこで自分の赤い手袋を小さな仔犬に見立てて、遊んでいると・・・あら不思議!! 
 ・・・見立て遊びをするアーニャがとてもいじらしいのです。子どもの頃、仔犬やら仔猫やらを拾って、「元の場所に返してきなさい!!」なんて、おかーさんに叱られた記憶のある人は、きっと、もっと、アーニャの気持ちがわかるんじゃないかなあ。ハッピー・エンドです。とってもキュートな絵本^^。

さむがりやのサンタ さむがりやのサンタ
レイモンド・ブリッグズ すがはら ひろくに

福音館書店 1974-10
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 寒がりやの(ついでにちょっと怒りっぽいかも)サンタクロースのクリスマスの1日を描いたこの絵本、 長年愛されてきたこの絵本にはもはや説明不要かなあ、と思いつつ。
 コマ割がされており漫画みたいな感覚の絵本ですが、それだけに情報が豊富で、それなのに細部まできっちりと描かれています。サンタさんにも食事をしたり、お風呂に入ったりといごく普通の日常があって、さらには従兄弟などからクリスマスプレゼントが届いたり・・・なんてのも面白いです。
 この絵本のサンタクロースときたら、もうこの人しかいない!!っていうくらいよく出来たサンタクロース(なんのこっちゃ)。私も幼稚園時代から持ち歩いている大好きな本の1冊です^^。

 

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もうじき、クリスマスですね・・・
「サンタさんが見てるよ!!」というのが、私の、期間限定、子どもらへの脅し文句であります。
まだまだ無垢なる園児さんの娘は勿論、“サンタクロースはトーチャン・カーチャンであろう”とウスウス・・・いや、ホントは察している息子に対してすら、効果は絶大。
頼んでもないのにお手伝いなんかを始めちゃったりするのだ。
「サンタポイントが大幅UPしたんじゃない?!」
などと、耳元で囁くと、もっと張り切ってくれたり・・・ね。

そして、すかさず、
「今年はサンタさんに何をお願いするのかな?」
と、リサーチ。トンデモナイものをねだられても、予算の都合もございますので。
「オレ、今年はサンタさんに○○っていう、釣竿をお願いするんだぁ」
「わたしねー、○×:@△★※~!」
さすがに、小賢しい息子は具体的な商品名を挙げて希望を言ってくる。娘のは・・・まるでわからないので^^;、急ぎ、一緒に考えてあげなくては。
こうしたこともXデーに向けて、“ミセス・サンタ”の重要な役割のひとつなのです。

さて、今日は“ミセス・サンタ”について書かれた本、またオススメしたい本を。


サンタのおばさん

著:東野 圭吾
出版社:文藝春秋

 

今は『手紙』の東野さんの、大人向けの“童話”(子どもはダメっていうのじゃありませんが)。
クリスマス間近。各国のサンタクロースが集まって恒例の会議が開かれます。様々な人種のサンタ達の姿は、まさにイッツ・ア・スモール・ワールド。
さて、会議において今年はアメリカのサンタクロースが引退するため、後任を選ぶという重大な議題がありました。・・・なんと! サンタを引き継ぐべくやってきたのは女性。彼女の推薦人は息子のトミー。
「女がサンタなんてありえない!」と、大揺れに揺れる会議場。
さて、彼女は無事にサンタクロースになれるのでしょうか・・・?!^^

日本のサンタが、他の国のサンタに「日本の子どもらにはゲーム機を配ればいいからラクでいいねぇ」みたいに
言われる場面があり・・・その年にゲームを贈ってしまったミセス・サンタはちょっと耳が痛いのでした^^;。
今、本屋さんでは扱っていない(?)ようなので、図書館で是非。

クリスマス・ラブ 七つの物語

文:レオ・ブスカーリア 絵:トム・ニューサム
訳:倉橋 由美子
出版社:宝島社; 新装版


『葉っぱのフレディ』の著者による、クリスマスという特別な日の、七つの優しい思い出。
“それぞれの値打ちにあったもの”を贈るクリスマスの天使、
ユダヤ人のラビ一家とのあたたかな交流、
子ども達のクリスマス劇・・・
愛情に満ち満ちた素敵なお話です。イラストも美しいのです。

ミセス・サンタはおおいそがし

著:ベニー・アイブス
出版社:文溪堂



残念、イメージがありませんでした。これは絵本です。
子どものために借りてきてあったので、ご紹介^^。
クリスマスを間近に控えたある日、サンタとトナカイが病気に・・・! 赤いぽつぽつって、麻疹とかですかね。
配るオモチャはまだ制作途中だし、続々と世界中の子ども達からお願いのお手紙がやってきます。
どうする、ミセス・サンタ?! 

子どもらの願いを叶えてあげるため、彼女は頑張っちゃうのです。


今日は地域運動会がありました。
私は残念ながら風邪ひきのため、自宅で留守番でしたが、子どもらとおとーさんは参加してきました。
学校の運動会と違って地域の運動会のいいところは、勝ち負けがテキトーってことでしょう。
何着でも等しい参加賞がもらえるしね。お菓子とか、ボールペンとか、小さな巾着とか、マグネットとか・・・些細なものだけど、子どもらは大喜びです。よかったね。

私の記憶の中で、ただひとつ、忘れられない運動会があります。それは中学2年生のときの運動会。
上級生のクラスに双子の兄弟がいたのだけど、どこの学校も多分そうであるように、クラスは別、紅白の組み分けも別でした。確か二人揃って陸上部で・・・足、速かったんでしょうね、両方が運動会の花形、リレーの選手に選出されて。しかもアンカー。一発逆転もありうるわけで、これは盛り上がらないはずはありません。
追いつ追われつ、抜きつ抜かれつ・・・ゴール前の数メートルに横一列に並んだふたりは、なんと、手を繋いでゴール! 同着1位でした。
ふたつの笑顔と割れんばかりの歓声と。

その年は赤が勝ったのか、白が勝ったのか・・・・・・覚えてないんだよな^^;
さて、今日は運動会絡みの本を2冊ばかり。



びりのきもち

作:阪田 寛夫
絵:和田 誠
出版社: 童話館出版

 
17編からなる詩に絵がついています。どれも子どもの色んな気持ちを表現した詩なのですが(『おとなマーチ』なんか、すごく的を得ていると思います)、表題作の「びりのきもち」は運動会の徒競走の詩。足の遅い子、びりになちゃった子の気持ち。
運動の得意な子はテープを切れなかった子らの気持ち、わかって欲しい。1等賞!の誇らしい気持ちも忘れずに。びりになっちゃった子はめげないで欲しい。キミの価値はそんなことでは決まらないよ。・・・と、かつて小学生だったオバちゃんは思うのでありました。

『サッちゃん』、『おなかのへるうた』などお馴染みのうたも出てきます。詩として読むと歌とは何だか違った感じがします。

さつまのおいも

作:中川 ひろたか
絵:村上康成
出版社:童心社



この季節、幼稚園や保育園では“芋掘り遠足”なんかがあったりしますよね。
さてさて、地下世界では園児達の芋掘り=“Xデー”に備えて、お芋さん達はトレーニングに余念がありません。
(・・・ご飯を食べてたり、お風呂に入ったりもしています。意外と人間クサイです)
お芋VS子どもの、地上と地下の壮絶な?綱引き大会はお芋さん達の負けだけど・・・…?

西郷さんを意識?!のお芋の父さんの「おいどん」口調、子どもらには新鮮かも^^。

バレンタイン・デーにホワイト・デー、クリスマス。
日本人は西洋のお祭りが大好きなのだ(無論、私も含めて)。
もうすぐハロウィンですね。・・・と、言うわけで街中、オレンジ色のかぼちゃ、カボチャ・・・Jack-o'‐Lanternだらけ。さて、どんな意味があるのかね、と思って調べてみたらば、
『堕落した人生を送った男が、死後の世界に立ち入りを拒まれ、彷徨っている姿』なんだってさ(Wikipediaより)。

・・・しかし何もカボチャじゃなくってもねぇ^^;。


本日はハロウィンにちなんで、魔法や魔女の本を思いついただけ、あれやこれや。



 

ハロウィンナー

著:デーヴ・ピルキー、
訳:かねはら みずひと
出版社:アスラン書房

ダックスフント(?)のオスカーは、胴長の身体や短い手足から「ウィンナー」などという“不名誉な”あだ名をつけられ、友達にいつもからかわれています。
さて、今夜はハロウィン。子どもらはオバケやヒーローetc・・・思い思いの衣装に身を包み、「トリック オア トリート」と、街を練り歩き、お菓子をもらうのです。
そんな素敵な晩、オスカーのママが、彼のために用意してくれた仮装の衣装は・・・な、なんとホットドッグの衣装(もちろん“具”はオスカー)! 私的にはイケてると思うんですけどね~。
お菓子ももらえず、ハロウィンをエンジョイできないオスカーでしたが・・・一躍ヒーローになってしまう、大逆転が!!

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