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おとなの(?)読書感想文。 絵本から児童書、時代モノ、how to本、ミステリーetc...。あなたの道標になったら幸いです。
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あー・・・終わってしまった夏休み。小中学生の学力低下がどーたら、実は既に新学期は始まってるのだ。・・・夏休みを5日ばかり削ったところで、子どもらはオリコウさんになれるんだろうか。。。

さて、本日は夏の思い出・・・家族旅行について語っちゃうのだ。

夏休み終盤の某日。山梨県・河口湖周辺へ2泊3日の旅。・・・毎年のことながら、我が家の旅行はかなり適当。今年は楽●トラベルで「近場で」「プールがあって」「遊園地があって」etc・・・と、好き勝手を言う家族の希望で検索をかけたら河口湖だった、と言う次第。

旅は電車で行かねばならないのよっ!という信念の元、「車で行ったらラクだよ~」というオトーサンの意見は無視する。・・・が、乗換えがやったら多くてすぐ後悔。荷物多いし。特に息子は元々、乗り物酔いしやすいところ、前日が合宿というハードスケジュールでお疲れらしく早々にダウン。

朝マック食べて、ジャンプも読み終わった頃。2時間ほど経った頃、ようやく車窓に富士Q、そして富士山が見えてくる。
・・・おお、すごいなー富士山っ!!!(幼稚な感想^^;)
樹海から立ち上る・・・水蒸気?なのでしょうか、靄が立ち込めて、まるで山を守っているかのよう。海あり山あり県で育った私としては、小学校の遠足といったら登山オンリー。山なんぞ見慣れているのに、明らかに“別格”オーラが漂ってる。そりゃあ世界レベルで見たらば低い山だろうけどさ。

akafuji.jpg

写真は北斎の『富岳三十六景』“凱風快晴”・・・・・・のハンカチ(笑)。私の部屋の壁に張ってあります。600円ナリ。窓っぽくていい感じ。飽きたらお弁当ナプキンにする。

1日目。
天上山ロープウェイ&遊覧船。
山頂から富士山と湖を眺め、湖上から富士山を眺める。

天上山って『かちかち山』の舞台なのです。頂上は展望台、そこここに狸やウサギの人形が置かれていており、撮影スポットになってました。・・・でも、皆さんご存知のソレではなく、太宰治が著作『お伽草子』の中でアレンジした『かちかち山』の舞台ってことのようです(物語の原型は江戸時代、既に存在)。
背中に火のついた狸が転がり落ちたのが天上山の崖っぷちであり、泥の船で漕ぎ出したのが河口湖。また、狸は37歳のエロオヤジであり、ウサギは16歳の可憐で残酷な乙女ってという設定であります。青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で読めるのでぜひどうぞ。

山頂の売店では『かちかち山』の絵本が販売されていました。長新太さんが挿絵を描かれてるのと、ささめや ゆきさんのがあり、娘に長新太さんの方を購入。
さて、このお話は様々なバージョンが出ております。お婆さんは怪我をしただけという甘口タイプ。狸が“狸汁”と偽って“婆汁”を喰わせた上、さらには「やーい、流しの下(縁の下?)の骨を見ろ~」とかなんとか、捨て台詞を残して逃げてくっていう猟奇な激辛タイプもある。今回購入したのは中辛程度ってところ。お婆さんを殴り殺して逃走する際、「ばばあ汁でもこしらえろ~」とお爺さんをコケにしていたけども。婆さん、美味しく食べられてませんから。
いずれにせよ、ウサギが“婆さんの仇”と称して狸に執拗な報復をするのは変わらず。でも、狸だって狸汁にされかかったわけだしさぁ・・・。何も殺さなくたって。個人的な恨みでもあったんでしょうか・・・^^;。ウサギもホントは結構、悪党だったりして。

9afe4d19.JPG

写真はロープウェイからの景色。
ところで、天上山の展望台から望む富士山に拍手を打ち、神妙な顔で手を合わせているおじーちゃんがおられました。
「天国に一番近い山だもんねー^^」(←連れのご家族の台詞)。・・・・・・うっかり、吹きだしてしまった。ココまで来れたんだから、お宅のおじーちゃんはまだまだダイジョブと思いますんで^^;。おじーちゃんお達者でね。

富士山の眺望を満喫した後は“クラフト工房”にて、オトーサン&子どもらは皿の絵付け体験、私は銀細工体験。
・・・ウーム。段取りが細かくあり、センセイに半ば作っていただいているような感じ。美麗な作品を作りに来ているわけではないので、もっとテキトーにやれた方がよかったなぁ。面白かったけどさ。

ホテルまでぷらぷらと歩くうち、休憩で立ち寄った“ほうとう屋敷”、ヒジョーに面白い店でした。ご当地名物のほうとうを食べさせる飲食店なんですが・・・なんですが・・・
ドラゴンフィッシュが泳いでたり、蝶の標本があったり、リムジンがあったり、ワケワカラン像が置いてあったり、ハンマープライスで落札したお宝(?)なぞがこれみよがしに置かれてるわけですよ。ほうとう屋なのに肝心のほうとうはついでっぽい・・・って。我々の注文もほうとうじゃなくて、クリームソーダ×3と地ビール×1だけであったのだが。
後日、HPがあるのを発見した。http://www.misakaji.co.jp/
また、行くことがあったら、ココで食べよ^m^。

fujiyama.JPG5時頃ホテル着。河口湖沿いに建ったホテルからは、眼下に河口湖、前方には富士山が見える。露天風呂からも同様の景色が望めちゃうのだ^^。
夕食。季節の和食膳。私的には甲州ワインと食前酒が付くだけでブラボーだったのだが、事前の口コミ情報調査に偽りなく、食べきれないほどの料理が次から次へ。タッパーがあれば・・・とか今日は言わずにおこう。。。

出掛けに『トランスフォーマー』をオトーサンから借りていたのだが、読む余裕はなく。風呂上りにビール飲んだら・・・1本しか飲んでないのに!ほんの数ページ読んだだけで眠くなってしまった。このまま朝まで安らかに就寝・・・のはずだったのだが、なぜか夜中、目が開く。色んな怪談話を思い出して、さらに目が冴えちゃったりして。。。わーん。

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