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おとなの(?)読書感想文。 絵本から児童書、時代モノ、how to本、ミステリーetc...。あなたの道標になったら幸いです。
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どういった経緯でか忘れてしまったんですけども。
先月、娘に漫画雑誌を買ってあげたわけです。多分、小学生の女の子が対象の雑誌。付録も何やらたくさんついていて気に入ったご様子でありました。今月もねだられ、同じ雑誌を購入してあげたところ、 
娘「これ、ままがすきそうだよー。よんでみなよー^^」
と、しつこく勧めてくる。気のない返事をしたら、
娘「こわいよー こわい話なんだよー」と。なるほど 。ホラー漫画、でした。わかってるな。娘。
で、ですね。・・・・うむうむうむ・・・・・・・・うむうむうむ・・・・・・結構、面白いかもぉぉぉ。 
長寿の少女向け漫画雑誌なれど、この雑誌、一度も読んだことがありませんでした。ヒジョーに新鮮です。マジ目がデカいです。ひたすら乙女ちっくです。
娘がいなかったら、きっと読むことなかったでしょう。来月も貸してもらおうっと。

 最近まとめ書きしていたので、ちょっとヤル気になってみました。早速、先日の6年生の読み聞かせで読んだ本のことを書いちゃおう(物忘れも激しいし)。
地区の図書館では、毎月なんぞテーマを決めて本をピックアップしてくれているのですが。今月は・・・なんでしょーね? “剣と竜と魔法の世界”といった感じです。王子様、お姫様本がぞろりディスプレイされていました。で、選んだのが・・・『どんでんがえる』。
どんでんがえる どんでんがえる
ルイジ・ダル チン Luigi Dal Cin Francesca Greco

河合楽器製作所・出版事業部 2003-05-01
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その後談とも、パロディとも違った不思議なお話であります。悪い魔女でカエルの姿にさせられた姫君が王子様のキスで開放され・・・といったありがちな話ではなくて、元々、カエル(♀)はカエルだったんですよ。カエル女子の潤んだ(飛び出た?)可愛らしい瞳に王子様が一目惚れ。うっかりキスをしたもんで恋の魔法がカエルを麗しのお姫様に変身させるのです。そんなわけで、池のカエルは一匹、また一匹と去り・・・とうとう池のカエル女子はひとりになってしまいます。私の王子様はいつやってくるのかしら・・・カエル女子はまだ見ぬ王子様を待つのでした。さて、ある日ひとりの王子様が白馬にまたがって現れたのですが、この王子様、たいそう目が悪くていらっしゃったのです。。。。このラストは衝撃(笑)。・・・が、ふたりが幸せそうだったので多分、ハッピーエンドなんでしょう。
予備本に『さとうねずみのケーキ』、『うちのペットはドラゴン』、『はっぴぃさん』、『さようなら ぼくのこりす』を持って行きましたが、長くて短い15分。1冊しか読めませんでした。

 読みが終わって、6年生を担当されている読みのメンバーさん達とお話をしてたら、6年生の社会科では、近代の歴史を学んでいるのだと聞きました。第二次世界大戦のあたりだそうです。その当時の、ある感染症について描かれた絵本を読まれた方がおられ、その絵本の背景であるとか、某医療施設のボランティアの経験などついて伺いました。患者さんに対するむごい仕打ち、そして今なお生き続ける知識のなさからくる差別などなど・・・・・・。
イヤまったく、私はモノを知らないよなぁ、と。また、様々な方とお知り合いになれるのが、この読みボランティアの良さだなぁと改めて。 

夕凪の街桜の国 夕凪の街桜の国
こうの 史代

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『夕凪の街 桜の国』。同タイトルで映画化されましたね。目立つところにあったので、たまたま図書館から借りてきてたのですが、次回、紹介しようと思います。漫画だからホントに紹介だけなんだけど。映画は観たことないのそちらはわからないのですが、原作(漫画)は3部構成になっています。原爆が落とされてから10年後のヒロシマの街に暮す女性のお話・・・夕凪の街。それから30年後、そして20年後(正確ではありません)。舞台は広島から東京へ。被爆2世といわれる人々のお話・・・桜の国。ドギツイ描写はないのですが、そっと心に染みてくるような作品です。 

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『春期限定いちごタルト事件』『夏期限定トロピカルパフェ事件』。
最近、注目している米澤穂信さんのシリーズ本であります。小鳩君と小佐内さんは恋愛関係でもなく、依存関係でもなく互恵関係にある・・・。実はこのふたり、それぞれに他から抜きんでた“能力”を持っています。けれども、ソレをひけらかすことは“自分の首を絞めること”になると経験上知っており、お互いを戒めあっているのです。目指せ! 小市民!! ・・・けれども事件はふたりを放っておいてはくれないのでありました。さらりと読めて、面白い。軽快な探偵小説です。 

↓ややネタバレしてます! 『夏期限定・・・』はミニミニ(小&小)コンビ解消の危機?!的なところで終わってるのですが、ふたりが頑ななまでに“小市民”であろうとする過去が、この2冊では匂わせるだけで明らかになっていないので、恐らく今後『秋期限定・・・』、そして『冬期限定・・・』で明らかになるのでしょう。 

氷菓 (角川スニーカー文庫) 氷菓 (角川スニーカー文庫)
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米澤穂信さんとの出会いは『氷菓』から。上に挙げた作品とは別の、これまたライトな探偵小説です。無駄な動きを嫌い、何ごとにも“省エネ”をよしとする高校生・折木奉太郎君シリーズ。続き物とは知らず、私は図書館の棚に並んでいた順番に・・・『氷菓』→『クドリャフカの順番』→『愚者のエンドロール』という順に読んでしまいました。1冊完結なので特に問題はないのですが、できれば『氷菓』→『愚者のエンドロール』→『クドリャフカの順番』、さらに『遠まわりする雛』の順に読むのが正解です。そして『春期限定・・・』→『夏期限定・・・』でどうぞ^^。
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無題
こんにちは。
マンガ雑誌デビューは、ひとみでした。
親と散歩中。タバコ屋さんに寄ったら、
店頭に週刊誌の棚?あって。(よくあるでしょう)読めないという親の言葉を無視。
その次はマーガレットだったような~

どんでんがえる
絵が好きです。探してみます。
kahiro 2007/11/08(Thu)14:55:54 編集
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