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おとなの(?)読書感想文。 絵本から児童書、時代モノ、how to本、ミステリーetc...。あなたの道標になったら幸いです。
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2006~2009年にかけて読んだ、絵本、児童書、時代モノ、how to本、ミステリー、漫画、音楽等々の感想を置いています。

・小学校の読みボラ参加を機にはじめたブログなので、絵本が多めです。
・基本ネタバレしてますので、ご注意くださいまし。

好きな作家は……うーむうーむ岡本綺堂さん、倉橋由美子さんかなぁ。
不思議でほんのり怖くて、甘さと苦さの中間くらいの余韻が残るようなお話が好きです。


今後、更新はするかもしないかも^^;
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  5月の学校公開デーより、今年度の読み聞かせスタート。 そして当日の朝、学校の図書室で本を選ぶという準備の悪さ(;´▽`A``。 担当クラスは5年生だったので、内容的に少々幼ないかとは思いつつ、ぶっつけでも読みやすそうな本をチョイスしました。


ふしぎなキャンディーやさん (新しいえほん) ふしぎなキャンディーやさん (新しいえほん)
みやにし たつや

金の星社 2007-09
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1冊目。『ふしぎなキャンディーやさん』。
↓こんな話。 『タヌキが店主を勤めるキャンデー屋さん。 力持ちになったり、変身できたり、声が変わったり・・・と不思議なキャンディーを売っています。 買い物にやって来たブタ君、色んな飴玉を買い込み仲間にいたずらを仕掛けて面白がるうち、大変なことに・・・』

困った時の、宮西さん、あきやまただしさん、長新太さん。 ハズレがないですよね(ティラノ・シリーズ以外。読んでてウッカリ泣けてくるので)。 絵がハッキリしているので、後ろの方の子にも見えやすいかと思われます。



いじわるなないしょオバケ いじわるなないしょオバケ
ティエリー ロブレヒト フィリップ ホーセンス

文溪堂 2009-06
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2冊目。『いじわるな ないしょオバケ』
↓こんな話。 『ママの大切な首飾りを壊してしまったサラ。ナイショにしていたら、口からオバケが次から次へと飛び出して、♪ママの首飾りを壊したのはね~などと歌い始めて・・・』

何にも考えずに雰囲気で選んでしまったのですが、結構、当たりだったかも。 悪いことをしちゃった、叱られるのイヤだな・・・で、誤魔化すとか、子どもにはよくありますよね。
大人も・・・ってか、私も息子や娘に対して、「あっ、コレは悪いことをしてもーた」なんて時に、例えばオヤツで誤魔化そうと(←姑息です)したりするもんなぁw
結局、なんやかんやで女の子はママのネックレスを壊してしまったことを打ち明けて、オバケは消えるんだけれど・・・
「誰にもナイショにしておきたいこともあるから、オバケは時々、生まれることもある」といった、イイコちゃんで終わらないラスト。非常によろしいんじゃないかと思いました。


時間が微妙に余ったので、 「最後まで読めないかもしれないけど」と言い置いて、同じく宮西達也さんの『にゃーご』を読み始めました。 ・・・やっぱり途中でチャイムがなってしまいましたけどね(;´▽`A``ハハハ。 ところで、ここ1年ばかり、担任の先生が朝読書の時間にやって来るんですよね・・・。 先生が来るとホントきっぱり空気が変わるんですよ。 ちゃんと聞かせなくちゃっ!とか、読み終わりに「ありがとうございました」って言わせなくちゃっ!とか、ガッコ的にイロイロとあるんでしょうが、正直、肩がこります。

せめて廊下でこっそり待機しててもらえませんかね・・・(´・ω・`)
とは、言えないけどw

英雄の書 上 英雄の書 上

毎日新聞社 2009-02-14
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  ダークな『ブレイブ・ストーリー』・・・かな。
『ブレイブ』が主人公が男の子であったのに対し、こちらは小5の女の子・友里子が主人公。
クラスメートを殺傷し、忽然と行方をくらましてしまった兄を探す旅の物語です。

感想。
主人公を小学生にしてしまったのが何より残念。小学生の子どもを持つ親としては、小5の女子ってあんなじゃないよなぁと。行動・発言ともに大人びていすぎるといいますか・・・。純粋な子どもだけが物語が生まれ、そして還っていく<無名の地>を訪れ、旅ができるという設定ゆえに小学生設定にしたのでしょうが。せめて中学生くらいにしといたら、説得力があったのではなかろうかと思いました。
最初の方に「都合よく時間を戻すことは出来ない」といった書かれようだったので、厳しいラストシーンが待っているのだろうな、とは思いましたが、そこだけが妙にリアル。

さて、物語を紡ぐ者は咎人であり、また、語り継ぐもの、物語の世界を生きようとする者も咎人である、といった表現がされています。 宮部さんほどの作家になれば、影響力も多大なものだと思われ。宮部さんの心の中に葛藤的なモノがあるのかなぁなんて、深読みしすぎですかね・・・^^;。


時は常に右回りで、左回りは決してありえないわけで。
たとえ今日が辛くとも、自分は・・・我々は前に進むしかないんだな。


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 3年生の読み聞かせ。
最近、ぶっつけ本番が続いていたので、今日は我が家の本棚から。
『おちゃのじかんにきたとら』と『おおきな きがほしい』を持って行きました。 私としては新鮮味はないけど^^;、お話は頭に入ってるので上手に読めますです。  どっちも紹介していたと思ったのですが、一応、ブログ内検索(←自分が一番よく使う機能^^;)かけてみたら、オヤ、『おちゃのじかんにきたとら』は挙げてなかったようです。
そんなわけで・・・。

おちゃのじかんにきたとら おちゃのじかんにきたとら
Judith Kerr

童話館出版 1994-09
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お母さんと娘のソフィーが午後のお茶を楽しんでおりますと、玄関のベルが。
そこにいたのは一匹の虎。・・・ふたりを喰ってやろうというわけではありません。
「おちゃのじかんに、ごいっしょさせて いただけませんか?」と、虎氏。
さて、虎はポットのお茶を飲み干し、お菓子を平らげただけでは満足せず・・・冷蔵庫の中身から蛇口の水まで、何もかも食べ尽くしてしまいます。いよいよ、ふたりが危ない!!と思ったら・・・
「ぼくは、そろそろおいとまします」と礼儀正しくお礼を言って、帰ってしまいます^^;。
その後、お父さんが帰宅して・・・。


・・・イギリス人=お茶の時間を大切にする民族というイメージ通り、テーブルにお茶うけが何種類も並ぶ挿絵は、いかにも英国風。
礼儀正しいのか無礼なのか、なんだかワケわからん虎ですが、憎めない感じがします。お母さんもソフィーも、虎がばくばくぐびぐびとやってる間、「まぁ、たくさんお食べになるのね」といった風で、ちっとも迷惑そうではありません。 また、お父さんの落ち着きっぷり、最高であります^^。
“とらが、いつ また おちゃのじかんにきても いいように”、タイガーフードを用意してあげる一家。
あたたかい家族ですね。

今日も先生が先に教室に来られていて・・・しかし、いつとはわかりませんでした。先生が来た途端、クラスの雰囲気が明らかに変わる^^;のがほとんどなのですが。(もちろん日によって、お天気の良し悪しですら子どもらの気持ちに影響するみたいなので、一概にはいえませんが)聞くことが上手なクラスなんですね、きっと^^。   先生が体育座りで子どもらの中に紛れ込んで聞いてくれたのも、何やら嬉しいことでした(^・^)


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アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫) アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

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『アヒルと鴨のコインロッカー』読みました。
映画化されてたとは知りませんでした・・・ってか、あんまり邦画に興味ないからなぁ・・・浅野忠信が主演してるのは別ですが(笑)

ネタバレてないあらすじ。
大学進学のため、関東の実家を離れ、単身、仙台で新生活をはじめることになった椎名。引っ越し先のアパートで、初対面の男に「一緒に本屋を襲わないか?」と誘われる。ターゲットはたった一冊の広辞苑・・・。 もしかして、イッチャッテル?ヤバイ?その男の名は河崎。 そんなバカな話には乗れない!・・・と思いつつ、うっかり河崎に丸め込まれてしまう椎名。モデルガンを抱えて本屋襲撃の片棒をかつぐハメに・・・。

さて、このお話は現在と二年前の話が巧みに切り替わりながら進行。
現在は椎名目線、過去は琴美目線で語られます。

~現在の登場人物~
“河崎”・・・・悪魔めいた青年(本屋襲撃を提案)
“椎名”・・・・人のいい大学生(本屋襲撃に巻き込まれる)
“ドルジ”・・・ブータンからの留学生(引きこもり中)
“麗子”・・・・ペットショップのオーナー(人間離れした美人)

~二年前の登場人物~
“河崎”
“ドルジ”
“琴美”・・・・麗子のペットショップ勤務。ドルジと同棲。河崎は元彼。
“麗子”

さて、いつもさり気にネタバレ書いちゃう私ですが^^;、このお話だけはそれはしまへん。凄まじく衝撃的な展開があるので。
と、言うわけで、当たり障りない程度に感想・・・いや、注意事項(?)を。
・・・最初の楽しげな雰囲気、無茶っぷりからは想像できない話です。楽しいお話を期待して読むと大変なことになりますので(私じゃん^^;)、要注意。(後、動物好きな人も要注意)。とかなんとか、一気に読ませられましたけども、読了後、何やら切ない気持ちになったので。
後、とても印象に残った台詞を。 この物語の真相が明らかなっていく中で、椎名が「ごめんなさい」と謝る場面があるんですな。たいして麗子が言う。

「君は、物語に途中参加しただけなんだ。謝ることはない」

彼らの物語の中で、椎名は確かに脇役であり、物語の全容が見えてはいません。けれども、ものすごく重要な役どころでした。
誰もが自分の物語の主役であり、そして誰かの物語の脇役を務めているわけで・・・。
例えば、“横断歩道ですれ違ったあの人”の“今日という日の物語”の中で、私は通行人というエキストラを演じたわけです。顔も覚えてない、恐らくきっとこの先、一生関わる事がない人。でも、もしかしたら、別の日には他の役どころを与えられるのかもしれません。忘れた頃に。
出会いも別れも不思議なものだなぁ・・・なんて思いましたです。

ボブ・ディランの『風に吹かれて』を聴きながら、お読みください^^。きっと、聴きたくなるはずだから。

予約の順番がやっと回ってきたので・・・これから『英雄の書』を読み始めます。

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読み聞かせ。
毎月末に誰がどの学年・クラスを読むかといった、翌月分の当番を決めるのですが、10月は何やら人手不足で、普段はあまり読むことのない1年生のクラスへ。
チャイムが鳴ってからの到着だったのですが、まだ先生が教室におられ、何やら指導中。読み聞かせがあるということを忘れられている場合もたまーにあるのですが^^;、机が左右に寄せられているところを見ると、そうでもない。
いつも1年生を読んでいる方に聞いたところ、先生が全員をしっかり座らせたところで読み聞かせが入るといった暗黙ルール(?)があるそうな。
先生は会議に遅刻せんのかなーなんて思いながら、ちょっとだけ待って教室内へ。
うむー・・・大きい子達のクラスよりむしろ静かです^^;。

学校の図書室より、『こぶたは大きい』と『おさらをあらわないおじさん』を。

さて、ものすごーーーくゆっくり読んだのに5分くらい時間が余ってしまいました。・・・相手が大きい子ども達なら「これでオシマイです。じゃあねー」と、帰ってしまってもいいのですが、1年生はちょっと不安です^^;。もっとも先生方が職員会議の時間帯ですから、読み聞かせのない日は子ども達だけで朝読書なり先生に出された課題なりをしているんですが。 と、いうわけで雑談ターイム。しかし、普段関わっていない学年だけに・・・全体にふれるような話題が見つからなーい^^;。
キョロキョロ
後ろの黒板に“ピアニカ・・・誰それ”とかって書いてあったので、間近に迫った音楽会のことを聞いたり。

さて、朝の会が始まるチャイムがなるまで後3分ほど。

私    「じゃあ、机を元に戻してねー、おばちゃんそろそろ帰るねー」
男の子 「なんか ゆうことあるだろー」(←私を凝視)
・・・・・・さようなら?とかっすか? そらそーだね。
私    「それじゃあ、さようなら^^」
男の子 「なんか ゆうことあるだろー」(←やっぱり私を凝視^^;)
私    「またねぇー^^;」
教室を出ようとする私に「まってぇ!」とひとりの女の子。
別の男の子「・・・・ぁりがとーございました・・・」
子どもら 「ア・リガトーゴザイマシタッ!!!」

・・・なるほど^^;。 読み聞かせの人にお礼を言わなくてはいけません、というご指導があったようです。
シャイな男の子は日直さんか図書係とかかな。読み終えて、私がすぐに雑談に入ってしまったために、タイミングを逃してしまったのかな、なんて・・・^^;。

3年生メインで読んでいる私。体格差はさほど感じませんが、やっぱり1年生は彼らよりも幼く、可愛らしいです^^。

こぶたは大きい こぶたは大きい
Douglas Florian

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ブタのぼく。ブタより大きいものって何だろう・・・? それは牛だったり、車だったり・・・想像は大きく大きく広がっていきます^^。 ちょっとした言葉遊びがあるので、中学年くらいまでいけそうです。

おさらをあらわなかったおじさん (岩波の子どもの本) おさらをあらわなかったおじさん (岩波の子どもの本)
バーバラ クーニー

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タイトル通り、おさらを洗わないおじさんの話です。洗っていないお皿をどこにでも置いて・・・・
これはラストが衝撃的!!
実に参考にしたいです。ラクチンでいいねー(笑)。


独白。
胃がよじれちゃうような問題発生。
問題とかなんとか・・・それは実はとっても喜ぶべきことで、私は少なくとも2番目か3番目くらいに喜んでいいはずなんだけれども。小心者すぎて喜べない。
周囲のテンションが高まるごとに、逆に私はどんどんブルーでブラックになっていくというオカシナ状況。 気分を変えたくて本を衝動買いしたのに、1ページもめくれない、なんてことあったろうか。
深刻な事態ですよ、まったく。

過去には戻れない。
だから、未来の自分に警告を発することにしよう。
どんなに頼まれようとも!常にその他大勢に徹するのだ、自分。小市民は小市民らしく行くべし。

けれど、交わした約束と責任(私が勝手に感じているのかもしれないが)は果さねばならない。
これまでの4年、そして後2週間。さらに後3年。
明らかに自分のキャパを超えていることを知りつつ、私はしかし笑顔で乗り切ってみせよう。


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3年生の読み聞かせ。
本日、読んだのは『ぞうからかうぞ』『三びきのぶたのほんとうの話』『きつねのテスト』の3冊。
 
ぞうからかうぞ (ことばあそびの絵本) ぞうからかうぞ (ことばあそびの絵本)
藤枝 リュウジ

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「ぞうからかうぞ」・・・おわかりでしょうか。
上から読んでも下から読んでも・・・そう回文です^^。
この絵本はタイトル通り、そうした“ぐるぐるな文”を集めたお遊び絵本なのですよ。

私   「回るって漢字、習った?」
子どもら「ならったーーー!!」
私   「文て漢字、習った?」
子どもら「ならったーーー!!」

 と、まず黒板に“回文”と書いて、それってなんぞ?をまず説明。まぁ、見ればわかるんですけども^^;。
 例えばイタチがバスを待ってる挿絵に「いたちまだまちたい」とか、なんのこっちゃ的なものが多いんですが^^;、「このイタチはよっぽど歩きたくないんだねぇ」などと適当に話をでっちあげ・・・・・・・・・
なにやらウケました(^v^)。
 ただ、性質上、平仮名のみで隙間なく書かれているため、読むのが案外と難しいんですな、これが^^;。ひと文字ひと文字が大きいので、子ども達に先に読まれてしまったりして(←しかも上手に)^^;、事前練習はしないとイカンなぁと思いましたです。
 
三びきのコブタのほんとうの話―A.ウルフ談 (大型絵本) 三びきのコブタのほんとうの話―A.ウルフ談 (大型絵本)
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 2冊目『三びきのぶた・・・』予備のつもりでしたが、多数決でこれに決定。
以前、ここで紹介していると思うので簡単に。
 誰でも知っている『三びきのこぶた』のパロディ絵本です。「俺はほんとうは悪くなかったんだ・・・」と、オオカミ目線でお話が進んでいきます。善良なはずのぶた兄弟もここでは礼儀知らずの悪役です^^;。

 3冊目『キツネのテスト』これも予備本。ここのところ色んなところで読んでいる絵本。・・・なので正直、自分が読み飽きちゃってるのですが^^;、ついでに並べたところリクエストが・・・。
しかし、この時点で終了5分前(←読み終わるか非常に微妙)
しかも職員会議が早く終わったらしく、そのクラスの先生登場(←どちらかというと、こっちが大問題)。
「どうぞ^^」と仰るので、先生の超!見守りの中で読み始めたわけですが・・・緊迫した空気を感じるような気がするのは、やっぱ私がチキンだからだろーか^^;。
 結局、最後まで読めなくて途中までになってしまいました・・・orz。すまなんだ・・・


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 区の図書館がリニューアルされると同時に、メルマガの発行、返却期限が迫るとメールでお知らせしてくれるといったサービスが開始されました。
・・・お、早速メールが来ましたよ。予約してた本が届いたのかなっ^^
・・・と思ったら、「返却期限が迫っております」
なーんだ。。。

 さて、期日をオーバーする前に、返却に行こうかとタイトルをチェックしていたら、イカン!読んでない本が・・・。借りたばかりのアレとかコレとか、漫画とか読んでる場合じゃなかった。
『恋文の技術』(著:森見登美彦)。この本は予約がたんまり入ってる本なので、読まずに返してはもったいない、読もう(後の方、すんません<(_ _)>)。  

 と、言うわけで・・・今日はこれ。

恋文の技術 恋文の技術

ポプラ社 2009-03
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 これはいわゆる指南書ではありません。 
 京都の大学生、守田一郎氏。教授より「君は甘すぎる!」と、京都から遥か遠く、能登の研究室に飛ばされてしまう。さて、ヘンピで寂しい彼の地にて、守田氏はクラゲの研究をしつつ、“いかなる女性をも手紙一本で篭絡できる技術”を見につけ、また磨かんと、京都の仲間や妹、かつて家庭教師をしていた間宮少年やらといった人々に手紙を書いて書いて書きまくる、といった内容であります。 
 基本的に守田氏の往信のみで構成されていて、相手からの返信は一切書かれてないんですが、きっとこんな返事をもらったんだろうな、というのが見えてくるから不思議です^^。 
 どこかで聞いたようなエピソードだなぁ、と思ったら・・・・同著作者の『夜は短し歩けよ乙女』に出てくる登場人物が文通相手として出てきてます^^。・・・森見さんの書くお話は、そういった“遊び”が挿入されていて面白いッスね。発見すると何だか嬉しくなってしまう。
 全体的にいつも通りに相当面白かったんですが、延々と“お便り”を読むのは結構、キビシかったです(本自体、結構ボリュームがあります)。
もっとゆっくり読みたかったです・・・って、自分のせいなんだが^^;。

 手紙と言えば・・・・・・・・・・・・・・

 長くなったので、ここらで折りたたみます。
 まったく手紙を書こうと思うと電報みたいにやたら素っ気なかったり、「お元気ですか?」から一歩も進めないと言うのにぃ^^;。

 暇で暇でたまらん!!という方だけ、「つづきはこちらから」より(暇つぶしに)どうぞ。
 別に役に立つこと、書いてません。
 
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 昨夜、夕食の支度をしていると1本の電話が・・・。
「○○便ですが、今、お宅にいらっしゃいますでしょうか?」
これは・・・!! 子どもらと心待ちにしていたアレが届いたに違いありません(^^♪
★私「おりますよ^^ 何時頃になりますか(^^♪」
★宅配の方「何度かチャイムを押させていただいているのですが・・・」
・・・ご飯を作る時、私は大抵イアホンつけて音楽を聴いているので(・・・時に歌っている)、そのせいでピンポーン♪が聞こえなかったようです^^;。ここで、
★「誰か来たみたいだよー」と息子さんのん気に登場。
・・・ウチは2階に台所があり、私はそこに。子どもらは、唯一テレビのあるおとーさんの部屋(1階。そしてもっとも玄関に近い)にいたよーだ(-_-;)。わざわざ1階→2階に来て私にお知らせする前に、まずインターフォンに出ようとは思わんのか。。。
★息子さん「ああ・・・それもそーだね^^」
・・・・・・そうだよぅっ!!!(←自分の非は棚に上げる^^;)
 
宅配のおじさん?おにいさん?にこやか&爽やかに去って行かれましたけれども。プロだなぁ・・・・・・。
すんません、宅配の方。ありがとう、宅配の方(T_T)。

 
↓“心待ちにしていたアレ”とはこれっ(>v<)!!
 
小説 東のエデン (ダ・ヴィンチブックス) 小説 東のエデン (ダ・ヴィンチブックス)
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帯に書いてある程度のあらすじ。

まっぱの上に記憶喪失、所持品は拳銃と携帯のみ・・・。
そんな状況で「あなたは救世主として、日本を救う義務があります」と言われたら?
携帯の電子マネーに100億円チャージされていたら?
 
 Mr.OUTSIDEなる人物に選ばれた12人。通称“セレソン”。
各々100億という膨大な資金がチャージされた携帯、政府さえ意のままに操れる権力が与えられ、同時に“持てるものの義務”として「日本を救う」という使命が課される。
セレソン達は年齢も立場も様々であり、世直しの方法もそれぞれ。セレソン達は共闘したり足を引っ張ったりしながら、“救世主”であろうとする。
 主人公の朗もセレソンのひとり。一切の記憶がないながらも大胆に行動を起こし、“自分がやるべきこと”を見つけていく・・・。



 正直、「小説オリジナルエピソード多数!」などとアオリ文句にするほどのオリジナルエピソードはないかなぁ。。。お話を忠実に、簡単になぞっていく感じです。・・・が、アニメでもドラマでも映画でも、原作があれば読みたい私としては(『東のエデン』はアニメ→小説化ですが)、本という形になる日を待ち焦がれていたので満足しました^^。原作ありきで映像化された場合、自分の気に入っている部分がはしょられてて、ガッカリということもありますし。
 年末、年始と2回に分けての映画が公開(←汚いぞっ!! 観に行くけど!!)される本作。 謎は謎のままに・・・^^。映画を観る前に、ストーリーをおさらいしておくには最適な本といえるのでは^^。

 予約を入れた時点でA●azonで扱われていなかったため、セ●ン&ワイを初めて使ったのですが、超簡易包装。好ましく感じましたです^^。

noblesse oblige。
その思想が生まれた歴史的な背景なんぞ教えたら、世界史の授業はきっともっと楽しい。
そして必要最低限のモノしか持たざる庶民としては、金ではなく“気持ち”だと思いたい。例えば書き損じの葉書とかペットボトルのキャップを寄付するとかさ。
救世主にはなれないけれど、それは立派な“noblesse oblige”だ。 blogram投票ボタン
学校公開デー。全校・全クラスで一斉に読み聞かせを行います。
私は4年生の担当^^。

何冊か本を並べて、子どもらの多数決で『給食番長』と『きつねのテスト』に決定。
 
給食番長 (cub label) 給食番長 (cub label)

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博多弁バイリンガルの食育(多分?)絵本。
ウケ狙いで色んな学年で読んでます。既出のため内容は省略。

 
きつねのテスト きつねのテスト
かたやま けん

ビリケン出版 1998-06
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のぶこちゃんが受けたきつねのテストはとっても風変わり。
三問すべて二択問題なんですが、どっちを選んでもなぁ・・・^^;。
かなり印象的な挿絵です^^。


あした花になる (のびのびえほん) あした花になる (のびのびえほん)

岩崎書店 2002-02
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図書の授業で指導員さんが読まれた絵本。
とりあえず、あらすじ。
 
乱暴者のカマキリ、マンティス。
ある日、蝶と思って襲い掛かったのは蘭の花でした。そのあまりの美しさにマンティスは心打たれ、殺めるばかりの自分の鎌を醜い、恥ずかしいと思うのです。
あの花に相応しいからだにしてください。
       おねがいします おねがいします おねがいします・・・・・・
彼は一心に祈り続けます。その長い長い祈りの時の果てに・・・・・・。
切なく美しい物語。


 これ、超オススメな絵本なのです・・・・・・・・・が!しかし!!読み聞かせでは使ったことがありません。今後もきっと使わないでしょう。・・・なぜならば、読むたびに泣けてきちゃうから^^;。
なので支援指導員さんが「今日はこれを読みます^^」と、おっしゃった時に、内心、ヤバイ・・・と。しかも読み手は本のプロフェッショナルですからね。序盤から鼻の奥がツーンとかしてきちゃって、平静を装うのに必死でした^^;。
 自由読書の時間が設けられていたので、私も子どもらに混ざってちゃっかり読書(本を読む子どもを眺めて。適当に手に取った『おさるのやま』が、挿絵といいお話といい何やらとてもいい感じだったのでついでに。
 
おさるのやま (どうわがいっぱい) おさるのやま (どうわがいっぱい)
いとう ひろし

講談社 2005-07
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 おサルの住んでいる森からはお山が見えます。
友だちと遊びながら、おしっこしながら・・・ふと見れば、いつもお山は変わらずそこにあるのです。
「行ってはいけないよ、危ないよ」とおかあさんはいうけれど、おサルは気になってたまりません・・・。
 さてある時、おサルさんは、おじいちゃんが子どもだった頃、誰にも内緒でお山に登ったことを教えてもらいます。・・・そんなこと聞かされたら、登るっきゃありませんやねぇ^^。
 お山のてっぺんから見えたのは、まるで蟻ンコみたいに小さな家族や友だちや大きな海。いつしかおサルは“お山の気持ち”になって世界を見渡すのです。
 晴れ晴れとした気持ちになれる1冊です^^。

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