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おとなの(?)読書感想文。 絵本から児童書、時代モノ、how to本、ミステリーetc...。あなたの道標になったら幸いです。
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東京では(それともここらだけ?)残念なことになってしまった日食観測デー(張り切ってダンボール工作をしなくてやっぱよかった)。
それにしても、曇りって。大雨だったら諦めもつくけど、何か中途半端な天気じゃね、である。
だから私は空ばかり見ていた。

・・・国立天文台のページで写真が見れます。

 

さて、すっかり書き忘れていたので、書いておこう。。。
美女と竹林 美女と竹林
森見登美彦

光文社 2008-08-21
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 父と一緒にたけのこを掘った幼き日から、竹林を愛してやまない森見氏。
頭の中を占めるのは「竹林!」「竹林!」「竹林!」
 さて、竹林でひとやま!時々は小説家業!といった妄想を暴走させ、知人が所有する竹林の伐採を申し出る。ひとりでは不審者っぽく見えそうである、という理由で親友の明石氏を巻き込むのだが、森見氏同様、明晰な頭脳が取り得といった力仕事に縁の無いお方。また、本業の小説の締め切りやら、サボるやらで思うに進まない竹林伐採。。。
  妄想と嘘八百を織り交ぜたエッセイ・・・なのかなぁ^^;。「竹林」という単語、ほぼ全てのページに出てきてるんじゃなかろうか。。。
 読みながら、そして読み終わった時、何だかもーれつに「竹を刈りたい(≧∇≦)!!!」という気分になった^^;。
・・・ああ、どこかにいい感じの竹林はなかろーか。。。
 
青年のための読書クラブ 青年のための読書クラブ
桜庭 一樹

新潮社 2007-06
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 良家の子女が集う聖マリアナ学園の100年の歴史。
 このお語は学園の正史には残されなかったエピソードであり、“王子”選出、生徒会の横暴と対抗勢力、共学への移行による乙女帝国(と、いってよかろう)崩壊の前夜の有様など、その時代の読書倶楽部に在籍した、名も無き“誰か”が密かに書き綴ったもの(という設定)。
 それぞれの章にモチーフがあるので、重ねてそれを読んでいく楽しみもあります^^。

第一章 烏丸紅子恋愛事件(『シラノ・ド・ベルジュラック』)
第二章 聖女マリアナ消失事件(『哲学的福音南瓜書』)←著者の桜庭さんによる創作
第三章 奇妙な旅人(『マクベス』)
第四章 一番星(『緋文字』)
第五章 ハビトゥス&プラティーク(『紅はこべ』)
 
 いやー・・・女子高出身の私には何やら懐かしさを感じる雰囲気の本でした^^;。
子どもというには育ちすぎ、女性というにはまだ幼いという“何者にもなりきれていない存在”が山盛りてんこ盛り。フシギな場所でした。
“王子”もリアルに存在。そんな名称はなかったけれど、体育祭で連合長として選出された“凛々しい”先輩方なぞ、まさにそれ。バレンタイデーは女子同士で普通にチョコ交換してましたしね(友チョコ、なんて言葉はまだなかったと思う)。。。

・・・わりと最近知った話なのですが、我が母校はいつぞや共学になったそうです。
ソレを知った時は・・・「ぅええええええ!!!Σ( ̄□ ̄;)」と、ちょっと・・・いや、ものすごく動揺しました^^;。当時はフツーに共学校に通っていた友だちが楽しげで、羨ましくてたまらなかったというのに・・・
 歴代の制服を着たマネキンがずらっと展示されているコーナーがあったのだけれど(←それはそれは不気味なシロモノであった)、最古のものは袴姿だったはず。伝統(だけ)が唯一のウリだったのに^^;。
少子化を感じた出来事。
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暑い暑い溶ける溶ける・・・と思っていたら。
いつの間にやら梅雨が明けていたようです(←おとーさん情報。おとーさんも人に聞いたそうな)。むんむんする家の中、たくさんの風邪ひきらが徘徊しています。
 
・夏に風邪を引くのは馬鹿。
・馬鹿は風邪を引かない。
 
どっちが本当なんでしょうか。ちなみに家族の中で私だけが元気なんですよ^^。フフフフフ・・・orz(←とか言いつつ、自信無し)。
子どもらは明日が終業式、明後日から夏休みなのですが、一足先に夏休みに入ってしまったみたいだなぁ^^;。

さて、今日の読み聞かせは、と書き出すところなのですが、1学期の読みボラは先日で終了したので・・・・22日の天体ショーのことを。
世間では日食観測のために“日食グラス”が大人気のようです。私は王道の煤けさせたガラス片で観測しよう(目を痛めるのでホントは・・・いや絶対にいけません^^;)。

日食、見た事ありますか?
私は小学校の・・・多分、低学年の頃、煤けさせたガラス片で見たのが印象的に残っています。「ほら、見てごらん」と、ガラス片を差し出したのはおかーさん。ガブリとかじられたみたいなモノクロの太陽、物干し竿の青、まばらに生えた雑草の緑、蚊にくわれたふくらはぎ、おかーさんのスカートの柄、近所の男の子にもらったザリガニ、パンクしてた私の赤い自転車・・・。
古い思い出の中のおかーさんは、いつもいつもミシンの前に座っていて、姉や私の洋服を縫っている人だったので、日食=表に出ているアクティブな母^^;(虚弱な人だと知ったのは後年のこと)。

・・・国立天文台のページhttp://www.nao.ac.jp/(←いつ来ても迷路のようだ)で、正しい日食観測について、丁寧に解説されています(また、当日は“地球に映る月の影”の映像が15分間隔で配信されます)。大きなダンボールを使って観測する方法が紹介されており、工作も簡単そうだったので、ちょっと心が動いたのですが・・・
 
①身体がすっぽり入る位の段ボール箱を調達するのは難しい(冷蔵庫とか洗濯機を新調された方はお試しください)。
②当日、雨が降ったら・・・・・・すごく悲しい^^;

・・・以上の理由であきらめました。
 
きみの町に星をみているねこはいないかい きみの町に星をみているねこはいないかい
えびな みつる

架空社 2003-07
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宇宙からやって来た“ねこ”さんの話。
夜毎の猫達の集会は、もしかしたら遠く離れた故郷を懐かしんでいるのかもしれませんね^^
 

「どこにお住まいですか?」と聞かれたら、「〇〇町です」とかこたえるのが普通。
そこを「地球です」と、答えられる時代がいつかは来るのかなぁ。。。
きっと来るのでしょう(妄想、大暴走中)。

雨降りは大好きですが、この日ばかりは晴れるといいなぁ。
『春期限定いちごタルト事件』、『夏期限定トロピカルパフェ事件』に続く、小市民シリーズ(?)第3弾。
秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫) 秋期限定栗きんとん事件〈上〉 (創元推理文庫)
米澤 穂信

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秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6) 秋期限定栗きんとん事件 下 (創元推理文庫 M よ 1-6)
米澤 穂信

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 これからようやく夏だというのに秋の本かよ!ですが^^;、予約の順番が回ってきたので。(前2作はここであらすじ&感想を書いてるので、細かい設定などは省略)。

『春期&夏季限定・・・』を読んでからずいぶん間が空いたので、すっかり忘れていましたが、そういや『夏季限定・・・』の最後で“互恵関係”の解消を決めていたようです(←自分ブログ内検索^^;)。激しくネタバレしてると思うので、反転。
・・・今回、小鳩君と小佐内さんの名コンビぶりは残念ながら見ることは出来ません。ひとつの事件について、上下巻通してそれぞれが独自の思惑で動き、また、やり方で追っかけてますが、下巻の終盤、事件の全容が明らかになるあたりまで会話すらない。
 なるほど、関係修復のためにはお互いに距離と時間、そして事件が必要なんでしょうね。小鳩君には仲丸さん、小山内さんには瓜野君といった風に、“推理欲を満たすことの出来ないお相手”=彼らが目指すところの小市民的パートナーが現れる。
 ハッキリ腹黒いキャラである小佐内さんはともかく、小鳩君は「これぞ“普通の”高校生ライフ」みたいに言っていたけれど、心から喜んでいるわけではない。相手を見下してる感じがして(そうした意識はなくとも)、何かヤな奴だなぁ、と思ってしまった^^;。
 ま、ともかく、そうした2組のカップルのお話がちょこちょこあり、そこに事件が絡んできて・・・といった具合なんですが、あれもこれもってぎゅうぎゅうし過ぎた感じがするんですよ^^;。何も全てを同時進行させなくてもよかったのに(勝手な意見^^;)。

 今後、出版されるのであろう『冬季限定』に期待。ふたりのちょっと毒のある会話だったり、軽快な頭脳勝負も見たいもんです^^。
 
 特別な才能を持つ者も、持たざる者も。
“人並み”とか“平均的”であることって、実は結構難しかったりするよねぇ?
 


・・・某インスタントコーヒーをグラスのオマケにつられて購入。
夏向きの飲み方を紹介したリーフレットがくっついていた。何とはなしに見ていたらば、フロート系などの定番の中に、コーラを使った“変り種”を発見。
聞いた事も無いような材料が必要な食べ物・飲み物は、どんなに美味しそうでも“作らない”のだが、これはコーヒーとコーラがあれば出来るお手軽さ。

と、いうわけで作って(?)みた。

厄介払いのつもりで押しつけた家族達からは、ほんのひと口飲んでは返品され、さらに「コーラさんに謝れ」くらいになじられ、挙句「責任取れよ」と言われる始末。氷がかなり溶けて、作りたてとはまた違ったものになっていたわけだが、それをちびちびと飲む内、口の中に広がる味の感じが・・・養●酒っぽくなってきた、ような気がする。
 そう思って飲めば飲めないこともないないないないない(・・・という自己暗示をかける)。
 
・・・ちょっと部屋を離れた間に誰かが捨ててしまっていた。
「飲もうと思ってたのに!!」(←強がり)

紅茶だと思って口に入れた飴玉が、実は“高麗人参飴”だった時も衝撃を受けたけど、今日のも中々だった。やっぱコーヒーとコーラは別々に飲んだ方が美味しいなぁ、と確信したよ。

3年生の読み聞かせ。
夏と言ったら怖い系のお話だろう!ってことで(ホントに怖くはありませんよー^^)、『しゃっくり がいこつ』と『おばけやしきへ ようこそ』・・・を用意してましたが、学校のご予定の都合で中止。
ま、しゃーないっすねー^^;。

しゃっくりがいこつ しゃっくりがいこつ
S.D. シンドラー Margery Cuyler S.D. Schindler

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題名通り、」しゃっくりが止まらなくなってしまったガイコツさんのお話。
友だちのオバケさんに協力してもらって、息を止めるとか、水を飲むとか(←ガイコツだけにだだ漏れ^^;)・・・色々試してみるんだけど、止まらない^^;。
さてさて、ガイコツさんのしゃっくりはどうやって止まったのでしょう・・・^^?

ネタバレなんだけども^^;・・・
しゃっくりって、びっくりさせると止まる、って言いますよね。これ外国のお話なんですが、“そういうオチ”だったことに驚き。

お化け屋敷へようこそ お化け屋敷へようこそ
川端 誠

BL出版 2008-07
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オバケ屋敷と言われるお屋敷に肝試しに来た子どもら。
そこは妖怪達が住むお家。ホントにオバケ屋敷だったのですよ^^
「ニンゲンの子が来たよー^^」と、襖絵に姿を隠して、子どもらが怖がる様を見て面白がる妖怪達。なんだか可愛らしいなぁ。

もし、オバケに会ったらば。
怖くなくても怖がってあげると彼らは喜ぶみたいです^^。

 


 

 2~3日前の話。
芥川賞・直木賞候補作品が発表になりましたね・・・と、言っても、私は基本、図書館貸し出しの人なので、フーンといったとこなんですが^^;。
だけども、万城目 学さんの著作が挙がっていたので(『鴨川ホルモー』とか『鹿男あをによし』の著者さんです)、ちょっと気になりました。
『プリンセス・トヨトミ』。
京都・『鴨川ホルモー』→奈良・『鹿男あをによし』と来て・・・今度は大阪のお話だそうです(文藝春秋のサイトへどうぞ。氏のインタビューが載ってます)。
・・・ほとぼりが冷めた頃、読もうと思います(ヘソ曲がりな私^^;)。

直木賞の繋がりで。
・・・・・・直木賞受賞作家というと、志茂田景樹さんを連想してしまう私^^;。
 志茂田さんがテレビに出るたびに「直木賞作家なのに・・・^^;」みたいに言われてたからだと思うんですが。
随分お見かけしないなぁと思ったらば、絵本やら童話ジャンルに進出(?!しておられました。
http://www.kageki.jp/
↑web絵本で志茂田さんご本人の声で、読み聞かせが体験できます^^。
何だか、落ち着く声です。いい感じです。
学校公開デーなど、全校・全クラス一斉読み聞かせしたいので、お父さん方にお声をかけたりするんですが(←つまりメンバーが足らないのだ^^;)、男の人の読み聞かせは子どもらにとても好評です(・・・正直、癪だがな・・・-_-;)。
全国のお父さん達、機会があったらば頑張ってくださいましな^^。



・・・何となく借りてきた『CROOK』(クルック)。
発育不全の少年・照芽
潔癖症の母親・佐和子
寝たきりの父親・照良
異常なまでに“児童虐待”に関心を寄せる女・桜木圭子
照芽を扇動する青年・ブレイン
そして、
寄生獣X(エックス)&ユコ。

サイコホラー、またはサイコサスペンス。
プロローグの描写があまりにグロくて怯みましたが^^;、“物語”の真相が知りたくて一気に1~4巻読破(薄いです)。
読了?
・・・図書館には4巻までしかなかったので、それが最終巻だと思っていたら・・・・・・5巻が最終巻。
予約を入れようとしたら、その本、“ありません”でした。
図書館がその巻だけ入れなかったとは考え難く。
近年、ICタグの導入であるとか大掛かりなシステム改変がされているので・・・どなたかが借りっぱなしのまま、5巻は除籍されてしまったんではないかと思われます(T_T)。
虐待、ネグレクトといった“心の闇”がテーマであり、スッキリしたラストではないでしょうが。4巻ラスト、ものすごくいいとこなんで^^;何とか続きが読みたいなぁ。

ここ数日、図書館に予約してた本が一気に・・・ドカドカ届く。。。
嬉しいような、困ったような。
2週間では読みきれないよ~^^;。

『夏目友人帳(8)』と『黒執事Ⅶ』が届きました^^。
予約の本を早く読めよ!ってトコですが、今日はその紹介を。
・・・(漫画はすぐ読めるもんで^^;)。


natume8.jpg
  純粋に人から頼りにされるのって悪い気はしない。
 それが、自分が大事だと思っている人だったらば尚のこと。

 それぞれの優しさが空回りしていた感のあるこれまでですが、やっとお互いにかみ合ってきたようです^^。
 西村君と北本君、養い親の藤原夫妻、タキや田沼君、そして妖達。みんなみんな、いい人(&アヤカシ)。
 貴志君、あなたが優しいからだよ。 

 

 今回、たらい回しされていた過去を語る夏目の台詞に「ご飯も変に遠慮なんかしないで ウマイですって言って いっぱい食べてみればよかったな・・・」・・・ってのがあるんですが、ダメです、ヤバイです。
  衣・食・住。特に食べることに関しては、子どもは絶対に遠慮しちゃいけないし、させてもいけないと思う。子どもの仕事は食う、寝る、遊ぶだもんさ(糸井重里^^;?)。
それ以外に関しては、ワガママをたくさん言って、ダメなことは周りの大人から諌められたらいいよ。



黒執事 7 (Gファンタジーコミックス) 黒執事 7 (Gファンタジーコミックス)
枢 やな

スクウェア・エニックス 2009-06-27
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 前の巻に続きまして、“女王の番犬”として、さらわれる子ども達の捜索のために、シエル&執事が怪しいサーカス団に潜入中のお話。
 掲載雑誌(多分5月号)を買ってみたのですが、単行本の収録分が・・・よりによってそこまで^^;。すっごい続きが気になる・・・けど、もう雑誌は買いません^^;。単行本になった時に何か損をした気になるので。 

 帯に書いてありましたが、TVアニメ第2期制作決定だそうですね。。。
やめておけばいいのに・・・(-_-)ボソ(個人的な意見) .
 私はアニメが終わってから原作を読んだのですが、恐らくはアニメ化が早過ぎたために、オリジナルなお話が多かったようです。特に後半。それはそれで。アニメはシリアス、漫画は笑いどころも多いので別物といっていいかも^^;しれません。
「では、坊ちゃん」という悪魔の台詞で暗転して終わったアニメ版の最後。シエル坊ちゃんが魂を喰われたのかは明らかにしませんでしたが、悪魔は契約を果たしたのですからして。
 なんて潔いラストだろうと思ってました。
 なのに・・・
「では、坊ちゃん・・・目を開けて」(←と、帯に書いてあった)だとぅ?!

・・・第2期やっちゃう?みたいなのはいつ決まるんでしょう。少なくとも、第1期段階では作る気なかったんじゃないのかなぁ(漫画がそんなに続かないと踏んでいたとか・・・^^;?)。深夜枠なのに予想外に人気が出たので、じゃ続けちゃう?ってとこなんでは。
・・・とか、文句を言いつつ、きっと見るんだろうな^^;。


 
07-GHOST 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス) 07-GHOST 1 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
雨宮 由樹

一迅社 2005-11-25
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 07-GHOSTのアニメ、追いつきました(大体、深夜のアニメやらは見忘れてしまうことが多いので、まとめサイトで2週間分くらいまとめて見る) 何となく一迅社のページに行ってみたらば、『バナーキャンペーン』ちゅーのをやっていました。自サイトにバナーを貼ると07-GHOSTの壁紙がもらえます。絵柄はテイト版、アヤナミ版の2種類、サイズは色々(一迅社web(http://www.ichijinsha.co.jp/)から、07-GHOST→SPECIAL)
 ここしばらくデスクトップの背景を“豆しば”にしてたのですが、そろそろ飽きてきたので、壁紙を手に入れるべく、バナー貼り付けてみました。・・・応募フォームからお名前、メルアド、ブログのURLやらを送信すると、壁紙が保存できる場面になるんですが、とりあえず一番渋い絵柄を選択して保存したらば・・・フリーズしました。メモリ不足はわかっていましたが(T_T)。
 再起動後確認したら、壁紙、ひとつだけ保存できてました・・・が、どうせなら全種類欲しかったんだけどな^^;(←欲張り)。ちなみに一迅社からは「受け付けました。ご参加ありがとうございました」ってな自動配信メールが届いてました。
 お礼はいいので、そこに壁紙のURL書いといてくれればいいのに(T_T)。

 リンクのリンクのリンクをたどって・・・何でそこに行き着いたのか、自分でもよくわからんのですが、誰かのブログに掲載されていた小説を読みました。
「これは小説です」的な記載はありましたが、記事は小説のみで余計なものは一切なし。
“誰か”と表現したのは、その人のプロフィールがペンネーム(多分)以外は謎だったので。どうやら書いた物を発信するだけに開設された場だったようです。

 何となく読み始めたら結構、面白くてずんずん読み進めたわけですが・・・あ、終わってるし。
次に更新されるのはいつだろう・・・と思って、気がついたのは、小説が最後に更新されたのが2年前だということ。その人、書くのをやめてしまったみたいです(しかも、「それでどうしたんだっ」ってな、いいところで切れてる^^;)。
ペンネームで検索したら、同名で他ブログで短編を書いている方がいましたが・・・文章の雰囲気が違う(ブンガク的と言うか、感覚的というか。正直に書くとよくわからんかったです)。違う人なのかもしれません。
・・・まー、前出の未完小説が2年前ですから、同一人物でも2年も経てば色々と、気持ちの持ちようも変わるだろうから、なんともですが。

こちらの期待が大き過ぎるせい・・・も、きっとあるのだけど、シリーズ物だとパターン化されてたりとか・・・高名な小説家先生の書くお話に裏切られることはよくある話で。
そして名も無い誰かが書いたものが面白いこともまた、よくある話で。
・・・残念だなぁ。
・・・何か不完全燃焼な日。
 



いいもの買いました。99ショップで。

20090703030127.jpg

←コレです。
森見登美彦さんの著作、『美女と竹林』!
やっと予約の順番が回ってきました^^・・・ではなくて、
オレンジ色の物体に注目を。











ほれ、このように使うのですよ↓

20090703030411.jpg私は部屋の電気を点けたまま寝てしまうことが多いので(時にウッカリ眼鏡をかけたまま寝てしまって、顔に変な跡を残してしまうこともある)、なんて素晴らしいアイテムだろう!!!」と思えたのですが(99円だし)・・・・・・家族は冷たい。
「目がもっと悪くなるよ」と。


くそぅ、そうかも・・・orz。(そうだね、とは絶対に言いたくない)。しかも、モノをよくよく見たら、ボタン型電池を3個も使う。これってどれほど持つんだろうか。。。



今日は『ネクロダイバー』(著:牧野修 出版社:角川ホラー文庫)を読みました。感想はまた今度。

学校公開デーにつき、全校あげて読み聞かせ。
私は3年生担当。
『おおきなたまご』と『ちょっとまって、きつねさん!』を。

暑い・・・。
今日日の小学校たるもの、全教室エアコン、液晶テレビ完備だったりするのだが・・・さすがに朝っぱらから冷房はきいておりませなんだ。頂き物の扇子(←場所を取らない優れ物っ)でぱたぱたーしてたら、子どもらが「扇いで~」と集まってきました^^;。

おおきなたまご おおきなたまご
M.P.ロバートソン 笹山 裕子

PHP研究所 2009-03-11
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 ある朝、ジョージはママが可愛がってるメンドリが温めている卵を見てびっくり。それはとんでもなく巨大なものでした。自分の部屋に持ち帰って大事に大事に温めていたらば。孵ったのは・・・なんとまードラゴンの赤ちゃん。
さて、ママになってあげることを決めたジョージ君、赤ちゃんドラゴンに「美しい飛び方」「火の吐き方」「お姫様のいじめ方」「騎士との戦い方」を教えてあげます。
さて、就寝前の読み聞かせの時間に読んであげたのは「ドラゴン」の物語でした。。。
・・・どちらかと言うと、男の子にウケました。特に「お姫様のいじめ方」のあたり。物語の中のドラゴンは、いつも悪役とは限らないんッスけどねー^^;。


ちょっとまって、きつねさん! ちょっとまって、きつねさん!
Kathrin Sch¨arer 関口 裕昭

光村教育図書 2008-07
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 夜更け、キツネとウサギが出会ったならば、「おやすみなさい」の挨拶を交わす場所がありました。・・・喰うものと喰われるものといった関係である彼らの、いわば中立地帯なのかもしれませんね。
さて、その場所で迷子のウサギの子どもとキツネが鉢合わせる。キツネは何とかウサギを喰ってやろうとたくらむのだけれど、なかなかどうして子ウサギさん、身体はチビだけど「お話を聞かせて」だの「子守唄を歌ってくれ」だのと、機転を利かせてピンチを切り抜けます。後半、パパうさ&ママうさ登場。キツネを懲らしめてやろうとするのだけれど、子うさぎのひと言がキツネを救います。
・・・何も知らないキツネは地団太を踏んだでしょうが^^;、誰も傷つかない優しいお話^^。
 2冊読んで3分弱時間が余ってしまったので、雑談でもと思いましたが、ことのほか早く職員会議が終わったらしく、先生が早々に教室に来られたので(空気的には読んでる間にいらっしゃってたらしい)これにて終了。

夏祭りのシーズン到来。
まだ梅雨時なのに?と思うでしょうが、企画側はもう動き出しているよう。少子化のご時世ですが、私の住まう地域はそれなりに子どもが多いので、夏休みの初めから終わりまで、毎週どこかの子ども会主催の夏祭りがあるのです。
子どもらはいいけど、大人はタイヘンですな^^;。

夜市 (角川ホラー文庫) 夜市 (角川ホラー文庫)
恒川 光太郎

角川グループパブリッシング 2008-05-24
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 これからの季節にぴったりな1冊。
幻想的なホラー小説。表題作の『夜市』と『風の古道』が収録されております。

核心には触れてない^^『夜市』あらすじ。
 “夜市”は異界に開かれる“オバケ市”。
 裕司は高校時代の友人である“いずみ”を誘って夜市に出かける。子どもの頃、一度だけ夜市に来たことがあるという裕司は、その異界の祭りが開かれる夜を感じ取れるのだと言う。その言葉通り、確かにその夜市にたどり着いた裕司といずみだったが、裕司は大切なことを忘れていた。それは、「夜市を訪れた者は、何かを買わなくては市から抜け出すことが出来ない」という絶対のルール。
 責め立てるいずみに、ぽつりぽつりと裕司が語りだしたのは過去の話。
・・・子ども時代、田舎の神社のお祭りに出かけた際、夜市に迷い込んでしまった裕司。客も店を開いているのも、この世のモノではでない異形達。また、広げられた売り物も“老化が早くなる薬”だの“あらゆる生き物の首”だったりと不気味なものばかりで、しかも100万円だの1億円だのとベラボウに高額。でも、取引しなければ永遠に夜は明けず、市を彷徨うことになるのだと聞かされる。
 買い物が出来るだけのお金を持っていなかった裕司は、物々交換という形で取引を成立させて無事脱出を果たしたこと、そして、失ったモノを買い戻すために再び夜市を訪れだのだと言う。。。

 さて、ホラー小説大賞を獲ったこの作品、巻末に荒俣宏さん、高橋克彦さん、林真理子さんらの選評が掲載されているのだけれども、口を揃えて仰る通り、確かに予想外の展開&ラスト。短いお話といってもいいくらいなのに、ものすごく長いお話を読んだ様な印象。
 以下、ネタバレ感想。
 お祭りの出店には魔法みたいなものがあるよな、と思う。裸電球のオレンジの光に照らされ、整然と並んでいた時には魅力的に思える様々が、手に入れた途端に色褪せてしまうのは、きっとその魔法は品物が“そこ”にあるときだけしか有効じゃないから。
 弟と引き換えに裕司が手に入れた“野球の才能”も、夜市からの脱出が目的だったとしても、その場では魅力的に見えたのだろうと思う。でも魔法がとけてしまえば・・・それはくだらないものだったに違いなく。
 もともと弟なんて存在していなかったんだ、と思い込むことだってできた。証拠はない。いっそ全て夢だと思ってしまえたなら、裕司が冷たい人間だったなら、まるで違ったお話になっていたろう。

・・・神社の夏祭りってどこか不気味だとは思いませんか。子どもの頃、神社の夏祭りには家族で繰り出しましたが、非現実の空間に高揚しつつ、同時に得体の知れない怖さもまた感じたものです。赤く大きな鳥居から社殿近くまで出店が立ち並ぶ参道は、それこそ昼間のように明るく、歩けば誰かと肩が触れ合うくらいの人、人、人。それなのにメインの道をちょっとそれると不意に人の気配が遠くなって、真っ暗になる(それなりに大きい神社でした)。一体どっちがリアルなんだろうかと。
 一夜明ければ単なる神社なんですけどねー^^;。

「梅雨入りしたんだってね?」と、知人に言ったらば、「何を今更」と失笑された。
1週間以上前に梅雨入り宣言がされていたとは・・・そりゃ知らなかったorz.。
でも、曇りは多かったような気はするけど、実際に雨が降った日はなかったような・・・? 
快晴だと“何かをしなくてはっ”みたいな気分になるので、晴れが続くと逆に憂鬱になるヘソ曲がりな私。雨って、気乗りしないことを先延ばしにする口実になるんだよなー^^;。
・・・雨よ、降れ。


“十代のための新名作”シリーズ。
きみが見つける物語 十代のための新名作 休日編 (角川文庫 あ 100-103) きみが見つける物語 十代のための新名作 休日編 (角川文庫 あ 100-103)
角川文庫編集部

角川グループパブリッシング 2008-07-25
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『休日編』のほかにも『恋愛編』や『友情編』、『スクール編』、『放課後編』などがあり、それぞれ色んな作家さんの短編が収録されています。
『休日編』は、角田光代さん、恒川光太郎さん、万城目学さん、米澤穂信さん。
万城目さんと米澤さんの名前に惹かれて借りてみました^^;。
どれも書下ろしではなく既刊の書籍からの抜き出しで、お二方の作品は既読だったものの、読んだことのない作家さんをお試しするにはいい機会。(もちろんタイトル通り、リアル10代の方々の・・・例えば朝読書としてもいいんじゃないッスかね)
私は恒川光太郎さんの作品を今回初めて読んだのですが、“11月7日の水曜日”という特定の1日だけを繰り返す人達のお話、『秋の牢獄』はとても面白く、他の本も読んでみたくなりました^^。

『秋の牢獄』の内容ちらっと。
主人公は女子大生の藍(あい)。
同じことを話す友達、同じ教授の講義・・・ふと、同じ日が何度も繰り返されていることに気がつく。ただし自由度は高く、やりたい放題できるのだけど、“どんなことをしても”24時間経つと起こしたアクションは全てリセットされ、朝、自分の部屋で目が覚めるところへ戻ってしまう。
・・・そうしたリプレイヤーは、実は藍の他にも複数いて、同じ境遇の者同士、親しく交流するようになる。
さて、この11月7日には“北風伯爵”な存在がおり、恐れられている(見た目はてるてる坊主というか・・・シーツをかぶった様な感じの異形)。なぜならこ奴に接触されたリプレイヤーは、繰り返しの日から消えてしまうから。
どこに・・・? 11月8日に・・・?
ひとり、またひとりと仲間達が消えていく。。。

↓以下、感想。大いにネタバレしてるので、反転^^;。
彼らが無事に11月8日を迎えられたのかどうかについて、明らかにされてませんで、読者の想像におまかせになってます。私の希望としては・・・主人公の女子、藍ちゃんとちょっといい雰囲気になってた青年、ぜひとも「11月8日」に再会してほしいんですがね^^;。
でも、世界こそがレコードの針飛びみたいにリプレイしていると考えた場合、どうなんでしょう。それに気がついて、しかも好き勝手に動き回る人達って、秩序を乱す異分子なのでは。
・・・ああ、暗い気持ちになりました(T_T)。余計なこと考えなきゃよかった・・。


左近の桜 左近の桜
長野 まゆみ

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 ひっそりとたたずむ日本家屋。実は男同士が逢引をするための隠れ宿でありました。そこの長男である桜蔵(さくら)は、幽霊やら精霊(?)だったり、妖のモノ達を知らず惹きつけてしまう体質。ふと、気がつけば、現でないどこかに誘導されている。。。不思議な味わいの短編です。『咲くや、この花 左近の桜』という続編もあり。

 長野さんのお話は『白昼堂々』の辺りから?同性間の恋愛を匂わせる路線が続いていて・・・あからさまではないものの、実際それらしき描写があったりもするので、世間サマの評価は賛否両論のようです。この作品も同様(・・・が、今時は小学生の女子が読むような漫画とか雑誌のほうが、よほど過激な気がする^^;)。
 私はそもそも倉橋由美子さんが好きでして。“倉橋作品のような雰囲気”、この世でもなしあの世でもなし的な世界感を書ける作家さんを求めて、長野さんを読むようになったので気になりませんがね。『あめふらし』なぞ、この梅雨時には読み返したくなったりもします。
 現実に疲れている時に読みたくなるのかも。
 

親指さがし 親指さがし
山田 悠介

幻冬舎 2003-09
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タイトルからしてホラー。
『ニホンブンレツ』の予約待ち中につき、読んでみました。最近、暑いですしねっ!・・・て、通年怖い話読んでますが。
“親指探し”というゲーム(結果的に交霊術もどきになってしまうわけだが)自体は非常に怖いです。
参加者はいわゆる幽体離脱をしてバラバラ殺人事件のあった別荘の中を捜索する。探すモノは被害者の“親指。
「捜索中、背中を誰かにポンポンと叩かれるけれど、絶対に振り向いてはいけない」というルールがあるんだが、この状況は想像するに超怖い。「えっ?」とかって、うっかり振り向いてしまいそうだもん。
お話の内容としては、うーーーーん^^;。怖いんだけど、あっ気ないかなぁ。。。ラストシーンもまさにホラー映画調で、ええっ?!というか・・・^^;。
『あそこの席』も借りてきたので、こっちに期待しよ。

1年生の読み聞かせ。
『さかさのこもりくん』と『さかさのこもりくんとこふくちゃん』を。シリーズ物です。当日は新メンバーさんの見学予定があり・・・あわよくば、1冊、読んでいただこうとシリーズ物を選んでみました。

さかさのこもりくん さかさのこもりくん
あきやま ただし

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 コウモリの子ども“こもり君”は、逆さまにぶら下がってるので、言葉の意味がすべて逆さまに・・・。
 例えば「今日はひどい天気だよ」と彼が言ったなら、「今日はとってもいい天気だね」だし、「君なんて大嫌い! もう二度と遊びたくない!!」は「君のことが大好き! また一緒に遊ぼうね!!」となるのです。
 そんな“こもり君”と心優しきクマさんの楽しい1日。
 子どもの頃、「まったくアンタはアマノジャクなんだからっ」と親によく言われたもんですが、実際、こんな子がお友だちだったら、付き合いづらいだろーな・・・^^;


さかさのこもりくんとこふくちゃん さかさのこもりくんとこふくちゃん
あきやま ただし

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 逆さ言葉の“こもり君”と・・・それはそれは可愛らしいフクロウの女の子“こふくちゃん”のお話。
ホントは「わぁ~ 君って超カワイイねっ!」と言いたいのに、「君って超カワイクないねっ!」とか言っちゃう“こもり君”。 “こふくちゃん”は、めちゃくちゃショックを受けて飛び去ってしまう。
 ネズミ君のアドバイスで、“こふくちゃん”の誤解を解き、仲直りをするために“こもり君”は頑張ります^^。
 

「続き、読みませんか?」に応じて、2冊目を新メンバーさん快く読んでくださいました。とてもお上手でした^^。また、楽しんでいただけた様子。見学に来られて、「やっぱり無理っ!!」て言う方もおられるので^^;、今後に関しての声掛けはホントびくびくもの。
 あー、よかったよかった。

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