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おとなの(?)読書感想文。 絵本から児童書、時代モノ、how to本、ミステリーetc...。あなたの道標になったら幸いです。
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膨大な情報の海の中で。
とある目的で検索をかけて、うっかり?ついつい別のことに興味が移っちゃうことないですか。

ありますよね・・・・・・(@_@;)

今日は↑の果てにたどり着いた70年代、80年代の音を。
(本のタイトルを検索していたハズなのですが^^;。つい夢中になってしまう70年代生まれの私)

 

“彼”について、今時の若者のイメージとしては『マリオみたいなちょび髭、そしてぴったりパンツのオッサン』というのが大多数でありましょう。
・・・って、(若者じゃないけど)私もそう思ってましてん^^;(PV当時は人語を理解してない頃でしたから)
しかし!! 若かりし日の“彼”は麗しかったのだ。見た目も、何より歌声が。

苦しいときだけ!八百万の神サマにすがる私。
・・・カミサマ、早く連れて行き過ぎだよ、って恨めしく思わずにはいられないけれども。文字も音も、残るべきモノはちゃんと残るんだね。

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『花咲ける青少年』を皮切りに、樹なつみさんの著作を読みまくる。
『八雲立つ』→『OZ』→『獣王星』→『デーモン聖典』→『ヴァムピール』・・・

この上なーく幸せですが、部屋惨状。
「本を買う前に新しい本棚を買いなさい」と言う息子さん・・・ごもっともですぅm(__)m。
この部屋で、私が頭から血を流して倒れていたとしたら、死因はなだれ落ちてきた本のせいだろーよ^^;。
・・・とりあえずスリッパ揃えておこ。溜め込んだ本は全部、君にあげよう。図書館から借りてる本は返しといてくれよ・・・って、縁起でもないっ^^;。

カンタンに感想を。

53188f3b.jpg









 
 お話はそのものは面白かったのですが。雑誌で読んでいたらイライラしただろうなぁと思う^^;。古代の因縁が現世に影響を与えているというわけで、少しお話が進むと古代のお話が挿入されるんで、本編がなかなか進展しない。・・・どうせなら古代編を先に終わらせて、その後で現代編を一気に読ませてもらった方がわかりやすかったんではないかと。
 ラストはハッピーエンドの部類だと思われますが・・・冷静に考えると“困った”結末かも。

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サイエンスフィクション。第3次大戦後の世界が舞台。対戦前、頭脳集団が作ったとされる最先端の科学を結集したシェルターこそが、OZ。ブラックな『オズの魔法使い』?
「あなたは臆病なライオンよ!」ってな台詞があった。
ドロシーは生体工学の天才少女フィリシア、ライオンは傭兵ムトー。脳のないカカシは傭兵ネイト、ハートの無いブリキの木こり&善い魔女のグリンダはアンドロイドの19(ナインティーン)ってとこッスか。文句なし。

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上と同じくSF。遠い未来、人々は太陽系を離れ、他星系列に移植可能な時代。エリート科学者の両親を持ち、何不自由なく育った双子、トール&ラーイでありますが、ある日、両親が何者かに殺害され、ふたりは死罪者が送られる死刑惑星「キマエラ」に落とされる・・・。
急展開ゆえなのか、世間様の評価は辛いようですが・・・私は好きですね^^、このお話。
作中に引用されている“パンドラの箱”。この神話、あらゆる災いがあふれ出した後、最後に残ったものは“希望”だったというお話が有名ですが、“希望”じゃなくて“絶望”だったとかね・・・諸説あるようなのです。
希望があるからこそ絶望があるのだし、絶望を味えばこそ希望を持って前に進めるんだろうさ。
希望、未来、たくましさを感じさせるラスト、素敵だと思いました。

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未知との遭遇、霊的存在=インテリジェンス(と、作中では称していた)、あるいはデーモンとの遭遇は人類にとって脅威。でも、何十万人、何百万人にかひとり現れる“鎖”という存在だけは別。意のままにデーモンを従わせられるのだそうな。
乙女な漫画。重い話を続けて読んだせいか、軽く読めてしまいました(・・・といいつつ、泣き所が2箇所。動物と子どものエピソードはいけませんや)。
一応、ハッピーエンド・・・ですが。その後を思うと・・・なぁぁ(T_T)。
 


・・・恐ろしいことに!読みたいには終わりがない。
『ヴァンピール』3巻を読み終わったところで、「ダンピールといえば、やっぱ『吸血鬼ハンターD』(著:菊池秀行)じゃね」などという気持ちがむくむくと。『D-昏い夜想曲』あたりで飽きちゃってそれきりでしたが。一体、結末はどうなったのであろうかと、調べてみたら・・・びっくり。まだ続いてたんですね^^;。
じ、じゃあ、『魔界都市ブルース』は・・・これも終わってない。これは相当数読んだと思ってたのですが、知らぬ間に続々と発行され続け・・・50冊超えとりました。(半分も読んでませんです)
さらに同時期に読んでいた『アルスラーン戦記』と『創竜伝』(ともに著:田中芳樹)も調べてみたところ、こちらも結末がどーのでなく、まだまだ続く模様でありました。
 ところで、栗本董さんの訃報は記憶に新しいところですが、『グインサーガ』、未完に終わってしまいましたね。姉やオトーサンは読み込んでたようですが、私は文章の感じがどーも馴染めず(グインのマッチョっぷりにも^^;)、ちゃんと読んだことありませんで。アニメ化されて、ちょっと読んでみようかな・・・なんて思ってた矢先でした。終わらないとわかっている以上、これからも手は出せそうにありませんが。
 未完成の絶筆は、作者さんご自身が不本意だったでしょうし、残念に思われているファンもたくさんいることでしょう。
・・・菊池さん、田中さんの作品、最後は決まってるんでしょうか。もしかして、終わらせる気、ないんじゃぁ・・・ボソ。読み直そうと思うので、ぜひともうやむやにしないで、きっちり「降幕」を見せていただきたいもの。
どんなに素晴らしい物語にも、いや素晴らしい物語にこそ、潔い幕引きは必要だと思うのです。

 
ああ、『ヴァムピール』を入れるのを忘れちゃった^^;。
また、今度。

3年生の読み聞かせ。
この学年は昨年、一昨年と続けて読んできてるんですが・・・今学期お初でしたので、そこそこ緊張しましたです^^;。しかし、「あー読み聞かせだー」「今日は何読むのー」と歓迎ムード。・・・にへら~(←と、すぐ調子に乗る)。
ちょっと早く行き過ぎちゃったので、クラスで飼ってる青虫を見せてもらったり、間近に迫った運動会の話などを少々。・・・いっぺんに話しかけてくるので、聞き取れなかったりもしましたが^^;、毎日練習を頑張っているそうです^^。

さて、本日は『コンビニエンス ドロンパ』と『やまのやまびこ』の2冊を。

コンビニエンス・ドロンパ (絵本・こどものひろば) コンビニエンス・ドロンパ (絵本・こどものひろば)
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・・・おばけや妖怪ご用達のコンビニエンスストア、ドロンパ。本日、丑三つ時にオープンです!!
 オーナーはキツネのだんな、スタッフは無口な?のっぺらぼう店長とアルバイトのがいこつ君。河童のきょうだいがお小遣いでアイスを買いに来たり、ろくろッ首がシャンプーを買いに来たりと、おばけさん達も買う物はニンゲンとそう変わらないみたい。
 さて、月が西に傾いてきた頃、お疲れの店長さんはついウトウト。そこへしめしめとばかりに頬かむりをした泥棒イタチがやって来て・・・

 読み聞かせの時間内ではあんまり余裕ないのですが、お話を追うだけじゃなく、細かく描き込まれた商品を見るのも楽しい絵本です。
 例えば、お菓子コーナーの“どくきのこのもり”(きのこのやまを意識してるのは一目瞭然)、新聞売り場の“日刊おにスポ”、雑貨コーナーの“かぜひきしらず虎パンツ M”、おもちゃコーナーの“うろこおはじき”、“まきがいホイッスル”、“蛾ステッカー”、“めだまビー玉などなど。
・・・こんなコンビニあったらいいな^^。

やまのやまびこ やまのやまびこ
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・・・山に向かって「やっほー」って叫ぶと、「やっほー」って返ってくるのはね、山の神さまのやまびこがこたえてくれているんです。知ってました?
 でも、毎日毎日「やっほー」ばかりいうのはツマランとやまびこさんは思うのです。もっと他のことが言いたい、お話がしたいなぁと。そこで、ある日とうとう、キツネの「やっほー」に「はぁい」とこたえちゃう。
 森の動物はびっくり仰天。早速、みんなでお向かいの山に行ってみます・・・

「やまびこ、知ってるよね?」と聞いたら、子どもらまさかの無反応。
「山の頂上で、やっほーって言うの、知らない?」と聞き直したら、「あ~、やっほ~ね」と少数反応^^;。
 遠足といえば山登り、山登りといったら「やっほ~」じゃん?って、田舎育ちの常識は都会の子どもらには通じないのかも^^;。
 

「年齢性別不問。 1週間の短期バイト。ある人文科学的実験の被験者。被験者は24時間観察される・・・外部との接触は7日間一切禁止。時給1120百円(=11万2千円)」。

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 もし、こんなバイトの募集があったなら。

 新薬の人体実験? それともミルグラム実験? ・・・電流流しちゃったり、看守役と囚人役に分かれちゃったりするのかなぁ^^;?
 それが誤植にしたって、私なら絶対行かないところですが・・・。集まったメンバーは主人公の結城 理久彦を含む12人。女子にモテたいから車が欲しいだったり、生活苦で藁にもすがる思いだったり・・・程度の差こそあれ、色々とわけありの人々です。
 実験とやらが行われるのは地下施設であり、一本の梯子を使って地下へ降りて行く。つまり外界への入出口はそこだけ。一体、何をさせられるのやら・・・と不安に思う面々でありましたが、しかし、ひとりひとりに豪華な個室が与えられるわ、娯楽室も完備。衣食に関しても申し分なし。そこで「7日間、24時間モニターされる」のが彼らの仕事。ただし、各部屋、付属するトイレ、風呂に鍵はなし。そしてなぜか(必然的にだけど)古今東西のミステリになぞらえた武器がそれぞれに与えられる。
 さて、ここらで、オーナーより、規定の(法外な)報酬のほかに、ボーナス発生条件及び、減俸条件etcが放送、ルールブックで提示される。
 自分が持てる武器を他者にふるうこと(犯行がバレてはいけない)だったり、逆に探偵役として犯人を暴くことだったり。つまり誰かが事件を始めることなわけです。
仲良く平和に過ごそうね、って皆で約束したにも関わらず・・・事件は起こる。

・・・自分と被害者以外は皆が怪しい。
・・・しかし、そこは逃げたくても逃げられない地下施設。
・・・鍵の閉まらない部屋で過ごす夜は、恐怖以外のなにものでもない。
 

↓ここからはネタバレを含む、純粋な感想↓

 広さはともかく、密閉された空間に恐怖。それなのに脱出系ゲーム好きなのはMだからか。新発見だ・・・って、ウソウソ^^;。
 このお話、ページ数が足らなかったんじゃないかなぁ。。。例えば重要人物と思われた(勝手に私が思っていただけだが)メンバーのひとり、真木。「他殺体を見るのは初めてではない」という意味深な台詞を残し、早々に退場。ぶっちゃけ本編には関わりないからなんでしょうが。他の人は抱えている事情やプロフィールがそれなりに明らかになっていったので、その理由が気になる。ただ単に彼はそもそも犯罪者だったってこと?
 また、事件解決前に真の探偵役が現場から“離脱”したのはいい意味で予想外でしたが、その時点で初めて明かされた彼のプロフィール、都合よく感じられてしまったのが非常に残念でした。


『別冊 図書館戦争Ⅰ』
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有川 浩

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簡単に^^;。
 堂上について、柴崎曰く「しれっと恋人の顔をしてる」といった台詞が印象的。Ⅰについて、まったくその通りですな。そういう話です。
これまでのシリーズ同様、事件も起きているのですが、私的にはそれだけで十分だったかもしれない。
お伽話によくある「・・・ふたりは幸せに暮しましたとさ」というラストのなんと潔いことか・・・!

いやまー・・・お幸せに。

ドンと大人買い(←散財、とも言う)。漫画ばっかり25冊。内、19冊は古本ですが。
『花咲ける青少年』愛蔵版1巻~6巻
『八雲立つ』1巻~19巻

共に樹なつみさんの著作。『花咲ける・・・』は10代の頃に読んでた漫画雑誌『LaLa(白泉社)』で連載されていました。今更、アニメ化。びっくりです。アニメは・・・あまりいい出来とは思われなくて^^;、漫画が読みたくなりました。・・・なんとまーアニメ化に先駆けて愛蔵版が出版されていました。
一人暮らしの頃は漫画とはスッパリ切れていたので(全部実家に置いてきちゃったのと、新しく買う余裕もなく。主に後者^^;)、ついでに読んだことなかった『八雲立つ』も買っちゃいました^^。

2dff9863.jpg↓核心には触れてませんが、少々ネタバレてます。

・・・『花咲ける青少年』、このお話は序章がまったく素晴らしい・・・と、私は思うんですが、アニメはこの序章をすっ飛ばして本編から入ってますねー^^;。いつかどこかにはさむのかなぁ。
 まー、ともかくです。序章は万国博覧会、植民地会議出席のため、ラギネイ王国(架空のお国です)国王の名代としてアメリカにやって来た王子様マハティ、歌姫キャスリーンとの恋が描かれております。『ローマの休日』逆バージョンですね。
 身分の差、また第二次世界大戦開戦直前という時代設定で、ふたりは結ばれない(T_T)。・・・彼女がグレース・ケリーじゃなかったからこそ、お話が続くんですけども^^;。・・・辛いよなぁ。。。

 太陽神を信仰するラギネイの人々は頭を聖布で常に覆っており、その聖布を取るのは敗北を認めた時と異性への求愛の時だけってことなんですが・・・「天の神も照覧あれ!!」と、マハティがキャスリーンに求婚する場面、そして序章のラスト、お国に戻って周囲を説得するのだとマハティ王子がキャスリーンに向けた「待っていろ! すぐに戻ってくる すぐだ!!」のシーン。
雑誌を読んでたのは、ふた昔前と言ってもいいくらいなんですが^^;、覚えてましたねー。ハイっ、名場面っ。

 さて本編。いきなり時代は現代に、しかも最初の舞台は日本なので、序章との繋がりが最初は飲み込めないでしょう^^;。
主人公は花鹿(かじか)という美少女。本編の最初、アメリカ育ちの帰国子女、ちゅーことになってますが、それは仮の姿。彼女は米国を本拠地に、多国籍企業を傘下に治める巨大財閥の会長、ハリー・バーンズワースの一人娘でありました。
・・・生命の危険は資産家の子息、子女の宿命なのでしょうか。幼い頃に誘拐されかけ、かばった母親が射殺されるという悲劇から、カリブのある孤島(←パパの持ち物^^;。架空の島ギヴォリ)で幽閉同然とはいえ、しかしのびのびと育てられます。友人は白豹のムスターファ、そしてハリーの紹介(命令?)で、兄貴分、遊び相手として年に何度か島を訪れる倣 立人(ファン・リーレン)だけ。その間、なんと12年。
・・・自分の行動に責任を持つことの出来る歳であるとして、14の歳に彼女は俗世と隔絶された小さな世界から解放されるのですが・・・。

「君の生涯の伴侶となる男を探すゲームをしないか?」と持ちかける父、ハリー。
君の夫に相応しい者として、白羽の矢を立てた男が3人いる。でもそれが誰かは教えない。しかし、君は必ず巡り合うだろう。その誰かと君が恋に落ちれば私の勝ち。誰とも恋をしなければ君の勝ちだよ、と。

もちろん、ハリーの真の目的は婿探しではありません。
(ちなみにアニメ公式ページでは最初っから3人の面が・・・どころか素性まで割れてるけどね^^;)

hanasakeru6.jpg 本編でも個人的に名場面、名台詞に認定したい所たくさんあるのですが、なんと言っても立人登場シーン、「おまえが呼べば いつなりと」。これまた記憶鮮明でした。イチオシの名場面、名台詞でしょう^^。
←画像は6巻。倣 立人。少女漫画において、そういう恥ずかしい台詞がキマる(許される)のは、こうしたキレイな男でなくてはねっ(断言)。
ところで「呼就 馬上行」という北京語の台詞の訳として、上が当てられてるので、アニメはどうなるのかと、ここだけはちょっと期待してましたが・・・日本語でした^^;。

 


疲れたので^^;、『八雲』はまた多分、また今度。

新年度の読み聞かせスタート。今日は低学年の週でした。
先生方に連絡がしっかり行き届いていたらしく、机はきっちり左右に分けられており、子どもら体育座りで待機してくれていました。・・・先生がなかなか教室を出て行かれないので、まさかまさか子どもらと一緒に聞いているつもりではあるまいなっ?!と思いましたが、出て行ってくれてひと安心・・・読み聞かせ7年目にして、相変わらずチキンな私です^^;。しかし、久々だったせいか少々緊張しておりまして、声を発するごとに何だかお腹の中がス~ス~するような、何やら変な感覚でした。

本日読んだのは・・・『ゆらゆらばしのうえで』

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極限状態の中、食うものと食われるものとの間にいつしか友情が芽生えるといったほのぼのストーリー。著者は『あらしのよるに』の木村裕一さん。絵は『なつのいちにち』などを描かれている、はた こうしろうさんです。『あらし・・・』ほどのシリアスさはありませんが、少し似ています。・・・いつぞやここで紹介しているので、あらすじやらは省略。
 
2冊目。
『いいからいいから③』先日、あらすじを書いたばかりなので、内容は省略。「きったない じいさん」つーのは子どもらにやはりウケました。教育的にはよろしくないかも、ですが^^;。③なので、「①②は図書館で借りてねっ^^」で〆。


読み聞かせ終了後は、メンバー顔合わせ(もっともあまり代わりばえはしないんですけども^^;)と図書室装飾の制作。年度最初ということで、校長先生、図書部の先生、図書支援指導員さんらにご挨拶をいただきました。・・・毎年のことですが、どどっと緊張。子どもらにお礼を言われたり誉められると、素直に嬉しいし「ウン、頑張るよー」とか言えちゃうのですが、先生方からだとナメクジに塩状態^^;。どろどろ~。
今学期もてきとーにがんばろうと思います。
GWなんですが、子どもは部活が忙しいようです。
文化部か帰宅部だった私としては、体育系の部活の熱血ぶりにはついて行かれないッス。まぁ、わかってたことなので今年は何も予定は立ててませんで。ゴロゴロしてよう!と思ってたのですが・・・
予想外に辛いっ!^^;。楽しげなサイトを物色するのも、仕事をサボってだからこそ面白いんだよなぁ。。。目いっぱーいになっている時は、この仕事が終わったらアレしてコレして~とか胸を躍らせているわけですが、いざお休みになるとアレもコレもどーでもよくなり。本も忙しい時に読むからこそ、やめられないとまらないんだなぁ、きっと。テスト前に読む漫画が異常に面白く感じられたのと同じ理屈か。
・・・退屈がMAXに達したところでBBQに誘われたので、昨日→今日にかけて某所で飲んでました。肉は主に子どもらによって処理され、大人達はアルコールばっかり。BBQなのに肉一切れしか食べてない^^;。何かより不健康になった気がします・・・orz。もう絶対、飲まない・・・・お外では。
 
今月から読み聞かせが始まるので、物色してきた本を。

『いいから いいから③』
いいからいいから〈3〉 いいからいいから〈3〉
長谷川 義史

絵本館 2008-09
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冒頭、「あるひ さんぽしてると、きったない じいさんがいた」。きったない じーさん・・・て^^;。
まぁ、ともかくそのきったないじーさんは貧乏神。「行くところがない」という不幸の神様を、“僕”のおじいちゃんは「いいから、いいからー^^」と家に連れて行っちゃう。するとまぁ家はどろぼうに入られる、お父さんはリストラされる・・・etc、あらゆる不幸が舞い込みまくるわけですが、そんな事態に陥ってもおじいちゃんは,、「普通の生活のありがたみが身に染みるのぅ」とニッコリ。

「いいから、いいからー^^」
・・・いいんッスか^^;。
そーね、必要以上に欲張りになっちゃイカンね。こんなじーさんが身近にいたら、日々ほのぼのしそうだ。 ③というからには、①、②があると思うのですが、近所の図書館にはこれしかありませんでした。お取り寄せしよう。




『バイオリンのおとは山のおと』

バイオリンのおとは山のおと (創作えほん (13)) バイオリンのおとは山のおと (創作えほん (13))
中谷 千代子

偕成社 2000
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山のふもとにバイオリンつくりのおじさんが住んでおりました。家の周りには葡萄やら桃やら実のなる木が植わっていて、その実を食べにたくさんの動物達がやってきます。でもおじさんは怒らないし、追っぱらったりしないのです。

バイオリンの音は山の音。雨や雷、雪、クマのいびき、ことりやミツバチのうた・・・。とてもきれいなお話です^^。
作者さんの後書きによれば、このお話は小沢僖久二(おざわ きくじ)さんという実在の人物がモデルだそうです。農業のかたわら、商売としてではなくバイオリンを作り続け『日本のストラディバリ』とまで言われた方。残念ながら小沢さんは11年前にお亡くなりになられたのですが、その作品は小学校や中学校に寄贈され、大切に残されています。その足跡は『星空のバイオリン』というタイトルで映画化されたり、書籍にもなっています。



『森のおくりもの』

男の子は、毎日のはらの切り株の上でバイオリンの練習をしていました・・・。
「クマのいびきのほうがマシ」だの「咲いた花がかわいそう」などと森の動物さん達には大不評^^;。同じように夏が過ぎ、秋になり・・・ある日、男の子の演奏にクマが拍手をしてくれます。それから日々、耳を傾ける動物達は増え続けていきます。「なんで そんなにいっしょうけんめい れんしゅうしているのかね」それはね・・・。クリスマス、おかあさんと動物達を前に披露したのは、“おとうさんがよくひいていた、うつくしいきょく”でした。
 
とても優しい気分になれると同時に、切ないお話。読み聞かせには向かない・・・だろうなぁ。。。
 
『別冊 図書館戦争Ⅰ』(著:有川浩 出版社:メディアワークス)、『幽談』(著:京極夏彦 出版社:メディアファクトリー)、暇に任せて読了。
感想はまた今度。

「・・・ねえ、知ってる?4月23日は『子ども読書の日』なんだよ」(←豆しば風)。

↑ホントです。
恐らくはこの土日、全国の図書館で何らかのイベントがあったんじゃないですかね。
私の住まう地域では、地区の図書館の呼びかけで近隣の小学校の図書ボラ有志が集まり、子どもらを楽しませようという企画があります^^♪
毎年、我々も参加しておるのですが、
 

おるのですが、おるのですが、おるのですが。



・・・・・・・・不満は募る一方だ^^;。

①つまんない、と思う。
やる気あるのかないのかよーわからん。・・・いや、ないと思う。
回を重ねるごとに落ちていく客足。ポスターだけは立派なんッスけどね^^;。

②技巧披露の場になってはいかんだろ。
お客大半は未就学児。そして付き添いのお母さん(お父さん)が来られる。わかってるのに毎年・・・(中略、というよりピー音が入る)・・・確信犯だと思う。


でも終始笑顔の・・・・・・・・・腹黒い私。
疲れたよ・・・パトラッシュorz。



お話会も終わったし、仕事もひと段落したので勝手に春休み^^。
TUTAYAに寄って『死神の精度』(著:伊坂幸太郎 文春文庫)と『地獄堂霊界通信』(著:香月日輪 講談社)を購入。
『こころ』『地獄変』『人間失格』が小畑健さん(DETH NOTE)のカバーイラストで出てまして(ほかにもあるかも)。期間限定というアオリも手伝って^^;持ってるのに欲しくなりました(諦めましたが)。特に『人間失格』のカバーはいかにも悪い奴!って感じで◎^^。
流行の漫画家さんやイラストレーターさんに、古典やら純文学といった小説のカバーや挿絵を描いてもらうのって、いい試みだと思います。
 

新聞すら取りに行きたくない、ものぐさーな私を1度ならず、2度、3度までもポストに確認に行かせた本が・・・届きました(メール便、嫌いです(=_=))。ホロッホ~。
それはね。。。

うさねこ うさねこ
まきのゆうき

イースト・プレス 2009-04-16
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オモコロさんというサイトで日替わり掲載されている4コマ漫画のひとつ、うさ男とねこ男の単行本です。
ジャンルはギャク漫画・・・ではないと思うのですが、何でしょうね、不条理漫画?シュール漫画? 
作者のまきのさんのブログでは確か「うさとねこが仲良くヤンヤンするお話」とか何とか説明していたようなので・・・そう、そんな感じです^^。ヤンヤンしてます。・・・ヤンヤンって何?とか聞かれてもわかりません^^;。
登場キャラクターはうさ男にねこ男、ひつじ男、いぬ男、オニギリ。
どれも小憎たらしいちゅーか、可愛らしすぎないのがとってもよろしいのです^^。

帯やらカバーを取ると・・・というお遊びは最近の本でわりとよく見かけるのですが、「あとがき」や「著者紹介」、「既刊本の紹介」といったものが一切ない本は初めて見たかもしれません。仕様?いや、これも一種の趣向?なんでしょうか。
確かにアオリ文句の「うさぎとねこ、やりたいほうだい」そのままに、『まきのさん(←著者さん)の本』というより、『うさとねこがやりたい放題ややっちゃった本』ってな雰囲気がかもしだされた感じはします^^(深読みし過ぎですかね)。
また、以前は『猫村さん』みたく鉛筆画だったこともあり、オールカラー化について、オモコロさんのコメント欄は賛否両論の嵐が吹きまくっておりましたけれども(私も全部カラーじゃなくってもと思ってました)、今までがラフスケッチとしたら、しっかりペン入れしましたっ!て感じですかね。鉛筆描きにも独特の味とか勢いがあってよかったけれど。んまー結局、「どっちでもいんじゃね」です。最初から最後まで・・・小学生~中年のオジサンまで幅広い年齢層で楽しめる内容だと思います(笑いのツボは違うようです)。

\はいっ!/大満足っ^^。


・・・オモコロさんのサイト内、『本日発売!とおまけ』において、

「乙一さんにサインをもらいました」

というコメントとともに、サイン色紙の写真が掲載されていました。正直、ネタかかなぁと。以前に著名人の寄せ書きネタがあったというのもあるんですが、何といいますか、あまりに地味・・・いや、直球なサインだったもので。。。(←褒めてます)。
乙一さんのブログ『オツイチ小説再生工場 工場日誌』にリンクが貼られてたので、行ってみたらば・・・ホントでした(4月10日分)。
ちゃんと読めるサインを書いてくれる乙一さん。作品はダークなものが多いけど、きっといい人だと思いました。

年度末~新年度。
進級&進学&就職等々、フレッシャーズな皆様、おめでとうございます。
 
『ともだち』
今だとタイトルで検索をかけると、悪いほうの“ともだち”がヒットしそうですが^^;もちろん違います。
この本は卒業を間近に控えた6年生の子ども達に向けて、読み聞かせメンバーさんの誰かしらが必ず読む本。
今年は私が読ませていただきました^^。
 
ともだち (講談社の創作絵本Best Selection) ともだち (講談社の創作絵本Best Selection)
太田 大八

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語り手は小学校6年生の僕。
前半、体力自慢のA君、絵の上手なB君、笑顔の素敵なCちゃんといった風に、クラスメイトの長所が“僕”の目を通して語られます。
後半は・・・15年後の彼らについて。
みんな大人になって、それぞれ長所を活かした職業について活躍している様子を“僕”が紹介していきます。
最後のページで「今の僕は・・・」と語られるのですが・・・“僕”も彼が持てる長所に相応しい職業についています^^。

実際、誰もが希望の職業に就けるわけではないのですが。
義務教育の内は夢を持って将来を思い描いて欲しいです。たとえば将来の夢「さらりーまん」とか。。。
そりゃないだろー^^;(←でも実話)。せめて「しゃちょうさん」くらいは書いていただきたいものです(それもどうかって感じですが・・・)。


音楽付き読み聞かせ。
 
花さき山 (ものがたり絵本 20) 花さき山 (ものがたり絵本 20)
滝平 二郎

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これも毎年6年生に向けて行うスペシャル企画。
今年は『花さき山』を読みました。大型本が地区の図書館にありましたので、本はそれを使用。
音楽室を借り(移動がちょっと大変)、キーボド&ピアノ演奏をつけていただきました。
 
~感想~
●大型絵本は紙質がよく、見開きページいっぱいに色とりどりの花が咲く場面は圧巻。黒いバックも効いています。
普通サイズの絵本でもはっとするところですが、比較すると違いは明らか。
大型はお値段のせいか(9,800円だったかと)、もしかすると個人としての貸し出しは不可となっているかも・・・
でも、見るだけなら見せてくれるんじゃないかと思います。興味のある方はぜひ。
●母親が赤ちゃんにおっぱいを飲ませているシーンが出てくるのですが・・・特に男子、そのページにくると何やら顔を背けたりしてました^^;。
ついこないだまで「う●こ」だの「お●ら」だので大爆笑してた彼らだというのに、そんなお年頃か。

身近にプチ葉加瀬太郎(←見た目がではなく、その弾き方の感じが似ている)を発見したので、今年度はヴァイオリン演奏もつけられたらいいな^^。
 


 基本的に三日坊主な私なのに、読み聞かせだけは6年間。
月に2回~4回、多くて5、6回程度の簡単ボランティアとはいえ、まったくよく頑張ったものですよ。
・・・とかって、後、確実に4年くらいはまだ居座りますけどもねっ^^;。
 
4月は学校側の都合により、読み聞かせはお休み。また来月からほどほどに頑張ろうと思います。
(本日のタイトルは・・・金子みすゞさんの詩、「わたしと小鳥と鈴」より。)
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