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おとなの(?)読書感想文。 絵本から児童書、時代モノ、how to本、ミステリーetc...。あなたの道標になったら幸いです。
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年度末~新年度。
進級&進学&就職等々、フレッシャーズな皆様、おめでとうございます。
 
『ともだち』
今だとタイトルで検索をかけると、悪いほうの“ともだち”がヒットしそうですが^^;もちろん違います。
この本は卒業を間近に控えた6年生の子ども達に向けて、読み聞かせメンバーさんの誰かしらが必ず読む本。
今年は私が読ませていただきました^^。
 
ともだち (講談社の創作絵本Best Selection) ともだち (講談社の創作絵本Best Selection)
太田 大八

講談社 2004-03
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語り手は小学校6年生の僕。
前半、体力自慢のA君、絵の上手なB君、笑顔の素敵なCちゃんといった風に、クラスメイトの長所が“僕”の目を通して語られます。
後半は・・・15年後の彼らについて。
みんな大人になって、それぞれ長所を活かした職業について活躍している様子を“僕”が紹介していきます。
最後のページで「今の僕は・・・」と語られるのですが・・・“僕”も彼が持てる長所に相応しい職業についています^^。

実際、誰もが希望の職業に就けるわけではないのですが。
義務教育の内は夢を持って将来を思い描いて欲しいです。たとえば将来の夢「さらりーまん」とか。。。
そりゃないだろー^^;(←でも実話)。せめて「しゃちょうさん」くらいは書いていただきたいものです(それもどうかって感じですが・・・)。


音楽付き読み聞かせ。
 
花さき山 (ものがたり絵本 20) 花さき山 (ものがたり絵本 20)
滝平 二郎

岩崎書店 1969-01
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これも毎年6年生に向けて行うスペシャル企画。
今年は『花さき山』を読みました。大型本が地区の図書館にありましたので、本はそれを使用。
音楽室を借り(移動がちょっと大変)、キーボド&ピアノ演奏をつけていただきました。
 
~感想~
●大型絵本は紙質がよく、見開きページいっぱいに色とりどりの花が咲く場面は圧巻。黒いバックも効いています。
普通サイズの絵本でもはっとするところですが、比較すると違いは明らか。
大型はお値段のせいか(9,800円だったかと)、もしかすると個人としての貸し出しは不可となっているかも・・・
でも、見るだけなら見せてくれるんじゃないかと思います。興味のある方はぜひ。
●母親が赤ちゃんにおっぱいを飲ませているシーンが出てくるのですが・・・特に男子、そのページにくると何やら顔を背けたりしてました^^;。
ついこないだまで「う●こ」だの「お●ら」だので大爆笑してた彼らだというのに、そんなお年頃か。

身近にプチ葉加瀬太郎(←見た目がではなく、その弾き方の感じが似ている)を発見したので、今年度はヴァイオリン演奏もつけられたらいいな^^。
 


 基本的に三日坊主な私なのに、読み聞かせだけは6年間。
月に2回~4回、多くて5、6回程度の簡単ボランティアとはいえ、まったくよく頑張ったものですよ。
・・・とかって、後、確実に4年くらいはまだ居座りますけどもねっ^^;。
 
4月は学校側の都合により、読み聞かせはお休み。また来月からほどほどに頑張ろうと思います。
(本日のタイトルは・・・金子みすゞさんの詩、「わたしと小鳥と鈴」より。)

これまでの読書。

デモナータ・シリーズ第6幕『悪魔の黙示録』。
デモナータ 6幕 悪魔の黙示録 デモナータ 6幕 悪魔の黙示録
田口 智子 Darren Shan 橋本 恵

小学館 2008-03
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普通に図書館の棚に第5幕『血の呪い』とともに並んでましたんで、最新は一体何幕やらわかりません。(なんか展開に覚えがあるなぁ・・・と思ったら、第5幕は既読でした^^;)。
相変わらず児童書のジャンルとは思われぬ、グロさ。必ず最後の辺りに「ええっ!そんなぁ」というエピソードが仕込まれてます。裏切りやら親しい人の死はお約束なんでしょうか・・・。
最初の頃からダービッシュおじさんは(←本命主人公のおじさん)“いざという時、情けない人”だなぁと思ってはいましたけど、やっぱり・・・。
今回、その本領を大発揮しています。


『封印の娘』
封印の娘 (大江戸妖怪かわら版 3) 封印の娘 (大江戸妖怪かわら版 3)
香月 日輪

理論社 2007-09
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『異界から落ち来る者あり』(上)(下)(著:香月日輪 出版社:理論社)の続編です。
妖怪に魑魅魍魎、魔人らが住まう魔都、大江戸。ここでは“普通の人間”こそが異形のもの。異界からやって来た少年・雀が心優しき妖怪、魔人の皆さんに愛され支えられ、かわら版屋として生計を立てるまでを描いたのが前作。
今回は大江戸の大晦日からお正月の様、付喪神達の百鬼夜行、また、麗しき白鬼との交流等々が描かれております。
付喪神を題材にしたお話は、優しい気持ちになれるものが多いですねー^^。物を大事にしようという気になりますよ。・・・おじいちゃんの一眼レフとかそろそろいい感じかもしれません(最近の“ほにゃららタイマ~が付いてるような家電”はまったくいけませんや)。
次巻あたりで、雀を助けてくれる魔人達の正体が明かされるといいなぁ。
 

『今日からマのつく自由業!』
今日からマのつく自由業! (角川ビーンズ文庫) 今日からマのつく自由業! (角川ビーンズ文庫)
喬林 知

角川書店 2001-09
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ライトノベルを侮るなかれ!
ものすごいヒット作のようなので、説明いらんでしょうが。
『・・・不良にからまれてる友人をかばって、公衆トイレ(♀ご婦人用)から眞魔国と呼ばれる異世界へ流され(?)てしまった普通の高校生・渋谷有利。そこは眞魔国、剣と魔法(魔力)の国・・・ドラゴンは“絶滅危惧種”という世界でありました。大混乱の有利に異世界の皆さんは「おめでとうございます! あなたが今日から魔王です!!」と一部を除いて大歓迎。実は彼は生まれる前から魔王様になることが決まっていたのでありました。。。』

無理やりこんな感じといってしまうと、超ライトな『十二国記』って感じでしょうか・・・いや、ちがうか^^;。 1巻読んでしばらくそれきりでしたが、やっとこ出てる分を読み終えました(今のところ21巻が最新刊)。漫画も出てる分は読みましたが、小説の挿絵を書いてる漫画家さんが漫画を描いているので、「なんか違うやん・・・」ということがなく、どれもこれも楽しめました。
おすすめです^^。
小説は夏頃、新刊が出るそうな。


・・・恩田陸さんの『上と外』(文庫)を借り出して読み中。
全6巻、1冊1冊が超薄っぺら。・・・ちょっと調べてみたら、その後上下2冊の文庫になり、さらに1冊にまとめられてました。最初っからまとめて出せばいいものを。
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