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おとなの(?)読書感想文。 絵本から児童書、時代モノ、how to本、ミステリーetc...。あなたの道標になったら幸いです。
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書ける内に書いちゃおう。

『トワイライト』
言わずと知れたバンパイアと普通の女子高生の恋愛もの。Amazonのトップに映画の広告が出てました。もうじき映画公開なんですね。
・・・つい先日、某所ヨーカドーでこのお話をイメージした?ヒロイン・ベラをイメージした?香水が売ってました。青い瓶か、もしくは中身がそういう色。香りを確かめたかったのですが、店員さんがニコニコしながら近寄ってきちゃったので逃げました。よって詳細は不明。
映画。映画かぁ・・・。映画を先に観てたら感じ方も違ってたんでしょうが、ゴツボ×リュウジさんのイラストで登場人物それぞれをイメージしていたせいか・・・orz。日本人的には男性で「美形」とか「完璧な容姿」っていったらば、中性的な印象の人をさすのではないかと思うんですよ。「うっわーきれいな人っ」みたいな。歌舞伎の国でありますしね。
・・・主演俳優さん、ワイルドというか・・・ゴツイorz。美形というより美丈夫なんでは(百歩譲って^^;)。女の子はかわいいんだがなぁ。。。

トワイライト〈1〉 愛した人はヴァンパイア トワイライト〈1〉 愛した人はヴァンパイア
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↓ここからは内容の核心には触れてませんが、何となくネタバレてるかもしれません。


幼い頃の両親の離婚、母親の元で暮らしていたベラですが、その母の再婚が再婚することとなり、離れて暮していた父と暮らすことに。
転校してきたハイスクールには、類まれな美貌で人目を引きながら、避けられている集団が。それが後にベラと恋仲になるエドワードをはじめとするカレン一族。そのカレン一族には何やら秘密がありました・・・実はっ、彼らは全て吸血鬼だったのですっ!!・・・って、1巻のサブタイトルが「愛した人はバンパイア」なんで、思いっきし正体バレてますが。
そのエドワード、ベラに対してある時は友好的、またある時は冷淡です。ベラが暴漢に襲われかけるや颯爽と助けに登場。うまく行くのかと思いきや「僕に近づくな」とか突き放す。わけのわからないツンデレぶりにベラ、大混乱。
実際は吸血鬼である彼は、ベラを自分と同じような異形の者にしたくはないのです。血を吸われたらお仲間になるのはバンパイアのお約束ですからね。うっかりご飯にしてはいかん、という配慮です。
だったらベタベタするなよ、ってとこなんですが・・・。

横道。「スイート・ヴァレー・ハイ」ってな小説ご存知ですか。といって、わかってくれる人がいるのかどうか^^;・・・確か性格のまるでちがう双子の姉妹と、イケメンな男子(こっちも双子だったかもしれない)との恋愛モノだったかと。本は当時、多分中学生だった姉の持ち物で、小学校の低学年か中学年の私にゃまーるーでーピンときませんでしたが(今思えば、トンでもない悪姉かも)、「なんかれんあいちゅーのはタイヘンなことのよーだ」と思いました。
・・・しかし、つまりはそうなんでしょう。恋愛はタイヘンなんですよ(イライラ)。
でもって、それが恋愛モノとしては王道。女子向きのドキドキな展開なのでありましょう。

しかーし。激甘な恋愛ストーリーなのは4巻の序盤まで。以降は雲行きが怪しくなる一方です。後半は恋愛モノというよりはホラー色強し。また、カレン一族のそれぞれの過去を振り返るのは興味深いとこですが、バンパイアの組織やらはぐれ吸血鬼やらに狙われ過ぎなベラ。序盤、あれほど完全無欠っぽく、自信満々に見えた主人公のエドワードはふにゃふにゃ頼りなく、横恋慕とはいえ人狼の少年ジェイコブのほうが明らかに男前。断然こっちをお勧めするがなぁ。
映画は一体どこまで見せるのかな。特に後半の3冊は・・・。もちろんハッピーエンドですが、何もそこまでといった、かなりショックな展開orz。今までまともに恋愛小説なぞ読んだことなかったせいか・・・・・疲れました^^;。

・・・バンパイアという文字に惹かれたのと、うず高く横積みされてたので何となく買ってしまった原作、第1巻。その時点では、甘甘本だとは知らず、そしてまさか全13冊が予定された長編とは知らずorz。
図書館にももちろん入ってますが、ものすごい数の予約が入ってまして、読めないとなると意地でも読みたくなっちゃう。結局、さくさく続きが読みたいがためにブックオフやらAmazonのお世話になりました。
今は電車の中でも堂々と読めそうな渋い表紙の文庫版も出ています。3月上旬に来たAmazonからのお知らせメールによりますれば、今のところトワイライトⅠ・Ⅱ(上)(下)、まで出ているようです。私は1巻、新刊の12巻13巻以外、ブックオフやらそこらの古本屋で手に入れたので、それなりに安くあがりましたが・・・単行本の定価、1冊1,000円前後とは正直お高い(薄いのに^^;)。古本でもせいぜい半額程度。ゴツボさんの絵は好きですが、やっぱりちょっと悔しい。


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『吸血鬼ドラキュラ』。いつぞや図書館のリサイクル本棚から頂いてきた本。これは・・・面白いです。形はさまざまなれど色んな小説で語られ、映画に登場してきた吸血鬼。その“不死者”の掟みたいなものを打ち立てた本でありましょう。
登場人物それぞれの日記だったり往復書簡、手記などで物語が進行するため、最初は読みづらい感じがしますが、そこは慣れ。
『吸血鬼カミーラ』(著:レ・ファニュ)もまた、おすすめ。『ドラキュラ』の訳者解説によれば、年代的には『カミーラ』が先に書かれているようです。女性の吸血鬼ゆえか、こちらは全編とおして艶かしい雰囲気。
 

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