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おとなの(?)読書感想文。 絵本から児童書、時代モノ、how to本、ミステリーetc...。あなたの道標になったら幸いです。
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新年度の読み聞かせスタート。今日は低学年の週でした。
先生方に連絡がしっかり行き届いていたらしく、机はきっちり左右に分けられており、子どもら体育座りで待機してくれていました。・・・先生がなかなか教室を出て行かれないので、まさかまさか子どもらと一緒に聞いているつもりではあるまいなっ?!と思いましたが、出て行ってくれてひと安心・・・読み聞かせ7年目にして、相変わらずチキンな私です^^;。しかし、久々だったせいか少々緊張しておりまして、声を発するごとに何だかお腹の中がス~ス~するような、何やら変な感覚でした。

本日読んだのは・・・『ゆらゆらばしのうえで』

ゆらゆらばしのうえで (日本傑作絵本シリーズ) ゆらゆらばしのうえで (日本傑作絵本シリーズ)
はた こうしろう

福音館書店 2003-10
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極限状態の中、食うものと食われるものとの間にいつしか友情が芽生えるといったほのぼのストーリー。著者は『あらしのよるに』の木村裕一さん。絵は『なつのいちにち』などを描かれている、はた こうしろうさんです。『あらし・・・』ほどのシリアスさはありませんが、少し似ています。・・・いつぞやここで紹介しているので、あらすじやらは省略。
 
2冊目。
『いいからいいから③』先日、あらすじを書いたばかりなので、内容は省略。「きったない じいさん」つーのは子どもらにやはりウケました。教育的にはよろしくないかも、ですが^^;。③なので、「①②は図書館で借りてねっ^^」で〆。


読み聞かせ終了後は、メンバー顔合わせ(もっともあまり代わりばえはしないんですけども^^;)と図書室装飾の制作。年度最初ということで、校長先生、図書部の先生、図書支援指導員さんらにご挨拶をいただきました。・・・毎年のことですが、どどっと緊張。子どもらにお礼を言われたり誉められると、素直に嬉しいし「ウン、頑張るよー」とか言えちゃうのですが、先生方からだとナメクジに塩状態^^;。どろどろ~。
今学期もてきとーにがんばろうと思います。

個人的な読書。その①

『死神の精度』
死神の精度 (文春文庫) 死神の精度 (文春文庫)
伊坂 幸太郎

文藝春秋 2008-02-08
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対象者を1週間観察し、死を実行するにのふさわしいかどうかを見定める・・・それが死神達の仕事。“可”であれば8日目に死が訪れるし、“見送り”であれば、対象者は死ぬことはなく天寿を全うする。そうした死神のひとりである“千葉”の仕事のお話が6編。
・・・なので、死の対象者は6人現れます。
彼は曲がりなりにも(?)神様ですから、人間達の世界に起こるどのような出来事にたいしては、ひたすら無関心無感動。「人の死に意味はなく、価値もない」といった考えですが、仕事は真面目にやる御方なので、対象者の“最後になるかもしれない7日間”をしっかり見届けるのです。

最終話の「死神対老女」。前の5編の総まとめともいうべき章。人間に与えられた儚い時間を思い知らされる気もしたけれど、これは・・・よかったです。死の対象者は千葉がやって来た早々、「アンタ、人間じゃないでしょ」と指摘する勘の鋭い老女。この老女、また、かつて千葉が関わってきた対象者のその後を(はっきり^^;)匂わせる場面がいくつか。物語は淡々としているのだけれども、(人間の感覚としては)膨大な時間が流れていたことに気がつくでしょう。また、何ごとにも動じない千葉が、言葉を失ってしまうくらいに驚く場面があります。
それは・・・・・・。
 
(↓ネタバレです^^;。反転しました。未読の方は読まない方がいいでしょう)
晴れた空。彼は雨男なんですね^^;。ヒトの世界に下りてくる時、必ず雨雲を連れて来る千葉は晴天を見たことがないのです。でもね、今日の空は晴れか雨か。老女との賭け、彼の負けなんです^^


空を見上げたくなるような、そんな気持ちになりました。







先日、ブックオフオンラインで漫画本オトナ買いしました。
10代の頃に読んでた漫画。明日には届きそうです。楽しみでたまらなーーーい!!!^^
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