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ケン●ッキー・・・ではなくて、カレーライス。
2学期の読み聞かせスタート。ホントは出番ナシでしたが、ピンチヒッターで急遽学校へ。具合のいい事に娘のクラス^^。旅行記の続きを書きたかったのに(・・・って、誰にも期待はされてないと思うのだが)。
久しぶりに見た顔は、あらまー、日焼けしていて健康そう。それぞれに楽しい夏休みを過ごしたのでしょう。
私「オハヨー」
誰か「あー、○○○○のおかあさんだー」
と、お約束の台詞で始まりました。いつも思うのですが、何故に子どもらはフルネームでお互いを呼び合うのだろう・・・(※ヤマダタロウのお母さんだー)。
本日、用意した本は4冊。その内、多数決で『うるざえもん』、『ぼくんちカレーライス』、時間が余ったので『にゃーご』を読みました。
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ぼくとじいちゃんのハンバーグ (フレーベル館のおはなしいっぱい) 吉村 健二 フレーベル館 2000-07 売り上げランキング : 560425 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
夏休み、田舎のおじいちゃんの家に行ったゆうすけ君。たまたまおばあちゃんが留守をして、おじいちゃんと二人で夕ご飯にハンバーグを作るお話。それをきっかけに、無愛想な感じがして、どこか近寄りがたかったおじいちゃんと一気に仲良くなれちゃうのです。
結構、面白いと思うんだけどなぁ。
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うるざえもん 筒井 敬介 長 新太 ひさかたチャイルド 1981-12 売り上げランキング : 1209908 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
むむむ残念、画像ナシ。
「どうしようもないオオカミをよこしてください」と、だいちゃんが書いた手紙を受けて動物園から家にやってきたオオカミ、うるざえもん。しかし、このオオカミさん、とっても礼儀正しく、心優しいオオカミ。ママに「うるざえもんを見習いなさい」なんて言われて、だいちゃんは不満顔・・・
もしかして、以前ここで紹介してるかもしれません。私の幼年時代のお気に入りの内の1冊であります。どこが?と言われても今では答えられないんだけど^^;(名前かな?)。
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ぼくんちカレーライス つちだ のぶこ 佼成出版社 2005-08 売り上げランキング : 45788 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
カレーライスって、他所のお宅の台所から漏れてくる匂いを嗅いだだけで食べたくなっちゃったりしませんか? 八百屋さん、肉屋さん、漬物屋さん・・・「今日ぼくんちカレーライスなんだ」って言ったら、みんな何だかカレーライスが食べたくなっちゃって・・・コトコト、クツクツ煮える匂いをかいだら、街中の人がみんなカレーライスを食べたくなっちゃう。これはそんなお話。
昨日の学校の給食がカレーライスであったこと、知ったのは夕食時。ちなみにカレーライスです。「わー、うちもカレーライスだー」と喜んでくれのは娘だけ。息子には嫌ぁぁぁな顔されました^^;。だって私も食べたくなっちゃんだよぅ。食べたくなるなる、カレーライス。
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大きな絵本 にゃーご (大きな絵本) 宮西 達也 鈴木出版 2003-01 売り上げランキング : 473374 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
これも以前、ここに挙げたかも。宮西達也さんの絵本です。
「猫は怖いもの、注意しなければいけませんよ」というネズミ先生の話を聞いていなかった落ち着きのない(息子とその仲間達のような)3匹の子ネズミ達。頭の中は美味しいモモを取りに行くことでいっぱいです。早速、目をギラつかせた猫に出くわしますが・・・。
このお話の中ではネズミはその純粋さゆえに命を救われるのだけれども、現実世界ではこうは行かないでありましょう。。。変質者・不審者は春に限らず、年中出没するご時世ですし。
只今、夏休み中に行われた臨海学校の写真展示&自由研究の展示期間中でありまして、ウロウロと校内を徘徊。低学年のものは全体に可愛らしい作品が多く、高学年にもなると「勉強になります!」的な作品・研究が。手芸や工作なんか自分でもやってみたくなるものもあり、なかなか楽しかったです^^。
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Gボーイズ冬戦争―池袋ウエストゲートパーク7 石田 衣良 文藝春秋 2007-04 売り上げランキング : 2896 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
図書館から予約してた『池袋ウエストゲートパーク ~Gボーイズ冬戦争~』が届きました。
まだ暑いのに冬戦争。。。
以下の短編が4作。しばらく京極夏彦さんで悶々してたせいなのか・・・読みやすかった、です。2時間くらいで読了。
・要町テレフォンマン
・詐欺師のヴィーナス
・バーン・ダウン・ザ・ハウス
・Gボーイズ冬戦争
IWGPシリーズは図書館の蔵書に新作が加わる都度、借りて読んでるため、前作までの詳細を思い出すことはできないのだけれども、
①主人公であるマコトがわけが解らない内にトラブルに巻き込まれ(あるいは依頼を受け)、
②タカシ率いるGボーイズ、サル及び極道の皆さん、時に池袋署の刑事さんらの手を借て事件解決に至る、という安心の(?)パターンはそのまま。
池袋の、人情味あふれる凄腕トラブルシューター“シリーズ”ですな。マンネリでも裏切らない。火曜サスペンス劇場のシリーズものっぽい・・・とまでは言いませんが。・・・彼らには未来永劫、ずっと若いまま(サザエさん一家みたいに?!)どこザラついて、池袋界隈をウロウロしていてほしいので文句ないんですが。しかし、今回はキング、タカシがやたらと丸く、ヒトらしい台詞が盛り沢山でした。彼らも作者の石田衣良さんと共に、わずかづつ歳をとってるのかな、と。
今回のトラブルは“オレオレ詐欺”、“絵画詐欺”、“少年犯罪”など。
・・・2話目“詐欺師のヴィーナス”の絵画にまつわる詐欺トラブルについては、「学生さんでもローン組めるのよー」って、原宿周辺ギャラリーで綺麗なオネーサンがフイてるのはもう、ふた昔近く前からなので、今更?!っていう気がしました。今は池袋が危ないのかな?
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
ここ数日。
作家や本の状態からして、恐らく同一の人物であろうと思われるのですが、図書館のリサイクル棚に美本を置いていってくれる方がいらっしゃいます。帯もちゃんと巻かれたままの状態。ページの端々に黄変も見られず、大事に保管されていたのであろうことが察せられるのです。
中にとても気になっていた本がありまして、その本は言うまでもなく。他にも山のように持ち帰らせていただきました。とても、とてもありがたく。
あー・・・終わってしまった夏休み。小中学生の学力低下がどーたら、実は既に新学期は始まってるのだ。・・・夏休みを5日ばかり削ったところで、子どもらはオリコウさんになれるんだろうか。。。
さて、本日は夏の思い出・・・家族旅行について語っちゃうのだ。
夏休み終盤の某日。山梨県・河口湖周辺へ2泊3日の旅。・・・毎年のことながら、我が家の旅行はかなり適当。今年は楽●トラベルで「近場で」「プールがあって」「遊園地があって」etc・・・と、好き勝手を言う家族の希望で検索をかけたら河口湖だった、と言う次第。
旅は電車で行かねばならないのよっ!という信念の元、「車で行ったらラクだよ~」というオトーサンの意見は無視する。・・・が、乗換えがやったら多くてすぐ後悔。荷物多いし。特に息子は元々、乗り物酔いしやすいところ、前日が合宿というハードスケジュールでお疲れらしく早々にダウン。
朝マック食べて、ジャンプも読み終わった頃。2時間ほど経った頃、ようやく車窓に富士Q、そして富士山が見えてくる。
・・・おお、すごいなー富士山っ!!!(幼稚な感想^^;)
樹海から立ち上る・・・水蒸気?なのでしょうか、靄が立ち込めて、まるで山を守っているかのよう。海あり山あり県で育った私としては、小学校の遠足といったら登山オンリー。山なんぞ見慣れているのに、明らかに“別格”オーラが漂ってる。そりゃあ世界レベルで見たらば低い山だろうけどさ。
写真は北斎の『富岳三十六景』“凱風快晴”・・・・・・のハンカチ(笑)。私の部屋の壁に張ってあります。600円ナリ。窓っぽくていい感じ。飽きたらお弁当ナプキンにする。
1日目。
天上山ロープウェイ&遊覧船。
山頂から富士山と湖を眺め、湖上から富士山を眺める。
天上山って『かちかち山』の舞台なのです。頂上は展望台、そこここに狸やウサギの人形が置かれていており、撮影スポットになってました。・・・でも、皆さんご存知のソレではなく、太宰治が著作『お伽草子』の中でアレンジした『かちかち山』の舞台ってことのようです(物語の原型は江戸時代、既に存在)。
背中に火のついた狸が転がり落ちたのが天上山の崖っぷちであり、泥の船で漕ぎ出したのが河口湖。また、狸は37歳のエロオヤジであり、ウサギは16歳の可憐で残酷な乙女ってという設定であります。青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)で読めるのでぜひどうぞ。
山頂の売店では『かちかち山』の絵本が販売されていました。長新太さんが挿絵を描かれてるのと、ささめや ゆきさんのがあり、娘に長新太さんの方を購入。
さて、このお話は様々なバージョンが出ております。お婆さんは怪我をしただけという甘口タイプ。狸が“狸汁”と偽って“婆汁”を喰わせた上、さらには「やーい、流しの下(縁の下?)の骨を見ろ~」とかなんとか、捨て台詞を残して逃げてくっていう猟奇な激辛タイプもある。今回購入したのは中辛程度ってところ。お婆さんを殴り殺して逃走する際、「ばばあ汁でもこしらえろ~」とお爺さんをコケにしていたけども。婆さん、美味しく食べられてませんから。
いずれにせよ、ウサギが“婆さんの仇”と称して狸に執拗な報復をするのは変わらず。でも、狸だって狸汁にされかかったわけだしさぁ・・・。何も殺さなくたって。個人的な恨みでもあったんでしょうか・・・^^;。ウサギもホントは結構、悪党だったりして。
写真はロープウェイからの景色。
ところで、天上山の展望台から望む富士山に拍手を打ち、神妙な顔で手を合わせているおじーちゃんがおられました。
「天国に一番近い山だもんねー^^」(←連れのご家族の台詞)。・・・・・・うっかり、吹きだしてしまった。ココまで来れたんだから、お宅のおじーちゃんはまだまだダイジョブと思いますんで^^;。おじーちゃんお達者でね。
富士山の眺望を満喫した後は“クラフト工房”にて、オトーサン&子どもらは皿の絵付け体験、私は銀細工体験。
・・・ウーム。段取りが細かくあり、センセイに半ば作っていただいているような感じ。美麗な作品を作りに来ているわけではないので、もっとテキトーにやれた方がよかったなぁ。面白かったけどさ。
ホテルまでぷらぷらと歩くうち、休憩で立ち寄った“ほうとう屋敷”、ヒジョーに面白い店でした。ご当地名物のほうとうを食べさせる飲食店なんですが・・・なんですが・・・
ドラゴンフィッシュが泳いでたり、蝶の標本があったり、リムジンがあったり、ワケワカラン像が置いてあったり、ハンマープライスで落札したお宝(?)なぞがこれみよがしに置かれてるわけですよ。ほうとう屋なのに肝心のほうとうはついでっぽい・・・って。我々の注文もほうとうじゃなくて、クリームソーダ×3と地ビール×1だけであったのだが。
後日、HPがあるのを発見した。http://www.misakaji.co.jp/
また、行くことがあったら、ココで食べよ^m^。
5時頃ホテル着。河口湖沿いに建ったホテルからは、眼下に河口湖、前方には富士山が見える。露天風呂からも同様の景色が望めちゃうのだ^^。
夕食。季節の和食膳。私的には甲州ワインと食前酒が付くだけでブラボーだったのだが、事前の口コミ情報調査に偽りなく、食べきれないほどの料理が次から次へ。タッパーがあれば・・・とか今日は言わずにおこう。。。
出掛けに『トランスフォーマー』をオトーサンから借りていたのだが、読む余裕はなく。風呂上りにビール飲んだら・・・1本しか飲んでないのに!ほんの数ページ読んだだけで眠くなってしまった。このまま朝まで安らかに就寝・・・のはずだったのだが、なぜか夜中、目が開く。色んな怪談話を思い出して、さらに目が冴えちゃったりして。。。わーん。
BlogPet 今日のテーマ ペルセウス座流星群
「今日はペルセウス座流星群の観測がピークだそうです。流れ星は見えましたか?」
14日にも期待がかけられるようなので、今宵もベランダに寝転ぶことにしよう。
深夜から明け方、とのことであったが、とりあえず22時台に息子と並んで横になってみた。(┃┃←このように)。北~北東を足にする。
1時間に50個程度流れる、とのこと。しかし、この広い夜空のどこに流れるかわからないわけで・・・・・・段々退屈になってきた。
遠くに見える飛行物体に「UFOさん、UFOさん・・・」と呼びかけたり、雲の形を何かになぞらえるのにも飽きる( ̄。 ̄)。
・・・で、流星を探しながら、出来る楽しい遊びを思いついた。
題して【宇宙遊泳ごっこ】。
やり方はカンタン。
①横になったまま、手を真っ直ぐ上に挙げる。
② 〃 、足を同様に挙げる。
③バタバタと動かしてみる。
何気に宇宙遊泳してる気分になるハズだ。注意すべきは広い場所でやること、ただ一点のみ。
ぜひ、お試しいただきたい(笑)。
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「うわー落ちそう」とか言いながら、しばらく楽しんでおったのだが、
息子の、「コレ、楽しいけど誰かに見られたらヘンな人って思われるよねー」というひと言で、心から楽しめなくなってしまった。
ワタシハ ヘンナ ヒト デハ アリマセン。きょろきょろ。
・・・で、結局、買ってしまった。
『夜は短し歩けよ乙女』
あらすじ、人物紹介などは下記URL参照。
http://www.kadokawa.co.jp/sp/200611-07/
読み出し、第一章『夜は短し歩けよ乙女』においては、何となーく『キリハラキリコ』を彷彿。笑いどころは満載ながらもハチャメチャな感があり、不条理本なのかとも思われました(主要な登場人物をざっと紹介した、という印象が強し)。話らしくなってきたのは第二章『深海魚たち』から。一言で言うなら・・・ヘンで、不思議で、そして何とも愛らしいお話、かな。
物語は主人公である『私(=先輩)』と『黒髪の乙女(=彼女)』の目線で交互に語られ、進行していく。しかし、ふたりに共通の出来事においても、天然キャラである『乙女』と、彼女の目に留まろうと必死な『私』の思考がまるでかけ離れており、笑える。そして、読み手のhanananとしては何度「しっかりせぇ!」と、『私』を突き飛ばしたいような、歯がゆい気持ちに駆られたことか知れない。。。
ヒロインの天然ボケの女子がカワユイという評価が多数であるようなのだが、ホントにカワユイのは男子の方であろう(私的にはだが)。
・・・って、『私』の心情を解っているからそう言えるんだけど。実際、彼がやってることは明らかにストーカー行為であるからして、コレが現実の世界で行われたらキモチ悪いことこの上ない、だろうな。
偶然は必然。
すべてのエピソードは、やがて彼と彼女を結ぶための必然。
ラストがとても爽やかでよかったと思うので、続編なんか間違っても出ないことを切に希望する。
我が家では『黒髪の乙女』が奥の手として会得している、“おともだちパンチ”が流行の兆し(笑)。
YAコーナーにはたまにすごく面白い本がある。今回見つけた本は『ソラトリ』、つまりは『空撮』だ。携帯で撮影した空の写真ばかりを集めた本。某SNSのコミュから生まれた本だそう。・・・ぽけーっと空を眺めている余裕を持てるということはスバラシイ。
いつもいい意味で隙を持っていたいものだなぁと、思う。
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ソラトリ Gocco株式会社 ゴマブックス 2006-05-22 売り上げランキング : 246899 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
で、私も早速マネっこしてみる↓。
夕方、家の窓から撮ったソラ。影絵のよう。いい色だなぁ・・・
んで、ようやく本題???である。
正確にはYonda?パンダちゃんではなく、新潮社に文句が言いたい。毎年、夏になると思っていたことである。今こそ言ってしまおう。
『新潮文庫の100冊』ブックレットのラインナップ。調べでは『新潮文庫の100冊』32年間の歴史の中、夏目漱石の『こころ』や太宰治の『人間失格』など、必ず選ばれ続けている本が11冊あるという。プラス今年のラインナップも古典・名作系の本は持っていたり、読んだことがあったりする。そういう人、絶対多いと思うわけよ。
「感想文」を強制された中・高校時代とほとんど変わらない『新潮文庫の100冊』のラインナップにビックリ。中・高生のためには『新潮文庫の名作○冊』とかナントカ、別枠で設けるとか、工夫してくださらないと・・・いい加減マンネリよぅっっ。
・・・とか、文句言っといて、2冊読んで“アロハ~なパンダちゃん柄のブックカバー”をもらおうと思ってる私なのであるんだが。
時代モノにどっぷりつかっている今日このごろ。
『前巷説百物語』『憑神』『あかんべぇ』を先ほど読了。
全部、時代物。
そんなわけで、生意気な口をきく息子にゃァ「てやんでぇ!」「しゃらくせぇ!」とか言っちまいそうなわけよゥ。
『前巷説・・・』。
「小股潜りの又市」の若き日。
ありとあらゆる損を引き受ける“ゑんまや”の手先として働き、いつか裏渡世の道を歩むまでのお話。周囲が又市を評するに、「青臭い」とか「この若造が」という言葉が頻繁に使われる。ホント、威勢だけはイッチョマエの又市。小悪党、小物。まっとうな(?)悪たれという感じがする。・・・で、ありますから、仕掛けも頭脳プレイというより力技、引かれる図面も又市独自のものでなく仲間の力が大きかったり。
「既刊の3冊を読んだ」「又市ファン」のための本、という感がありましたが・・・お約束の決め台詞、「御行奉為 おんぎょうしたてまつる」の何故が解けたのでヨシとしよう。
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憑神 浅田 次郎 新潮社 2007-04 売り上げランキング : 1144 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
御徒士=徒歩で従う武士。お武家でも身分階級的には下級とされる。が、別所家はご先祖の功績により、いざ出陣のときには将軍サマのものと寸分たがわぬ鎧兜を身に着け、影武者として戦地に赴く、といったお役目を任された由緒あるお家であります。
主人公、別所彦四郎は文武に優れながらも家の格、また、次男坊という立場上、辛酸をなめることになります。出世の足がかりとなるはずだった縁組も、跡継ぎができた途端、婚家から冷たくあしらわれて離縁され・・・・・・。
実家に出戻ったところで、別所家の当主たる兄さんは気弱でお気楽者、嫁は鬼嫁ときているから、自分を庇う母親共々肩身の狭い思いをせざるを得ない。
寝付けぬ夜、馴染みの蕎麦屋の親爺に出世祈願の三囲稲荷の話を聞かされ、帰途、折りよく(運悪く?)川端に打ち捨てられたように破れ傾いた“三巡”稲荷を見つけます。
「このようなところに鎮座されておられたとは気づかず・・・・・・ではでは、なにとぞよろしゅう」(本文より)
と無礼を詫び、おどけて手を合わせますが・・・・・・。
↓ネタバレ注意。
3分の2は面白く、残りの1は・・・暗ーい。
ソモソモ幕末の歴史は好きじゃない。近世に近づくにつれて、公式な記録も多く残されているのでしょう。やけにリアル、でもってやたら血生臭い。この『憑神』が幕末という微妙な時代設定であることに少々、後悔。
しかし、人間味あふれる貧乏神や厄病神などとの掛け合いなんぞ、コミカルで楽しく読み進めていたのだけども、戊辰戦争。うわぁ、やっぱり・・・・・・だった。がっかりだーとか思いつつ、泣けてしまう。
・・・・・・・真っ直ぐすぎだよ彦四郎。
実は『憑神』は日曜に書店で購入。他にもしゃばけシリーズ第6弾『ちんぷんかん』(著:畠中恵 新潮社)、『夜は短し歩けよ乙女』(著:森見登美彦 角川書店)も欲しかったのだが、何せウチのオトーサンはBookOffが大好きなので・・・・・・娘が欲しいといった漫画と漫画の間に挟んでこっそり購入(←娘には甘い)。
文庫本を選ぶ辺りが慎ましいね、私。
でも、でも、やっぱ買い物にオトーサンは連れて行きたくないんだよなー、と心から思った日。
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あかんべえ 宮部 みゆき PHP研究所 2002-03-16 売り上げランキング : 175271 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
『あかんべぇ』。ネタ、バレてます。
親代わりでもある賄い屋・高田屋の大旦那、七兵衛の世話を受け、深川のとある場所に料理屋を開いた太一郎、多恵夫婦。しかしその土地は“イワク付き”でありました・・・。
夫婦の一人娘、おりんは長く病みつき、一度は三途の川にまで行き着きますが、その土地がイワク付きであったがために、一命を取り留めることに。
玄之助、おみつ、笑い坊、お梅、おどろ髪etc、といったお化けさんが出てくるのですが、おどろ髪のことが詳しく書かれ(過ぎて?)ていて、他のお化けさんの過去・関わりについてがヒジョーにあっさり、えええっコレだけ?!ってくらいサラッと流されてしまっていたのが残念。クライマックスも悪霊さんにはもうひと暴れしてほしかった。。。しかしラスト、何ページかが・・・かーなーり怖かったです。ぞ・ぞ・ぞ。こりゃ全く夏向き。
でもね、オモシロさでは『霊験お初シリーズ』の方が上ではなかろうかと思うわけです。
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ちんぷんかん 畠中 恵 新潮社 2007-06 売り上げランキング : 679 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
図書館で予約するもんねぇ~と思って検索したら、
所蔵数7冊 予約109件。。。
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夜は短し歩けよ乙女 森見 登美彦 角川書店 2006-11-29 売り上げランキング : 583 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
こちらは所蔵数6冊 予約が160件。
・・・待てないっちゅーのっ、そんなにっっ。
こちらは・・・カバーイラストが中村佑介さん(アジカンのジャケットを描いてる人)だったので、目に留まったわけですが。著者の森見登美彦さんの作、『きつねのはなし』を予約中、でした。Ama●onのおすすめ本で何度もしつこく上がってきていたので、そんなに面白いのかーと。『夜は短し・・・』ぜひ、読まねば。
たかだか2泊の旅行だっちゅーのに、すげぇ荷物だな、こりゃ( ̄~ ̄;)。
パッキング途中で、友達が遊びのお誘い。ひらひら出掛けてしまったので、もう知らん( ̄△ ̄#) 。
私も娘と遊びに行くもんねー・・・って近所の川だけどさ。魚を獲りたかったのだけど、いなーい(-_-;)。じゃカメ(ミドリガメ)獲るもんねーと思ったらいなーい(-_-;)。じゃ、セミ獲るもんねーと草地に分け入ったら・・・一斉にわさーっと飛び立ったモノがある。トンボ?(写真。さて、どこだかわかるかな?・・・ってワタシにもわからん^^;)
恐らくはイトトンボの種類ではないかと思われます。・・・今年は学校のプール清掃の際、ヤゴ獲りがありまして、3匹持ち帰ったのですが、後一息!のところでトンボにしてあげることができませんでした。
一昨年の夏、家族旅行で出かけた鬼怒川、トンボ・パラダイスでした。透明な空気と、肌に痛みを感じるほどの強い日差しの下、民家の塀、駐車場のフェンス、ちょっとした枝の先・・・そこここにトンボが翅を休めてるわけです。ぼんやり突っ立っていたら、頭にだってとまってくる。
ウチに来たコらには・・・申し訳ないことしたな。温度管理がなってなかった。
でさ、子どもらのヤゴ獲りは安全面から、ほとんど水を抜いてから行うわけなんだよ。つまり、多分、ヤゴちゃんはほとんど流されちゃうんじゃないのかと。
・・・プールになんぞ卵産まないで、川に産め。トンボ母。
夏休み真っ只中、世の中の人はみんな海外とか行っちゃうんでしょうか。ここのとこ、やけに予約本が届くのはなぜなんだ。
子どもら曰く「辞書みたいな本」!Σ( ̄□ ̄;)である『邪魅の雫』(著:京極夏彦)を現在、読んでおるのですが(←こないだ届いた)・・・それが読み終わらないくせに、『ペン先の殺意』(ミステリー文学資料編)、『前巷説百物語』(著:京極夏彦)が届いたので、読み始めてしまいました。
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邪魅の雫 京極 夏彦 講談社 2006-09-27 売り上げランキング : 1988 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
『ペン先の殺意』はアンソロジー。芥川龍之介~村上春樹まで、活躍した時代も、得意とする分野も様々な作家さんの、“ミステリー”です。重めの作品多し。倉橋由美子氏の作品も入っており、それ目当てで借りたのですが・・・巻末の解説に「作者にとっては“意に染まない仕事”だったものか、生前はついに書籍に収められることがなかった・・・」という記述があり、なんか・・・萎えました。 (しかも、画像だそうと思ったら、Amazonになかった(;´д` )) 『前巷説百物語』、ホントに読み出し。飄々としたキャラである“小股潜りの又市”が、そうした人物像を築くまでのお話?のようです。今夜は眠れなーい。・・・後の方には申し訳ないのだが、京極堂は延滞(又市シリーズの方が読みやすいんだもん)決定だ。
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前巷説百物語 (怪BOOKS) 京極 夏彦 角川書店 2007-04 売り上げランキング : 1974 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
もひとつ。子どもに読ませてあげようと思って、自分の方が楽しんじゃった本をご紹介。『よい子への道』、『よい子への道 2』。子どもの日常生活に沿って、【~してはいけないこと】という形式で“よい子”になるために守るべきオヤクソクがそりゃもう、たくさん描かれております。漫画・・・いや図説かな。
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よい子への道〈2〉 おかべ りか 福音館書店 2003-10 売り上げランキング : 83810 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
例えば・・・この季節だと【夏休みの自由研究にしてはいけないこと】の項。 1.おなかをこわす食べ方の研究 2.ひまわりの気持ちになる研究 3.蚊に刺されるとかゆいところの研究 4.公園で昼寝する大人を変身させる研究・・・などなど。
とりあえず、ワタシ、1番は得意です。
食べ方じゃなくて、飲み方だけどサ(´▽`;)。
いい、季節になったなぁって、一年中言ってる。今夜は軟骨とビールをお供に本を読む。
憂鬱のタネだった夏祭りと野球大会が終わりました。
今年はお役目が色々とカブちゃって・・・正直キツー。
『うそうそ』(著:畠中恵 出版社:新潮社)、『嫌われ松子の一生』(著:山田宗樹 出版社:幻冬舎)を読む。
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うそうそ 畠中 恵 新潮社 2006-05-30 売り上げランキング : 1594 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
『うそうそ』は畠中恵さんの『しゃばけ』シリーズ5作目で、昨年から予約していた本の1冊。今回は長編です。
物語の舞台は箱根。病弱な若だんなは大妖たる祖母、皮衣様の勧めで、ホームグラウンドであるお江戸を離れ、湯治に向かいます。無論、人身に身をやつした妖怪、頼もしい兄やでもある仁吉、佐助のお供を連れて・・・のはずでしたが・・・。
鴉の襲撃、頻発する地震・・・旅の最中、兄やたちは行方知れずに。さすがに長編、今回の敵(?!)は大物です。
中盤に色々とエピソードを盛り込みすぎて、後半の肝心であろう部分がアッサリ片付きすぎじゃないの?!という気がしなくもありませんでしたが(別の話として、小分けにした方がよかったのかも・・・)、次に期待。
一家にも数匹!(いたら楽しいだろうなー)鳴家たちも大活躍します^^。
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嫌われ松子の一生 山田 宗樹 幻冬舎 2003-01 売り上げランキング : 260945 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
『嫌われ松子の一生』。映画になったときには、いかにも暗い結末っぽくて触手はのびず。今回もたまたま図書館にあったので読んでみる。
私が男だったら、しかも瀬戸際に立たされた男だったら、と仮定して。松子は菩薩のような女、女神のような女だろうな。そしてひとたび癒されれば、途端にウザくなる気がする。
でもって、ボロ雑巾のように捨てられたり、酷い扱いを受けて、しかし松子は人だから、与えた分、擦り切れたり壊れていく。
バカ正直でまっすぐな女。諦めが悪い女。一筋の希望にすがって、自分の都合がいい様に解釈するからいつもバカを見る。強い女と言うよりしぶとい女、だ。
・・・やっぱ嫌な話だった。
映画について調べてみると、原作とは違う点がかなりあるようで。
また、音楽。イメージとしては椎名林檎が相応しいような気がするんだけど、BONNIE PINKかぁ。イヤ、別にいいんですけど。。。
夏休みです。
夏休みかぁ。。。
地区図書館、年末は本も品薄ですが、夏休みはどういうわけだか充実してる。前・後編モノも揃ってるし、昨年予約いれて、忘れてたような本が相次いで届いたり。
予約本を入れて、10冊ばかり仕入れてきました。
読むどー!!!
・・・ちゅーわけで、まだ読んでないので、今日は映像作品紹介。
思いも寄らないキーワードが検索に引っかかり、スゴイお宝映像(私的にだが^^;)を見つけちゃったのだ!!!
二度と見ることはできない、と思っていたのだけど。
You tube、1980年代のサントリーローヤルのCM。
これを覚えてる方は私と同年代、もしくは上の年代の方・・・かな。
(画像いじれることに気づかず、大きすぎて右横のブロックの表示が乱れちゃったので、修整しました。)
「その詩人は底知れぬ渇きを抱えて放浪を繰り返した。
限りない無邪気さから生まれた詩。
世界中の詩人達が青ざめたその頃、彼は砂漠の商人。
詩なんかよりうまい酒をなどとおっしゃる。
永遠の詩人ランボオ。
あんな男、ちょっといない」
当時、私は小学生。ランボオなんて詩人、無論知らない。
このコピーが彼の生き様をなぞったものであることも。それにこのCM、どこか不気味で・・・なのに目が離せませんでした。
どこがいいんだろ。いくらかボキャブラリーが増えた今でも、上手に表現できないよ。映像とコピー、そして『剣と女王』(マーク・ゴールドバーク)の音楽が絶妙(なんて言葉では足りないが)。
後年、なんと高校生のとき!、たまたま立ち読みした『デザインの現場』(1990 VOL.7 NO42)という本の「よい広告」という特集の中で再会(結局、これは購入。しばらく購読しましたが、この号は今も持ってます)。
デザインスクールに通うことになったのも、デザイン会社に就職したのも(←ほんの、ひとときでしたが^^;)、このCMがきっかけ、だと思う。
続いて同じくサントリーローヤル「ガウディ編」 。
これまた妖しく、そして魅力的。
さらに続いてマーラー編。
天翔る雷神さまの動きがイイ。
また、大貫卓也氏の『プール冷えてます』(としまえん広告)に関する逸話も、私を後押ししてくれました。
(本棚、探すのが面倒で・・・以下の話、ウロです。ゴメンナサイ。こんな感じの話ってことで)
ある日、氏が電車に乗ったとき、聞こえてきたおばあちゃんとお孫さんの会話。
(中吊り広告であったようです)
「おばあちゃん、プール冷えてるってー。行きたいなー」
「それじゃあ、行ってみようか」
ボクの仕事です!なんて絶対言わないけれど、大貫さんはとても嬉しかったと語っておられました。
見えてくるよ、映像が。
(よっしゃぁ~)って心の中で叫んで、胸の前でこっそりガッツポーズとかとっちゃったりしてね。
私もこんな仕事がしたいなぁと、思ったわけです。
ビデオデッキが全ご家庭レベルで普及してなかった頃の方が、CMは素晴らしい・・・と思うのは気のせいかな。
同じくサントリー、トリスのCM(ワンコが出てくるアレです)、サントリーQのCM(若かりし日のデュランデュランが出演。ニックが素敵だ)。映画をみてるよう。
ひと目で虜になってしまうようなCMが見たい。
トカゲーな話。
イギーが脱走。
と、言っても家の中なんだけど。気がついたら後ろに、いた。ビックリした。
身体が冷えてるところから察するに(変温動物なのだ)、長らく、私が気がつくまで待ってたらしい。
トカゲと侮るなかれ、彼らはかなり知的なのだ。
ナデナデされて→猫ちゃんずのドライフードをツマミ食いして→子どもらの靴をひとなめ、を3セット後、ハウスに自ら帰って行った。
遊びたかったんだね、スマン。
本日、5年生は1学期最後の読み聞かせ。
・・・だったんだけど、寝坊しちゃったもんで、ゴミ出しそびれるわ、朝ごはん食いっぱぐれるわ。一番の痛手は「父さん、妖気です!」ってなくらいに、アチらコチらに自己主張しまくる私の髪の毛なんだが。
今日は先日6年生でも読んだ『キツネ』と『だいじょうぶ だいじょうぶ』を。
チャイムが鳴ると勝手に机が左右に分かれて、子どもらテキトーに体育座り。
・・・ところで私はいっつも選本に自信がない。
子どもらに期待されちゃうと、余計に「コレじゃなくてアレ持ってきた方がよかったかなぁ」とか、思っちゃう。
一時、絵本の内容に関して、学校行事とか季節にスゴクこだわった時期もあったのだけど。
『キツネ』ってさ、実は・・・親しくさせていただいてる司書さんが、「ヘンな本」っていったことがあるのだ。私は結構スキなんだけどな。
好みの問題か。
「アリガトウゴザイマシター」
って、君は図書委員?
ま、2学期もヨロシク頼まぁ。
この季節、毎年欠かさず我が家にやってくる方がおられます。
・・・と、言っても幽霊系・・・|||-_||| ではありませんで、そのお方は“やもりん”(ヤモリ)。最初こそ、うわぁ(∴@_@∴)とか思っておりましたが、何だか最近えらく可愛いような気がしてきました。・・・カン違いかもしれん。
夜通し電気が付けっぱ~の私の部屋の窓を「お食事処」としてお気に召されたらしく、べったり貼り付き、ときどきモゾモゾ動き回ります。♪キャパ以上にスケジュールめいっぱ~い♪な私は、たまに目をやっては夜目にも白いお腹に癒され。
・・・ふと、見たらば昼間もいる。さらに昨夜、気付いたことには2匹、いる。
君はやもりん、君はやもるんだよ。
と、名付けてみたところで、サッパリ見分けはつかないんだが。
それにしても、そんなに堂々としちゃってさぁ、鳥に食われるんじゃーないかと心配だ。
それに轢いちゃうんじゃないか、なんて考えると・・・怖くて窓が開けられなーい。
まとめ書き。
水曜日は1年生クラスの読み。『からすのパンやさん』(作・絵:加古里子)。
今日は我が家の本棚から娘のオススメで。名作だ~と思う絵本の1冊。
結構長めだし、絵もちょっと古っぽい感じなんですが、カラスの親子が考える色んなパンが面白いのです。見開きでたくさんのパンが描かれているページは子ども達大喜びなのです。ぼくはこのパンがいいなとか、お母さんはパンを作るのが上手なんだよ、とか。
加古里子さんの絵本は『だるまちゃん』シリーズも◎。
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本日、金曜日は6年生クラス。今日は色々並べて『キツネ』『だいじょうぶだいじょうぶ』の2冊を読み、『アンジュール』は紹介だけ。
『キツネ』。この絵本、オモシロおかしい絵本ではありません。友情、嫉妬、孤独、誘惑、心変わり、裏切り、絶望、そして一筋の希望。色んな感情が渦を巻く。高学年~となっているけれども、大人向きといってもおかしくないよな内容。
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登場するのは、野火で羽を痛め、2度と飛ぶことの出来ないカササギ。片目のみえない犬。孤独なキツネ。互いに相手の目となり、羽になることを約束しあったカササギと犬。ふたりの平穏な日々に、キツネが加わることで変化が・・・
↓ネタバレてます。
「これで、おまえもあのイヌも、ひとりぼっちが どんなものかを あじわうことになるだろうさ」
クライマックス、キツネはこんな言葉をカササギに叩きつける場面がある。棘のような言葉。でも悲しい言葉。キツネは“ひとりぼっち”を知っているんだね。ある意味、告白。
子どもらはこのお話をどんな風に感じるのかなぁ。
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やっぱり感想を聞いてみたいな、と思っちゃう。
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文字のない、まさに“絵”本。車の窓から投げ捨てられ、町を彷徨い、やがてひとりの男の子に出会うまでを、イヌの目線で描いています。白い紙に鉛筆デッサン、といった絵なのですが、イヌが転がるように走る様や、うなだれたり、怯えたり、驚いたり・・・と言った感情が確かに伝わってくる。
音であるとか、色すらも見えてくる様な作品。
。。。また、今日は少し反省を。
熱心な聞き手が多く、非常に読みやすいクラス・・・であったのだけど、途中、「静かにしてよっっ!」と女子、怒る。ザワついていた男子数人、ビビる(私も、ビビる)。
気がついてはいたのだが。強制的に聞かせるつもりはないので、ほっぽらかしておいた。集中できない子(聞いてるフリができない子、とも言う)はやはりどこにもいるし。しかし、熱心に聞く子達にとっては、とても耳障りだったようなのだ。
一部の男の子らに、ゆるく釘をさす。特に楽しい系のお話でないときには気を付けよう、私も。