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おとなの(?)読書感想文。 絵本から児童書、時代モノ、how to本、ミステリーetc...。あなたの道標になったら幸いです。
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yoruhamijikashi.jpg・・・で、結局、買ってしまった。
『夜は短し歩けよ乙女』
あらすじ、人物紹介などは下記URL参照。
http://www.kadokawa.co.jp/sp/200611-07/

読み出し、第一章『夜は短し歩けよ乙女』においては、何となーく『キリハラキリコ』を彷彿。笑いどころは満載ながらもハチャメチャな感があり、不条理本なのかとも思われました(主要な登場人物をざっと紹介した、という印象が強し)。話らしくなってきたのは第二章『深海魚たち』から。一言で言うなら・・・ヘンで、不思議で、そして何とも愛らしいお話、かな。
物語は主人公である『私(=先輩)』と『黒髪の乙女(=彼女)』の目線で交互に語られ、進行していく。しかし、ふたりに共通の出来事においても、天然キャラである『乙女』と、彼女の目に留まろうと必死な『私』の思考がまるでかけ離れており、笑える。そして、読み手のhanananとしては何度「しっかりせぇ!」と、『私』を突き飛ばしたいような、歯がゆい気持ちに駆られたことか知れない。。。
ヒロインの天然ボケの女子がカワユイという評価が多数であるようなのだが、ホントにカワユイのは男子の方であろう(私的にはだが)。
・・・って、『私』の心情を解っているからそう言えるんだけど。実際、彼がやってることは明らかにストーカー行為であるからして、コレが現実の世界で行われたらキモチ悪いことこの上ない、だろうな。

偶然は必然。
すべてのエピソードは、やがて彼と彼女を結ぶための必然。
ラストがとても爽やかでよかったと思うので、続編なんか間違っても出ないことを切に希望する。

我が家では『黒髪の乙女』が奥の手として会得している、“おともだちパンチ”が流行の兆し(笑)。



YAコーナーにはたまにすごく面白い本がある。今回見つけた本は『ソラトリ』、つまりは『空撮』だ。携帯で撮影した空の写真ばかりを集めた本。某SNSのコミュから生まれた本だそう。・・・ぽけーっと空を眺めている余裕を持てるということはスバラシイ。
いつもいい意味で隙を持っていたいものだなぁと、思う。

ソラトリ ソラトリ
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で、私も早速マネっこしてみる↓。
夕方、家の窓から撮ったソラ。影絵のよう。いい色だなぁ・・・




んで、ようやく本題???である。
正確にはYonda?パンダちゃんではなく、新潮社に文句が言いたい。毎年、夏になると思っていたことである。今こそ言ってしまおう。
『新潮文庫の100冊』ブックレットのラインナップ。調べでは『新潮文庫の100冊』32年間の歴史の中、夏目漱石の『こころ』や太宰治の『人間失格』など、必ず選ばれ続けている本が11冊あるという。プラス今年のラインナップも古典・名作系の本は持っていたり、読んだことがあったりする。そういう人、絶対多いと思うわけよ。
「感想文」を強制された中・高校時代とほとんど変わらない『新潮文庫の100冊』のラインナップにビックリ。中・高生のためには『新潮文庫の名作○冊』とかナントカ、別枠で設けるとか、工夫してくださらないと・・・いい加減マンネリよぅっっ。
・・・とか、文句言っといて、2冊読んで“アロハ~なパンダちゃん柄のブックカバー”をもらおうと思ってる私なのであるんだが。


 

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