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小学生の息子の宿題のメニューは毎日、ほぼ決まっている。
漢字ドリルまたはプリント、計算ドリルまたはプリント、そして国語の教科書の今、勉強してるところの『音読』という組み合わせ。
音読の宿題はただ読めばいいってもんではなく、「間違えずに読めたか」「声の大きさ」・・・など、4項目からなるチェックシートで親が◎、○、△で評価&サインをしてようやく完成するのです。
お母さんの立場としては、「遊びに出かける前に宿題を済ませたまえ」・・・とは一応言うものの、息子はおやつを食べることと、遊ぶためにだけ生きてるような子だから、友達が呼びに着ちゃったりすると、結局、宿題を半端にして出かけることになるわけです。結果、私が忙しく夕食の支度を始める頃になって、音読タイムが始まることになっちゃう・・・それはともかく、毎日毎日、同じ話を聞かされるもので、つまんないのです。採点も基準がわかんないので、ここだけの話、かなりテキトーです。
「何か、飽きちゃうよなあ~」
と、ポロリと漏らしてしまったら、
「うん、オレも飽きちゃったな~」と息子。
・・・だよねえ。いくらいい話だろうと名作だろうと、毎日毎日おんなじ話ばっか読んでたらさ、聞いてたらさ、飽きちゃうよね~。耳にタコが生えてきそうだよ~(にょきにょき)
ふと自分が小学校の頃、『音読』の宿題なんてあったかな、と考える。あったかな・・・記憶にないや(勉強嫌いだったしな~)。少なくとも親が採点することはなかったように思うんだけどな。
そんな私が『スイミー』や『スーホの白い馬』、『やまなし』、中学で習った(多分)詩『晴れ間』、高校の古文&漢文、『扇の的』、『胡蝶の夢』・・・今でも(部分的になら!だが・・・)そらんじることが出来るのは不思議でたまらない。
今日もまた宿題、『音読』あるのか~。
物語だったら、「今日は○○になりきって読んでみましょう!」とか・・・も一歩踏み込んで、「今日は図書館で自分の好きな本を選んで読んでみましょう!」とか言ってくれればいいのに・・・・。
今日は教科書にのってる物語・・・ではなくて、同じ作者陣の手よる別なお話を少しばかり。
フレデリック―ちょっとかわったのねずみのはなし
著:レオ・レオニ
訳:谷川俊太郎
やがて訪れる寒い冬。ネズミ達は食べ物の確保のため忙しく働いています。でもフレデリックはぼんやりしてばかり・・・。と、ここまで読んだら『アリとキリギリス』みたいなんですが・・・。
冬になり、沢山あった食べるものがなくなり、気持ちも落ち込んできた頃、フレデリックが集めていたもの・・・“おひさまのひかり”と“いろ”とが本領を発揮するのです。
これからの季節に読み聞かせにいいかなあ。
花さき山
作:斎藤 隆介
絵:滝平二郎
「やさしいことを すれば 花がさく
いのちを かけて すれば 山が うまれる」
ただ自分を抑えつけて我慢することとは違うのです。あの人の笑顔が見たいから、喜んで欲しいから・・・という思いが花をさかせ、山をうむのでしょう。
誰の目に留まらなかったとしても、山だけは見てくれている・・・きっと、きれいな花を一輪、咲かせてるんだと思うそんな気持ち。子どもも大人も、ちょっと凹んだときに読みたくなる絵本です。
オツベルと象
作:宮沢賢治
絵:遠山繁年
やり手の地主、オツベルは、気のいい白い象をうまいこと騙し、食べるものもロクに与えずに働かせます。夜は檻に入れられ・・・でも、気のいい象のことですから、お月さまに一日の労働の感謝をするのです。しかし、いつしか象は疲れ果て、仲間達に手紙を書きます。「皆で助けに来ておくれ」と。知らせを受け、怒り狂う仲間の象たちは仲間の元へ、オツベルの元へ・・・。
この童話は幼稚園の頃、幼稚園で毎月購入していた“お話ブック”みたいなもので初めて読んだのですが(なので、イメージの本ではありません)もう、とにかく怖くてたまりませんでした。何が?・・・それは動物を使役すること、報復、破滅。
この物語に出てくる白い象の姿は、サーカスで鞭で打たれながら曲芸を見せる象と私の頭の中でダブり・・・以来、サーカスというものに対して恐怖というか嫌悪感をもつようになってしまいました・・・。実は今でもちょっと怖いのです。