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おとなの(?)読書感想文。 絵本から児童書、時代モノ、how to本、ミステリーetc...。あなたの道標になったら幸いです。
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4年生の読み聞かせ。

4クラスの読みをふたりで手分けすることになり、今学期このクラスを読むのは最後。いつもいつも思うことですが、この学年、タイトルを読むくらいまでは後ろでじゃれてる子どもがいたり、“すげぇウルサイ”状況なのだけど、物語が始まると急に静かになります。普通に喋るトーンの声でOK。
楽しい話のときはいいタイミングで合いの手(?)、ツッコミ(?)が入り、実にいい感じ。
5年生になっても、可愛らしくいてくれたまえよ、キミ達。

昨日はウチの子どもらを相手に選本。
予定では『ぼくにもそのあいをください』(著:宮西達也 ポプラ社)を読むつもりだったのだけれども、この本はいい本過ぎて…×。ラストに向かう何ページかが…凄まじく悲しい。読みながら泣きが入っちゃって子どもからダメ出し。

でもって、季節をまるで無視しちゃってるのだけども、『いちょうやしきの三郎猫』を第一候補に、『かえるくんのおひるね』、『おさんぽトコちゃん トコトコトコ』を予備本として持参。
『いちょうやしき…』はネット放浪中、さる方のブログで紹介されているのを見つけました。甘甘なメデタシメデタシでは終わらない、なんと言いますか意外性のある絵本。

いちょうやしきの三郎猫 いちょうやしきの三郎猫
成田 雅子

講談社 1996-10
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家出した「三郎」(←猫)を探して、麻美がたどり着いたのは「いちょうやしき」。帰ろうと促す麻美に、三郎はきっぱりと首を振るのです。
「あなたは、さびしくなるとぼくをよんで、あきればぽい、だ。思いどおりにぼくがうごかないと、ごはんをとりあげる・・・」
刃物みたいな三郎猫の台詞。読んでて私まで思わずどきり。
虫と戯れるよりも絵を描くのが好きであること、甘えるより話をしたい猫であること・・・失って初めて、麻美の目に「三郎」のほんとうの世界が見えてきます。

カエルくんのおひるね カエルくんのおひるね
宮西 達也

鈴木出版 2000-05
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何日も雨が降らず、元気のないカエル君。木の上でお昼寝をはじめます。
と、そこへカエル君をぱくりと食ってしまおうと、次から次へと現れるおっそろしい天敵達。
1ページ目では敵の姿が見えるか見えないかくらいでちょろっと登場、2ページ目で「うわー○○だー」と登場。(カエル君は最後までぐーぐー呑気に眠り続けます)その繰り返し。

4年生にはちょっと幼稚ぃかと思ったのだけど……ウケた^^;。なので、気をよくしてもう1冊大サービス。

おさんぽトコちゃんトコトコトコ おさんぽトコちゃんトコトコトコ
宮西 達也

教育画劇 2007-01
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トコちゃんが歩いてくと……様々な場所に着くのですが、たこ焼き屋のおじさんがタコだったり、“鼻”畑に出くわしたり(しかも鼻毛がはみ出してたり)、噴火じゃなくてオナラをする山にたどり着いたりします。予想外のヘンテコぶりが楽しい絵本。
えへへ。好きだなあ、こういう本。


ぼくにもそのあいをください ぼくにもそのあいをください
宮西 達也

ポプラ社 2006-10
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「愛」なんて言葉はこっ恥ずかしい。だからその単語が連発される恋愛ドラマとか小説は苦手なのだ。だからタイトルに『ぼくにもそのあいをください』だなんて絵本は、やっぱ私的にはこっ恥ずかしいのだが、読み終わる頃にはちょっと、いや、かなり洗脳された。いいよ!愛!!みたいな。
内容は書かない、思い出すと泣けてくるから。

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