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おとなの(?)読書感想文。 絵本から児童書、時代モノ、how to本、ミステリーetc...。あなたの道標になったら幸いです。
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レイ・ブラッドベリを読むのだ~。

『火星年代記』は近所の図書館にはなく(ちょっとホッ)、予約。著者のコーナーはない模様。
ただ、1冊だけあったのが『二人がここにいる不思議』。短編。
これは、ブラッドベリ初心者の入門としてはよかった。
S=少しだけ、F=不思議な世界あり(by:藤子・F不二雄)、暗さなど微塵も感じさせず、しかし読後、ぞぞぞと背筋が凍る話、ファンタジーと盛りだくさん。どれも面白い。

二人がここにいる不思議 二人がここにいる不思議
レイ ブラッドベリ Ray Bradbury 伊藤 典夫

新潮社 1999-12
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印象に残った話を少しばかり。

一番好ましく思ったのは「トインビー・コンベクター」。
「…湖や川はきれいになり、イルカは救われ、クジラの数は増えていた。戦争はなくなり、打ち上げられた太陽衛星が世界中に明かりをともし、月には人が住み…」と、トインビー・コンベクター(タイムマシン)を駆り、100年後の地球を見てきたただ一人の人間、当時30歳だったタイムトラベラー、クレイグ・ベネット・スタイルズは語った。やがて100年の月日が流れ、世の中はタイムトラベラーが「見てきた通り」に様変わりしている。
いつか見た、ミライがそこにあった。
そして、齢130歳になった老タイムトラベラーが語る真実。
嘘からでたまこと、という諺はアメリカにはあるのかな。。。

「バンシー」。
しょっぱなっからホラーテイスト。嵐の夜、若き脚本家が映画監督の家を訪ねるのだけれども…外にはバンシーなる幽霊がいる。バンシーとは歳老いた女の霊だそうな。…でもね、怖いのは身体をもたないバンシーではなくて、生身の人間であることを思い知ることになるのだ。

表題作の「二人がここにいる不思議」。
私のトラウマ怪談話ナンバー3に入っている「猿の手」を彷彿。実はこの話、読み終わって、しばらくたってから怖くなった。読んでるときは終始和やか、爽やかムードでで気が付かなかった。読み返すとそれが逆にめちゃめちゃ怖いってーの。
(でも、「怖がり見たがり」の私としては、ホラータッチの話は外せない)


さて、ここで弱音を吐く。
図書館でリクエストしてた、『火星年代記』届く。
持ち帰りの焼き鳥屋でオーダー入れて、待つこと10分強。その間に「前書き」しか読めなかった私。名作と誉れ高い作品を前に、尻込み。おとーさんからは「次、貸してね」と言われている。先に読んでもらえばよかったな…。
「1999年1月、ロケットの夏」。頑張るぞー。

さらに、「チョコレートをたべたさかな」…他がどっかり届く。
果たしてこれは「単なるいい話」か、と疑問に思う。私は理屈っぽい方である。でもこれはなぁ。。。
考えがまとまらないので、また後日。
こjの絵本、「鉄コン筋クリート」、シロの愛読書であるという書き込みを見た。アジカン抜きにして(ファンなのだ)、こっちも見なくちゃ。。。

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10月はたそがれの国
を高校の時買って・・・
まだ読みきれていません!
この記事を読んで久しぶりに挑戦したくなりました(^~^)
とんぼや・壱 URL 2007/02/18(Sun)17:56:10 編集
Re:10月はたそがれの国
>を高校の時買って・・・
>まだ読みきれていません!
>この記事を読んで久しぶりに挑戦したくなりました(^~^)

何か…ホッとしましたよ。お仲間がぁ~。。。
いやまったく、大御所の作品は敷居が高いっスね^^;。
「10月は…」、そろそろ、発酵・熟成されていい味になってますよー、きっと^^;。
…頑張りましょう、お互いに(T_T)
【2007/02/19 00:27】
ギイがアジカン抜
ギイがアジカン抜きにするのかな?
BlogPetのギイ URL 2007/02/20(Tue)16:25:37 編集
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