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東京は豪雨です。風も強いし、寒ーい。
そんな悪天候の中、今日は5年生に読み聞かせしてまいりました!
『きつねのでんわボックス』 (作:戸田和代 絵:たかす かずみ 金の星社)
これはNHKの某子供向け朗読番組で、いつぞや取り上げられてたので、
知ってる方も多いのではないでしょうか。あらすじはこんな。
子どもを亡くしたばかりの母キツネ、遠くの町の病院にお母さんが入院し、
離れ離れに暮している人間の男の子。
夜毎、古い電話ボックスにやってきては、病院のお母さんの元へ電話を掛ける坊やの姿に、
亡くした子キツネを重ね、優しく見守る母キツネ。坊やと直接の交流はなくとも、母キツネの心は
温かく満たされるのです。
・・・でも、いつかそんな日にも終わりがやってきます。
(悲しい終わり方ではありません、ご安心を)
古い電話ボックスが最後の力をふりしぼって灯すあかりは、私の心も温かくしてくれました。
テレビで観た時は・・・なんだか号泣してしまいましたけど^^;
“お母さん”と呼ばれる方々に是非、オススメしたい本です。
『せいくんとねこ』 (作:矢崎節夫 絵:長 新太 フレーベル館)
いやはや、まったく勝手な話です^^。
魚が一匹。人間と猫とどちらに食べられた方が幸せか、という問題を、
ヒト目線、猫目線で話し合います。さて、魚の気持ちはどうなんでしょうね。
★さて、今年の夏は“魚”絡みの本を他にも何冊か読みましたので、そちらについても。
『いわしくん』 (作:菅原たくや 文化出版局)
見開き2ページに文章が1行といった簡潔さ&インパクトある絵が非常に目を引きます。
釣られて→港から運ばれて→売られて→食われる→そして・・・?
まあ、この話はヒトの立場で書かれてるので、魚は食われちゃって不幸という感じはしません。
別の形になって、別の命を生きる・・・食物連鎖なぞ示唆してると思われますが、
そういうことは子どもが自ら気付く、大人が頭の中だけであーじゃこーじゃ考えれば
ヨロシイことなので、子どもらには教えてあげませんでした。
『焼かれた魚』 (著:小熊 秀雄 パロル舎)
不幸だよ~捕まって食われたら、魚は絶対、不幸だよ~・・・と、思わずにはいられなかった本作。
絵本の体裁ですが、小さな子ども向きではありませぬ。大人のための童話です。
もう、皿にいきなり乗っている魚は、生まれた海を想い焦がれ、外の世界の様々な生き物達に
身体を分け与えながら、海を目指すのですが・・・。みんな、意地悪なんだよね。
折り悪く、その日、我が家の夕食のメニューは焼き魚でしたが、なんでしょう、この罪悪感^^;
それにしても、立場を変えると、悲劇にも喜劇にもなるんだなあ。
食べ物は何でも美味しくいただきましょうね、ってことで。